著者 : 水瀬葉月
ン・イゾイーが転校してきたのも束の間、世間はバレンタインの季節を迎える。渦奈にあれこれと扇られたフィアをはじめ、おのおの願望まる出しなチョコお渡しシチュエーションの妄想をふくらませるが!?そんな折、研究室長国の日村素直が教師として学校に復帰してくる。しかも、彼は思わぬ人物を伴っていてー。さらには一同の前に蒐集戦線騎士領の騎士が立ちはだかる。「実にグッデスト!」とか変な言い回しを操る彼女は、しかし“最強”の呼び声もある強敵だった。バレンタインも大変な第10巻。
浩介の目の前でいきなりスカートの裾をぎりぎりまで捲り上げる、ちょっと不思議な女の子・涅槃皇終。入院から復帰して医術部に戻ってきたのはいいものの、彼女の親友の宇奈月仁央が“耽溺症候群”に感染していることが発覚。医術部の面々はその治療の一環として色々な部活の手伝いをすることになる。プール掃除ではハプニング連発、美術部のモデルでは恥ずかしい格好をさせられたりと苦労しつつも治療を順調に進めていくが、仁央に近づく怪しい男の影がありー。水瀬葉月が贈るフェチ系美少女学園ストーリー、第2弾。
私立千歳井高校。那霧浩介が転校初日に連れていかれたのは医術部というちょっと奇妙な部活だった。部長・藍坂素敵。ちっちゃくて白衣を纏いメスを持ち、やたらと元気な女子。部員その1、宵闇ヶ原陰子。傘を異常に溺愛するお嬢様。部員その2、黒崎空。いつもご機嫌斜めな金髪ヘッドホン女。三人ともかわいいのはいいのだけど、藍坂はなぜか手術をさせろと迫ってくる。一方、街では“耽溺症候群”なるものが蔓延していて、その影には“おはなしやさん”の存在がありー。『C3-シーキューブー』の水瀬葉月が贈るフェチ系美少女学園ストーリー。
フィアが子犬を拾ってきちゃったり、黒絵がなぜか制服姿で高校に潜入してきたり、サヴェレンティと春亮が“白穂公認・お買い物デート(ハレンチ防止隊付き)”をすることになったり!?もちろんそれらすべてが大騒動に発展するわけで、今日も夜知家は厄介事の連続!「電撃文庫MAGAZINE」に掲載された作品のほか、ネコミミ錐霞の大捕物や、初めて語られる『このはと黒絵の昔の話』など、書きおろしを含めた全6編でにぎやかにお届けする『C3』初の短編集。
フィアと白穂は強大なる敵に立ち向かうべく、夜の夜知家に集う。その敵の名はー「期末テスト」。このはと錐霞が先生役になり黒絵とサヴェレンティが応援する中で、粛々と勉強に励む一行。しかしそこに謎のオドオド少女やらスコップジャージ教師やらが乱入し、勉強会は思わぬ方向に転がりはじめ…?果たしてフィアと白穂の試験結果は!?試験が終わればプールで打ち上げ!色とりどりの水着の中に、あの意外な少女の水着姿も加わって、目が離せない展開に…っ??カオスな勉強会に嬉し恥ずかしプールにと、もりだくさんでお贈りするシリーズ第6巻。
体育祭、いよいよ目前!!はじめての大イベントに、大張り切りで創作ダンスの練習に励むフィアたちのもとにやってきたのは、「…ふえ」不思議な声を漏らす、ぼんやり無口なはにかみ少女。ちょっと変わったトコロもあるこの子、なーんかミョーなニオイがするんだけど、もしかして…?そんなこんなで新たなメンバーも加わって、体育祭の行方や如何に!!?飛んで跳ねて走って踊る!競技もハレンチイベントも盛りだくさん!?でお送りする、第4巻なのですっ。
