著者 : 流星香
八重垣透真ー男子高校生。兼、陰陽師。同級生の辰慶に仕え、二人の主従関係は(色々な意味で)学校名物になっている。ある日、子犬を拾った透真だが、その正体はなんと式神!なぜか透真が子育て…もとい式神育成をすることになるが、式神は人型になるとオレ様に豹変して!?「使役されてやるぞ、トーマ!」-波乱必至の同居生活、はじめます!?
皆の記憶から消えた清志朗ー蒼司朗の前に現れたのは、その彼にそっくりな“魔界侯爵レラジエ”だった!圧倒的な力を前に、己の無力さを痛感する四神の戦士たち。悪魔の出現により、帝都は最大の危機に見舞われる!!そんな中、篠原勇輝は「お庭番」の力の本質に気づくが…?そして蒼司朗もまた、ひとつの決意をしていた。「オレの清ちゃんを信じる!」少年の運命が花開く、お庭番第四弾!!
首都・帝都。ここには異形の蟲と、それと戦う四神の戦士たちがいる。ひょんなことからピヨ四神に選ばれた高校生の望月蒼司朗も、そんな戦士の一人「奥庭のお庭番」だ。六月。夏服に身を包んだ蒼司朗は、気持ちも新たに修行に励む毎日。ところが、次期帝である若様が行方不明になったとの報せが!蒼司朗はピヨ四神と一緒に若様捜索に向かうが…?四神の守護する地で少年の運命が花開く!!
蒼司朗はピヨ四神を連れ、清志朗と菓子を買いに行くことに。途中銀行へ向かえば、突然強盗集団が襲来!枝打ち斧を預けた清志朗と離れ離れになり、人質となった蒼司朗。さらにそこには、望威にハイムエンデ、桐生瑛二の姿が!!騒がしい人質たち大集合の中で、強盗の目的を探るべく、じっとしていた蒼司朗ーその前に、“彼”が現れて…!?少年の運命が花開く、お庭番シリーズ第十九弾!
お庭番・望月蒼司朗は、今日も元気にピヨ四神と帝都の事件解決!一方、自分の失敗にへこんでいた桐生瑛二はある夜、不思議な夢を見る。ハイムエンデによく似た男から「目障りだ」と言われ、目が覚めるとーなぜか真っ白な子ウサギになっていた!訳もわからず帝都を走り回る瑛二だったが、その途中『お庭番』襲撃計画を耳にして…!?少年の運命が花開く、お庭番シリーズ・第十八弾!!
『お庭番』として活躍する蒼司朗の元へ突然の来客が。それは幼い頃の蒼司朗をよく知る、巌手の若様・安部孝信だった!「頑張ってる姿を見にきた」と行く先々で兄のような存在の孝信に見守られ、妙に恥ずかしい蒼司朗。しかも、あまり構ってもらえないピヨ四神はご機嫌斜めだ。そんなとき、孝信が「一緒に巌手に帰ろう」と言いだして…!?少年の運命が花開く、お庭番シリーズ第十五弾。
望威により引き起こされた、帝都の長雨。事件解決に尽力した蒼司朗は清志朗、望威と共に帝都大学附属病院に入院することになるが、その日の夜、不思議な夢を見る。前任のお庭番との出会い、砂をかきわけ必死に何かを探す望威ー添い寝するピヨ四神の力で『過去』を垣間見た蒼司朗は、改めて望威に『緑の石』を欲する理由を問いただし…?少年の運命が花開く、お庭番シリーズ・第十三弾。
雨が降り続く春の帝都。二年生になった蒼司朗は『お庭番』として不審者を撃退したり、おかしな後輩・望威に追い掛け回されたりと、相変わらずの毎日だ。ところが、帝都の雨はなかなか降りやまない。疑念を感じた小此木神官長は帝都城下を調査させ、これは人為的な降雨ではないかと疑いを持つ。こんなことができるのは、“彼”しかいないー!?少年の運命が花開く、お庭番シリーズ・第十二弾。
帝都学園の入学式。新入生に声をかけられた蒼司朗は、それが前日出会った、半べそをかきながら迷子を探していた異国の青年だと気づく。望威と名乗る彼が後輩だったことに驚くも、逆に「こんなニ小さくて可愛いノニ先輩!?」と驚かれて激怒。ところが望威は笑顔で「緑ノ石を譲ってくれないト帝都が大変なことになるヨ」と言いだして…?少年の運命が花開く、お庭番シリーズ・第十一弾。
