著者 : 杉原智則
邪神を討ち倒した英雄ギュネイは、敗戦国ランドール王国の荒廃ぶりを見かねて手助けを重ねるうちに、救世主“黒狼の騎士”として祭り上げられてしまう。そんななか、“純潔の聖女”エリシスの暗殺計画の情報を得るギュネイ。居ても立ってもいられず、ランドールの姫・ミネルバに暇を乞うが…「これまでよくぞ仕えてくれました、と言うと思いましたか?許しません!」「ええっ!?」時を同じくして、それまで沈黙を貫いていた不死騎士団残党が王都に押し寄せてきてー二人の王女の間に立つギュネイ、今こそ決断の時!?邪神王国復興物語、第3弾!
かつて邪神を討ち倒した英雄、ギュネイは、敗戦国となった邪神王国・ランドールの荒廃ぶりを見かねて手助けをし、ついには城一つを奪還してしまった。そんな中、邪神降臨を目論んだ大司教の娘、ロゥラを旗頭とする一団が決起。かつてはギュネイも刃を交えた邪神王国四天王の生き残りを中心に、再び邪神を降臨せんとしているという。他方、ランドール再興の兆しを感じた周辺国からも大部隊が進軍してくる。邪神王国に迫るさらなる危難を前に、ギュネイの取る一手とは?というか、そもそも助太刀してていーのか!?英雄による邪神王国復興物語、第2弾!
邪神カダッシュをこの世に降臨させ、全土統一をもくろんだランドール王国。しかしその野望は達成寸前で六人の英雄によって阻まれた。戦後、現状を探るべくランドールに赴いた英雄の一人“竜戦士”ギュネイ。そこで彼が目にしたのは、戦勝国による容赦ない略奪、狼藉によって荒廃する国土と苦しむ民衆の姿だった。見かねて手助けしたギュネイは、うっかり救世主として名を馳せてしまう。意外としたたかなランドールの姫や、かつて刃を交えた仇敵と正体を隠しながら共闘するのも一苦労、そして対する敵は以前は肩を並べて戦った戦友で?英雄による邪神王国復興物語、開幕!
故郷の山へ戻り、主君である公子レオへの援軍出兵をかけて、山の民最強の戦士ラガとの決闘に臨むクオン。一方、公王の命により謹慎の身となったレオに、敵対する貴族、ダーレンが牙をむく。さらにはアリオン、ディティアーヌ両列強の勢力と結託したオズエルの魔手までもレオに迫る。窮地に立たされたレオ・アッティールは、この逆境を好機と捉え乾坤一擲の策を打つが!?若き主従が戦乱の世を駆け抜ける本格戦記ファンタジー、第4弾!
ある夜、吸血鬼化したクラスメイトに襲われた黒宮尚輝は、危ないところを珠那という少女に救われる。尚輝はそのクラスメイトー東雲かすみを救うため、“ハンター”の珠那と行動を共にすることに。アクリと呼ばれる武器を授けられた尚輝は、ついに、かすみの“主”である吸血鬼の正体を突き止めるが、戦いの果てに命を落としてしまう。ところが尚輝は同じ一日を繰り返し、しかも戦ったはずの吸血鬼は別人へと変わっていてー!?
コンスコン寺院の攻防を制し、ひとまずは外敵を打ち払ったアトール公国第二公子レオ・アッティールは、依然残るアリオン、ディティアーヌ両大国の脅威に対抗するために動き出す。民兵ばかりのアトールにおいて、常設軍たる親衛隊を組織、武装を整え練度をあげる。その矛先は、アトール国内。王家に敵対的な有力貴族、ダーレンに向けられた。速やかに国内を平定し、盤石な体制を築くべくレオは攻勢に出るが、思わぬ伏兵が待ち受けていてー!?若き主従が戦国の世を駆け抜ける本格戦記ファンタジー、第3弾!
大国アリオンのコンスコン寺院攻略軍指揮官にして因縁の相手、ヘイデンに宣戦布告を叩きつけたアトール公国第二公子レオ・アッティール。とはいえ自由に動かせる一兵たりとて持たないレオは、まずは自らの手勢の獲得を目指す。そんな折、アリオンと双璧をなす大国、聖ディティアーヌ連盟がついに動く。両大国の狭間で、レオは勝利に向けた活路を見出すべく知略を巡らす。そして切って落とされるコンスコンの戦い。レオ自身と母国の生き残りをかけた綱渡りの戦いの行方は!?若き主従が戦乱の世を駆け抜ける本格戦記ファンタジー、第2弾!
西のアリオン王国、東の聖ディティアーヌ連盟と二つの列強に挟まれたアトール公国。その公子レオ・アッティールはアリオンへ人質同然で送り出され、辺境の太守のもとで武芸と学問に励んでいた。そして時代は転換点を迎える。アトールと接する中立勢力・コンスコン寺院とアリオンの関係が悪化したのだ。アトールからの援軍パーシー、コンスコンの僧兵カミュ、僻地から来た傭兵クオンは協力して迫りくるアリオンの軍勢に対抗しようとする。その戦いの最中、三人とレオは運命の出会いを果たすー。若き主従が戦乱の世を駆け抜ける本格戦記ファンタジー、開幕!
