著者 : 杓子ねこ
社交界デビューの準備を進めるマルグリット。 ある日、亡き母の実家から財政援助をお願いされるが何か様子がおかしい。 調べるうち因縁の妹イサベラとも再会することに! しかも招待されたお茶会では嫌がらせまで!? そんなマルグリットを慰めようとルシアンはいつも以上の過保護っぷりで…… 「君と、本当の夫婦になりたい」 二人の関係も進展がーー!?
政略結婚の後、絆を深め愛し合うようになったマルグリットとルシアン。 だが晩餐会で隣国の王女ヴィオラに、マルグリットが第三王子ノエルの愛人だと因縁をつけられる! そこで夫婦の愛を証明するため、ヴィオラを屋敷へ招き二人のいちゃいちゃを見せることに!? するとルシアンは、マルグリットの想像以上に甘やかしてきてーー夫の愛が強すぎます!?
精霊の加護を受け、エルバート王国に繁栄をもたらすと言われる聖女。だが今や、聖女ですら精霊を信じてはいない。シルフィアは、本来の聖女マリリアンヌが遊び歩くあいだ神殿を守る役目を押しつけられる。ただいるだけの“お飾り”と言われながらも真面目に聖女代理としての責務を果たしていた彼女にある日、夢の中で精霊たちの声が聞こえてきて…!?
家族から虐げられる伯爵令嬢マルグリットは、王命で敵対する公爵家の次期当主ルシアンと政略結婚することに。 「お前を愛するつもりはない」 「わたしも愛する気はありませんので、どうぞご心配なく!」 「……」 冷遇されても明るく振る舞うマルグリットにルシアンは次第に心を開き、妻を愛するようになるがーー不器用な二人のすれ違いは続いていき!?
隣国オリオンとの事件から数カ月後、ヴィンセントやエリザベス、ハロルドたちは王立アカデミアを卒業する時期が近づいてきた。卒業式と一緒に近づいてくるのは、ヴィンセントとエリザベスの結婚式である。新妻エリザベスを王宮に迎えるべく、ヴィンセントは準備を始めるが、突如キング・ケットシーが現れ魔力による攻撃を受けてしまう。目が覚めたヴィンセントは、記憶のなかで“一番大切なもの”を封印されており…。片思いもすれ違いも終わり、婚約者から妻へー、ふたりの愛が実るッ!
婚約者エリザベスに悪役令嬢フラグを立てようと目論む連中を、見事ねじ伏せた王太子ヴィンセント。困難を乗り越え、結果お互いの距離がグッと近くなった?ような気のするヴィンセントは一世一代の決心で告白するが…。そんな中、かつての恋敵が見る影もないほどグレードアップして降臨!さらには隣国の王子が来訪しー。婚約者のいる身の女性に手を出す節操のない輩共が、再びかわゆいエリザベスに群がり出す!結局両思いなので傍から見たらただイチャついてるだけの、すれ違い過ぎロマンスファンタジー開幕!
「エリザベス・ラ・モンリーヴル公爵令嬢。君との婚約は破棄させてもらう!」突如として、エリザベスは王太子ヴィンセントから婚約破棄を言い渡される。そのヴィンセントの傍らでニヤリと笑う正ヒロインのユリシー嬢。まんまと嵌められたエリザベスは、このまま“悪役令嬢”の末路である破滅の輪舞曲へと堕ちていく…。-と皆が思った矢先、急にヴィンセントが正ヒロインを糾弾しはじめたぞ!?これは、ちょっと残念なイケメン王子・ヴィンセントが、溺愛しまくってる婚約者・エリザベスの悪役令嬢フラグをあらゆる手段を使ってへし折り、時に二人で無駄にイチャつく愛の物語!書き下ろし「ライバルはネコ」「おいしいご飯を食べよう」。