著者 : 榎本快晴
「愚かなる人類に、千年の猶予をくれてやる」勇者に敗れ千年の眠りについた魔王ゼルフェリオは予定より10年早い990年後に目を覚まし驚愕した。ミサイル、衛星照準型レーザー、生物化学兵器…人類は魔王迎撃に備えて超進化を遂げていた!剣と魔法で戦っていたあの頃は良かった…潔く敗北宣言するため赴いた対魔王義勇軍REXで、何故か次代の勇者と勘違いされ、世界最強の魔法少女・ベルカと共に暮らすことに。勇者候補となった魔王改めゼオは、魔王滅殺を掲げ倫理観を捨て去った人類を目の当たりにして決意するーこんな人類、やっぱり滅ぼしたほうが良くないか?復活魔王の不遇コメディ!
盗掘家アランが遺跡で見つけた杖、それは世界を救った大英雄“不没の銀月グレイ”の魔法遺物だった。そして手にした瞬間、声に導かれるように辿り着いたのは…かつて英雄グレイが生きていた、1000年前の時代!?英雄譚にひそかに憧れていたアランは、グレイを捜し出して、杖を高値で売りつけようとするのだけれどー「お掃除ですか?買い出しですか?なんでもお申し付けくださぁいっ!」肝心の英雄様は、魔法学院に入学できなかった稀代のポンコツ少女だった!どうやら後世に語られる英雄譚は、彼女が見栄のためについた嘘八百。だったら…歴史通りに世界を救わせて、伝説の大英雄にするしかない!
レーコたちはかつて邪竜が暮らしていた森を訪れていた。そこに何故か、ドラドラ、ライオット、魔王軍の幹部を名乗る少女・操々が現れ!? さらには魔王討伐の一報まで!? 邪竜、ついに厄介事から念願の解放か!?
望みはただ一つ、働きたくない。皇位の『譲り合い』勃発!ニート気質の第四皇子・四玄は、ある日いきなり次期皇帝の指名を受けてしまう。やる気のない彼に指名が回ってきた理由はごく単純ー他の皇子たちもまた、クズ揃いだったのである。街頭露出行為に走る者、売国行為を仄めかす者、仮病で血を吐く者。卑劣な策略に出し抜かれ、四玄はあれよあれよという間に次期皇帝の筆頭候補へと追い込まれてしまう。そんな中で四玄が打った逆転の秘策は『城下で拾ってきた少女を第五皇子にでっち上げる』というものでー!?バカしかいない新感覚異世界コメディ、開幕!
水路の町セーレンを発ち、再び魔王討伐の旅に出た邪竜(仮)レーヴェンディアとその眷属の娘レーコ。 しかし彼らが訪れた小国アスガで『邪竜が国王を襲う』事件が勃発!? もちろん身に覚えなどないレーヴェンディアが出会ったのは、自分こそがアスガ国王であると名乗る謎の女性で……? 邪竜を崇拝する秘密結社や“忌み子”とされる王妹の思惑も絡み合い、今回も邪竜とレーコは大騒乱!? だからわし、邪竜じゃないんだってば!!!!
「どうぞ私をお召し上がりください邪竜様」 「そう言われても困るのう。わし草食なんだけど」 突如現れた少女に、ドラゴンは困惑していた。 少女の魂と引き換えに、魔王を討つ手助けを……って言われてもただの人畜無害な草食ドラゴンなんじゃが?! しかも生贄を村に帰す為についた適当な嘘のせいで、少女がありもしない"邪竜の魔力"を発動しーー!? 邪竜(認定された無害な草食ドラゴン)と勘違い少女の、『魔王討伐の旅』始まる!?