著者 : 杉原智則
婚約者のギルを亡くし失意のビリーナだったが、その死の真相を探るため帝都ソロンを発つ。ホゥ・ランとも再会し、二人は再びアプター砦へ赴くことになる。 一方、ガルダ打倒を果たしたオルバはタウーリアへと凱旋。束の間の平穏を享受する。しかし、そんな折にメフィウスによるタウーリア電撃侵攻の報が入る。 グールの独裁がますます強まる状況の中、ノウェ&ゼノンやイネーリ、シモンなどの面々も次の一手への布石打つ。 新たな戦乱の到来とともに、オルバとビリーナの運命も再び交錯する!
魔道士ガルダの軍勢からヘリオを奪還したオルバたち。それを端緒にアークス・バズガン率いる西方連合軍はガルダ打倒を目指す。 傭兵の一小隊を任されたオルバは、猛将ニルギフが守るカダインへと向かうことになるが、そこでは恐るべき罠が待ち構えていた。西方全体に広がった戦火は、それぞれの思惑までも呑み込んでいくが── かつてない難敵を前にオルバの抱く覚悟とは? ガルダとの決戦の行方は!?
兄の悲劇を知ったオルバは、その元凶である自軍の将軍・オーバリーへの復讐の念を新たにする。そのオルバが泣くのを目撃してしまったビリーナは接し方を思いあぐね、また帝都からは“皇太子ギル・メフィウス”の正体について疑念を持つイネーリが来訪する。 そんな中、ついに復讐へと動きはじめるオルバ。一方、ビリーナの故国・ガーベラへ隣国エンデの公子・エリック率いる軍勢が進発。開戦まで一刻を争う事態となっていた。オルバは“皇太子ギル”として、そして“オルバ自身”として決断を迫られるが──。
帝都ソロンでの反乱を阻止しますます名声を高めたオルバは、皇帝により辺境のアプター砦へ赴くよう命じられる。そこはかつてビリーナの故国ガーベラに占領され、メフィウスへと返還されようとしている地だった。そしてその機を狙って隣国タウーリアの侵攻が噂されていた。 元剣奴隷の近衛兵などわずかばかりの手勢を率い、ビリーナと共にアプターへと進発したオルバ。一方、ガーベラではエンデ公国との戦端が開かれようとしており、メフィウスの援軍を必要としていた。一触即発の状況の中、寡兵しか持たないオルバがふるう采配とは果たして──!?
初陣で勝利を飾り帝都へ凱旋したオルバ。都では皇帝の専横が目立ちはじめていた。反皇帝派の不穏な噂を耳にしたオルバは、真相を探るため建国祭の大剣闘大会に出場することになる。ガーベラからの使者ノウェ、ビリーナに敵意を燃やす皇太子の義妹イネーリ、オルバを操ろうとするフェドムなど、帝都は様々な思惑の坩堝と化す。 そんな中、オルバは皇太子と剣闘士、二つの役割の間で揺れ動く。一方、ビリーナはオルバへの複雑な想いと、異国の姫という立場の間で思い悩む。はたして二人の関係と帝都を舞台にした政争の行方は──!?
かつて高度な知能を持った竜が支配し、魔素を利用した文明に支えられた世界。 十年の間、戦争を繰り広げてきたメフィウスとガーベラは王族同士の政略結婚により、その長い戦いに終止符を打とうとしていた。 幼い頃、戦争により故郷を追われ剣闘士となったオルバは、瓜二つの容姿をしていることから、婚礼を控えた、うつけと噂されるメフィウスの皇子とすり替わることになる。 一方、勝気なガーベラの姫・ビリーナは、皇子を篭絡して自国の利益を図ろうとひそかに決意する。 そんな二人の婚礼の途中、何者かの襲撃があり!? 二人の思惑と和平の行方は──?
矢島葵が蔓延する“眠り病”にかかる。断続的な眠りの合間に、錬金術師の物語を交換することによって彼女と交流を深める徹だが、やがて容赦なく“その日”はやってきてー。火竜隊の隊長となったトールは、一人で複数の人格を認識し、それによりいくつもの「騎体」を操る“レギオン”となっていた。“異海”との決戦に臨むトールだが、本来の人格に揺らぎが生まれー。境界があいまいになっていく「ぼく」と「おれ」。溶け合っていく二つの世界。すべての謎が明らかになるツインワールド・ストーリー完結。
ぼくー風見徹は図書室で一冊のノートを拾った。その持ち主は美人だけどクラスで孤立している矢島葵で、中には不思議な物語が綴られていた。世間では奇妙な“眠り病”が流行しはじめ、同時に葵の物語に変化が訪れる。そしてぼくは世界に徴かな違和感を覚えはじめるー。おれートール・カザミは“異海”に唯一対抗できる兵器“騎体”を操る騎士になった。“眠り病”をもたらし世界を侵食する“異海”と戦ううちに、おれは自らの過去に疑念を抱きはじめるー。交錯する「ぼく」と「おれ」、そして二つの世界の繋がりとは。杉原智則が贈るツインワールド・ストーリー。
天津学園がようやく“城”としての機能を取り戻した、との知らせを聞き、喜び勇んで天津学園に戻ってきた浅生一馬。だが、彼を待っていたのは、なんと“失脚”だった!?殿様から一気に雑用係に没落した浅生一馬はなんとか復権を目指してがんばるのだが、人望のなさはいかんともしがたく…。一方、謎の組織“箱舟”の陰謀は着々と進行しておりー。煩悩は世界を救うのか!?煩悩ファンタジー、ついに完結。
シーラ率いる部隊の思いがけない攻撃で、アウルは連合軍にとらわれの身となった。一方、シーラのせいで父親を失ったサラは復讐の鬼と化す。全面戦争に突入しようとする間近、アウルは己の心の中にある決心を固めた!