フィアがやってきてから二難去って、ようやく落ち着きを取り戻した夜知家。しかし、春亮とこのはが外出したその間に、「ソレ」は家の中へと忍び込み、ひとりでお留守番中のフィアの背後からそっと近づいてー…カサリ。微かな物音に異変を察知したフィアはルービックキューブを取り出すが、「ソレ」-黒髪の幼女ーは自分の髪でフィアを縛り上げ、宙づりにして…こちょこちょくすぐりまくった!?春亮と知り合いっぽいこの女の子って、一体誰だーッ!?第3巻の登場。
宅配便で届いた謎の黒い箱と、その夜に現れた煎餅泥棒少女(全裸)・フィアにまつわる騒動が終わってほっと一息。ようやく平穏な日常が訪れた…かと思いきや、そこに新たな宅配便が!?イヤな予感がしつつも箱を開けると、案の定、真新しい女子制服が入っていて…。かくして春亮と同じ高校に編入することになったフィア。もちろん一筋縄でいくはずもなく、初登校日にはドジっ娘な美少女が現れて、さらなる大騒動が巻き起こる!?水瀬葉月&さそりがためで贈る第2巻。
海外の父親から宅配便で突然届いた、超重い謎の黒い立方体。一体何なんだろうと訝る夜知春亮は、なんだか厄介事の気配を感じつつ、ソレを適当に放置した。-その夜。目を覚ました春亮は不審な物音に気付く。もしや泥棒…?緊迫した空気の中、見つけた侵入者は、月明かりに照らされた、幻想的なー「全裸の煎餅泥棒女っ!?」-なのだった…!おかしな出会いから始まる、水瀬葉月の新シリーズ登場。
もう動かない寝々、静かに眠りにつくレンテンシア、それらを見守る天の星々-残された澪と冥子は、痛苦と引き替えに得た様々な終焉を想っていた…その時。突如現れたある人物が、寝々の体を、その根源闇滓とともに奪い去った。信じがたい人物の信じがたい行動に驚く二人。さらにひょんな事から、チャイナ服の謎の双子姉妹にも付け狙われることになり、澪と冥子は新たな選択を迫られるー。
あの大雨の日から二週間。道を歩いていた澪は突然ドロップキックで首の骨を折られ、半ば「殺され」た。手を下した妙に長いポニーテールのチャイナ服幼女は、澪に向かっておかしな言葉を言い放つー拙者様は「正義の味方」であり、劣悪を正殺するものである、と。明らかに代替魔術師であるはずの彼女の真の目的とは、一体…?新たな痛みの物語が、今、始まるー。
これは、ぼくと彼女の前に突然現れた、ひとつの大きな「連鎖」の話だ。クラスの空気でしかない少女の告白という何の変哲もない「普通」から生まれる、無意味な「特別」の連鎖ー。滅びた魔術種達。種の復活を賭けて行われる、人間を代役とした争い。それらの存在を知ったぼくの横で、魔女種族の代替魔術師となった彼女は戦う。そして戦うために行い続ける。哀しい微笑で、哀しい自傷を。「普通」と「特別」が混濁し、ぼくたちの眼前に残ったのは、ただ無慈悲なー第10回電撃ゲーム小説大賞“選考委員奨励賞”受賞者が贈る最新作。
かつて優しい父がいた。愛に溢れた母がいた。そして彼らの間で幸せな日々を送る幼い少年がいた。だが、全ては失われてしまった…。逃がし屋・逆貫絵馬が引き受けた仕事における最悪の失敗。取り返しのつかない過ち…。そしていま、また一つの幸せな家族が引き裂かれそうになっていた。絵馬は結界師としての全ての力を使い、家族の幸せを分かつ者ー5人の妖狐の王が治める里へ戦いを挑む!倫太郎の家族を救えなかった、あの過去の悪夢を蘇らせないためにも…。第10回電撃ゲーム小説大賞「選考委員奨励賞」受賞作、第3弾。