魔法の国マ・ウアー=コギト。ある日突然にぼくはその国へ迷い込んだ。そこはかつて、クラスメイトの神永くんが語って聞かせてくれた世界そのものだった。悪戯な妖精、巨人な人喰い蜘蛛、ネズミのようなニゼム族、それら全てをつくった、魔法をあやつる女王ー。しかし、世界は危機に瀕していた。魔女が黒い炎で世界を消去しているのだ。立ち向かうのは、憧れていた神永くんの姉にそっくりなコノハさん。彼女とともに、ぼくは幾多の冒険を繰り広げる。神永くんの語りと不思議な一致を見せるマ・ウアーの秘密とは?コノハさんの正体とは?いくつもの謎と冒険が織りなす放課後ファンタジー・ストーリー。
将軍アグロヴァ率いるカーラーン軍の猛攻撃に、撤退を強いられたダークたち。まるで歯が立たない相手を前に、ダークはカーラーンに「寝返る」ことを画策する。一方、ラグナの谷には、離れ離れになっていた聖剣団のメンバーが集結し始めていた。しかし、反撃のためには、フィーネの力、そしてダークの戦略が必要不可欠で!?果たして、ダークとフィーネは再び力を合わせ、運命を切り開くことができるのか!?
「勝てない…」ダークとフィーネの前に、ついに最強の敵が現れた!伝説の竜ドライグを超える力を持つその黒魔法士は、現世と魔界とを繋ぐ“門”すらも開いてしまう。魔物たちが押し寄せようとするなか、ダークたちに起死回生の策はあるのか。一方、ラグナの谷には将軍アグロヴァ率いるカーラーンの大軍勢が迫っていた。ヒエン率いる陸上船モーガウィル号が全速力で駆けつけるが、とうとう谷は赤い炎に包まれてしまいー!?
ラグナの谷に戻ったダークたちは、もう一つの反魂珠を求めて新たな旅に出る。その行き先は、死霊たちの王国が支配する『皆殺しの島』!!死霊たちが王と崇める英雄レイドックの霊と会うため、ダークとフィーネは王国の奥深くへと進んでいくが、その直後に死霊の騎士団の襲撃にあってしまう。フィーネの剣も届かない不死の騎士団を相手に絶体絶命のピンチに陥るダークたちだが、そこに美しき僧侶ロナが現れー!?
聖剣団部隊長のスィー・ランの知らせを受けて湖の王国ベリンダを訪れたフィーネとダーク。ベリンダの女王が、失われた魂を呼び戻す神器「反魂珠」を託すというのだ。女王からその条件を聞いたフィーネは、スィーの忠告に反してすぐさま妖精族の“試練”に挑む。かくして黒魔術との因縁深い“ガクレオの城”に向かったフィーネたちだが、そこには神話の時代から続く恐るべき真実が待ち受けていたー!?
ダークとフィーネによる“二代目”聖剣団の活躍で、つかの間の平和を取り戻したラグナの谷。しかし、水面下ではカーラーン軍の新たな刺客が谷に潜入し、密かに活動を開始していた。ダークが偶然知ってしまったその驚くべき作戦とは!?時を同じくして、フィーネの耳に初代聖剣団メンバーの“竜殺し”ラッセルが谷に戻るという知らせが入る。だが、帰還したラッセルの周りには夥しい数のカーラーン兵がいたー!?
「おまえ、わたしのものになりなさい」「は?」お調子者の初級魔道士ダークは、無敵の傭兵騎士団“聖剣団”の若き女剣士フィーネによって、無理やり団員にさせられる。だがラグナの谷を守るその騎士団は、今や弱小の“二代目”となっていた!フィーネの下で聖剣団復活に付き合わされるダークだが、そんな矢先に禁断の黒魔術を操るカーラーン国の“魔軍”がラグナの谷に侵攻しー!?谷が危機を迎える中、ダークは思わぬ作戦に出る。
皇帝グールとの謁見を切り抜け、隣国エンデの救援へと向かうオルバ。折しもエンデの次期大公・エリックは東の大国アリオンの皇太子・カセリアの陥穽にはまり窮地に立たされていた。一方、帝都ソロンでは皇后メリッサがグールをも強引に連れ去って竜神教の神殿に立てこもる事態となっていた。うかつに手を出しかねる緊迫した状況の中、ガーベラより帰還したビリーナが神殿への使者の役を担うことになる。メフィウスの未来をかけてそれぞれの戦いに臨むオルバとビリーナ。二人の運命ははたして!?英雄への道を描く戦記ファンタジー、堂々の完結編。
皇帝グールに対しついに反旗を翻したオルバは、辛くも緒戦に勝利しビラクを手中に収めた。帝都ソロンでは皇帝の専横がますます目立ちはじめ、メフィウス国内の風がオルバに吹き始めるかに見えた。しかし、隣国ガーベラとエンデでも内紛が起き、それがメフィウスにも影響を与え始める。ネダインでの反乱、そして竜神教の不穏や動きなど刻々と変化していく緊迫した情勢の中、オルバが選ぶ次の一手とは。そしてビリーナの覚悟とは。英雄への道を描くファンタジー戦記、第10弾。
西方より舞い戻り、“皇太子ギル”として復活をとげたオルバ。ビリーナとも再会を遂げた彼は、近い将来に起こるであろう戦いに向け準備を進めていく。一方、帝都ソロン。皇帝グールは帰還したギルを偽物と断じ、老練な将軍フォルカーを司令官とした一軍をアプターへ差し向ける。圧倒的な戦力差のなか、皇太子として反皇帝の狼煙をあげなければいけないオルバは、寡兵をもってして鮮やかな勝利を得るべく策を練る。両軍はついに激突の時を迎えるがー。英雄への道を描くファンタジー戦記、第9弾。