著者 : 柏みなみ
ラウルの婚約者となったパレンティア。婚約式に向けてラウルに相応しい女性になるために、脱引きこもりをしてアカデミー講師をはじめると……同僚との関係を嫉妬され、図書館で抱きしめられたり、中庭でご飯を食べさせられたりとラウルの過保護が増しているような? そんなある日、楽しみにしていた婚約式の延期を王太子に命じられてしまいーー!?
強欲な悪女と噂されるも、実際は地味で魔道具オタクの伯爵令嬢パレンティア。 ある日、森で公子の妹を助けたことで令嬢たちの憧れの的であるラウル公子から婚約を申し込まれてしまう! 平穏な引きこもり生活を守るため噂通りの悪女を演じて婚約を阻止しようとするも 「俺は貴方に遊ばれるなら本望ですよ」と悪女(オタク)な私を気に入ってしまったようで?
貴方がくれたすべてを、もう誰にも奪わせない! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 聖女による浄化の儀式をきっかけに、 自分が《日輪の魔女》だと確信したフリージア。 そして同時に、それを周囲にも気付かれてしまった。 「お姉様が、日輪の魔女でしょう?」 殺された日の妹の言葉と恐怖を思い出し混乱する彼女に、 ヴュートは自分も二年前からの回帰者であることを明かし、 二人は互いの秘密と想い打ち明け合う。 しかしそこに、娘を取り戻そうとするフリージアの父と、 《日輪の魔女》を亡き者にしようと ずっと狙っていた継母がやってきて……!? 家族との対決、そして二人の恋の行方は──? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 逃げたい令嬢×ヤンデレ騎士 溺愛逃避行ロマンス コミックサイトPASH UP!にて コミカライズ企画も進行中! 18、限界 19、消えた取り巻き 20、日輪の魔女と聖女 21、回帰者 22、あの日の記憶 23、父の再来 24、カルミアの企み 25、祖母の選択 26、隠された贈り物 27、魔女は消える 28、守りたかったもの 29、私にできること 30、見捨てられた地 31、英雄は希う 32、帰る場所 エピローグ 書き下ろし番外編 堕ちたカルミア〜回帰前の世界の結末〜
奪われ殺される前に私から全部捨てる! はずが……英雄騎士が逃がしてくれない!? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「彼が本当に貴女を愛してると思ったの?」 公爵令嬢のフリージアは死の間際、妹のカルミアに 婚約者である騎士・ヴュートの裏切りを告げられる。 腹違いの妹として邸に来たカルミアは、 聖女と判定されて以来、フリージアから家族も、友人も、 婚約者も、最後には命まで奪った…… はずだったのに、気付けばフリージアは二年前に回帰していた! 惨めすぎる死を回避するため、 すべてを捨て一人で生きようとするフリージア。 ところが婚約者のヴュートはなぜかフリージアに固執し、 前回と大違いの甘さと色気で迫ってきて……!? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 逃げたい令嬢×ヤンデレ騎士 すれ違い愛憎ロマンス <登場人物> ●フリージア=ソルト 三大公爵家の一つソルト公爵家の長女。 元々は快活なお転婆少女だったが、 妹のカルミアと比べられ理不尽な仕打ちを受けるうちに 明るさを失っていた。 カルミアに殺され死に戻ったことで、 二回目の人生は一人で生きると決意する。 ●ヴュート=シルフェン 公爵家の嫡男かつ王国騎士団の副団長であり 《聖剣》を手にした国の英雄。 フリージアに惚れて婚約したものの、 距離を詰めることができないまま彼女を失ってしまったことを後悔し、 大胆な行動に出る。 ●カルミア=ソルト フリージアの腹違いの妹。 可憐な見た目と《聖女》であることで周囲から持て囃されているが、 神事の準備や学校の課題などはすべてフリージアにやらせている。 0、裏切りを知る 1、回帰する 2、届かなかった贈り物 3、英雄は帰還する 4、英雄は裏切りを知る〜回帰前・sideヴュート 5、英雄は回帰する〜回帰前後・sideヴュート 6、失われた記憶 7、シルフェン邸 8、二人の距離 9、広げられない距離 10、婚約指輪 11、カルミアの神事 12、英雄は恐怖する 13、油断 14、カルミアの奢り 15、神事見学 16、父の怒り 17、カルミアの誤算 書き下ろし番外編 恋に落ちたカルミア〜回帰前の世界で〜
愛人騒動の誤解が解け、正式にレオンの婚約者となったティツィアーノ。 想いを通わせたことで「毎日、どんどん君を好きになっていく」とレオンからの甘いスキンシップに翻弄される日々。 今度は気持ちよく結婚式を迎えられると思っていたけれど……レオンと昔馴染みの皇女は花嫁がティツィアーノなのが不服なようで……? 挙式前に波乱の予感!?
騎士であることを理由に元婚約者に振られるも憧れの公爵様に求婚されたティツィアーノ。しかし結婚式当日、公爵様に恋人がいると聞いてしまい…「私も素敵な男性と幸せになってやるわ!」そう誓い式場から逃亡したティツィアーノが愛される女性になる作戦を立てる一方、公爵様は「他の男が彼女に触れるのは許さない」と結婚を諦めていないようで?