「“祠”は、“城”が何らかの原因で機能停祉に陥った場合、その“城”が本来担うべき結界をいくつか分担して、臨時に肩代わりする聖堂のことです」というわけで、まず壬琴の家に行くことになった一馬だが、行ってみれば、「城主」としてというより、「玉の輿」として大歓迎を受け…。果たして壬琴の操は守られるのか?いや、むしろ一馬の操やいかに!?いろんな事件もありますが、おおむね、一馬は幸せに見えます…。
ノールの地を離れ、新たな魔王城探しを開始したアウル。しかし仲間であるはずの魔法テロリストたちから、敵側のスパイとの疑いが。身の証をたてるため敵側に乗りこんだ彼の行方をふさいだのは、かつての仲間だった!
パリス軍の手による大々的な“魔法使い狩り”、そして教会連合の手によるノールへの新たな陰謀。次々と蹂躙される罪なき人々を、アウルは魔王として救えるのか!? ハンドメイド・マジカルストーリー、第2弾登場!
学園の“最高権力者”として本能のままに行動を続ける浅生一馬。もちろん、みづき、壬琴、美亜としては面白くないのだが、そんな障害はなんのその、一馬は突き進むのである!ある意味、命を賭けて!!というわけで、権力狙いで一馬に猛烈アタックする美人姉妹や、Mっけ大爆発の美人教師、校内での深夜肝試し大会などなど、彩りたくさん煩悩2倍増し(当社比)でお届けします!果たしてこんな“城主”で世界は大丈夫なの?
浅生一馬ー天津学園高等部一年!通称、『ど変態』。または『覗き魔』。あるいは『能無し』。たとえば『名門学園の面汚し』。そんなわけで『あいつに貸したエロ本は必ず数ページなくなっている、気をつけろ』。…それら学園の汚名をほしいままにしてきた一馬が、とんでもない権力を手に入れた!そんな彼の最初の指令は…!?ちょっぴりエッチでかなり無茶な殿様学園ラブコメファンタジー登場。
魔法使いが唯一、安寧に生活できていた領土“ノール”。その場所もいまや異教徒からの侵略にさらされている。まったく偶然に魔王に選ばれた少年アウルが、生まれ故郷ノールを守るためひとり戦いの場に赴く!
目が覚めると丸一日たっていたり、いつのまにか保健室のベッドに寝かされていたり、ぼくの一日が徐々にあやふやになり始めた。さらに現実の世界でも向こうの世界と同じように“言葉”を感じるようになったぼくーいったいぼくはどうなってしまうのだろう…?一方、向こうの世界での王子としてのぼくは、終末を阻止するため、仲間達と聖地に向かう。かつて、人々が住んでいたという楽園へ、“始まりの人々”が築いたという砦へ…!眠るたびに二つの世界を行き来するツインワールドファンタジー、完結。
家のベッドで眠ったはずのぼくがふと目を覚ますと、そこは学校に似た場所で、でも、クラスメイト達は“魔法使い”だの“光霊騎士団”だの“歩み”だの馴染みのない言葉をあたりまえのように交わしていて、しかもそこでぼくはどうやら“王の息子”らしく、でも無能な王子と呼ばれていて…。眠るたびに二つの世界を行き来するぼくーだが、次第に二つの世界が奇妙な一致を見せ始め…!ツインワールドファンタジー、登場。
猪狩遼馬・咲夜親子は、各地に点在する魔杯教団の施設をしらみつぶしにするための旅に出た。だが、どうにも親子の間ですれ違いばかり。これはいけない、もっと親睦を深めねば、と遼馬が選んだ先は、温泉宿!娘と“親睦”を深めるには絶好のロケーションのはずであったのだが…!一方、アルバイトに精を出す須賀弘人の次なる仕事は女子高生のボディーガード。しかしそこでもまたとんでもない事態が…!人気の暗黒ファンタジー第4弾。