春本番。卒業式を終えた帝都は、多くの人間が去り、また新学期のためにやってくる、『引っ越し』の時期だ。浄化のために『蟲呼びの夜』も行われる。庭師の修業をしていた蒼司朗はピヨ四神たちと一緒に様々な植物が芽吹く季節を楽しんでいたのだが、そこにやってきた玄武の戦士である蔵田実親から「アルバイトをしないかい?」と言われてー?少年の運命が花開く、お庭番シリーズ・第十弾。
三月、帝都では総選挙が行われていた。「桃花祭」と呼ばれる白百合女学院卒業式の代表生徒を決めるのだ。結果はもちろん、朱雀の戦士・芙蓉薫子!式当日、お祝いに駆けつけた蒼司朗と清志朗、ビヨ四神たち。しかし、薫子が若様から代表生徒の証である宝冠を授与された瞬間、謎の『怪人黒マント』が現れ宝冠を奪い去ってしまった!!不埓な泥棒許すまじと、大切な宝冠を取り戻すために走りだした蒼司朗だったがー行く手には、様々な罠が!?少年の運命が花開く、お庭番シリーズ・第九弾。
立春を間近に控え、蒼司朗はピヨ四神や清志朗たちと一緒に、和やかな日々を過ごしていた。ある日、帝都学園中等部の寮に向かった蒼司朗は、相変わらず喧嘩腰の安藤奏と遭遇。ついドタバタを起こしてしまうが…それに巻きこまれた神官の荷物が台無しに!その中身は「節分祭」で行われる鬼舞の、大事な衣装だった!このままでは、帝都の穢れを祓う「節分祭」が開催できない。急遽、小此木神官長が安藤奏の鬼舞の相方に指名したのは蒼司朗!?少年の運命が花開く、お庭番シリーズ第八弾。
三箇日も過ぎ、新年の賑わいも一段落した帝都では「御前試合」が開催される。四神神社対抗で霊力を用いて競い合い、帝や若様の前で日頃の鍛錬の成果を披露するのだ。神官候補生ながら、御前試合に出場することになった蒼司朗が組分けのくじを引くと…篠原勇輝が率いる『白虎神社組』に決定!それぞれの神社にはピヨ四神たちも参加し、四神の戦士が大将となって頂点目指し大決戦!優勝者には、美味しいご褒美が!?果たして栄冠は誰の手に!少年の運命が花開く、お庭番シリーズ第七弾。
新年を迎え、賑わう帝都を満喫する蒼司朗とピヨ四神は、妙に爺くさい喋り方の子供に出会う。この子供こそ、大英皇国からの親善大使・アンジェ姫だった!何やら怪しい男たちに狙われているらしい姫を、無事に帝都城へ送り届けた蒼司朗。だが後日、小此木神官長から緊急呼び出しが。すっかり姫に懐かれた蒼司朗に、一日付き添いをしてほしいという。四神の戦士に、若様も一緒に出向いた遊園地は…姫を追う賊や護衛の公儀隠密たちが入り乱れ!?少年の運命が花開く、お庭番シリーズ・第六弾。
師走。年末に向けて慌しくなる帝都では、一年の穢れを祓う大祓の行事前に大々的な「蟲呼びの夜」が行われる。冬休みに入った蒼司朗も、修業にピヨ四神のお世話にと大忙し!しかし新嘗祭の夜以来、清志朗の様子がおかしい。何か隠しごとをしていないかと問う蒼司朗に、清志朗の答えは「してるよ」-!!そんなぎこちない二人の様子に気づいた周囲の反応はそれぞれで…?優しい人たちに、想いに、触れて彼らは(ピヨ四神も!)成長していく。少年の運命が花開く、お庭番シリーズ・第五弾。
実りの季節を迎えた帝都では、豊穣を祝う新嘗祭が大々的に行われる。蒼司朗も望月造園が屋台を出すと聞いて、ピヨ四神と一緒に心躍らせていた。しかし、賑わう祭事は帝を狙う格好の場でもあるのだ。続々と現れる不埒な輩を捕縛する中、小此木神官長は帝都神社へ運ばれる供物に、蟲入りのメロンが仕込まれたことを知る!神官や四神の戦士たちは祭りで手が離せないとなれば、動けるのは蒼司朗だけ!?蒼司朗とピヨ四神の蟲大捜索が始まった!少年の運命が花開く、お庭番シリーズ・第四弾。
帝都城のお庭番となった望月蒼司朗は、学生らしく高校生活を送りながらも、庭師としての修業やピヨ四神のお世話で大忙しな日々。そんな彼に、創立記念日にキネマを観に行かないかとのお誘いが。せっかくの休日、帝都観光も兼ねて徒兄弟の清志朗や同級生たちと共に城下に出かけた蒼司朗だったが、初めてのキネマ鑑賞にピヨ四神が大興奮しはじめる☆一方その頃、若様の体調が突然の悪化…それは、帝都に蟲の穢れが溜まっている証なのだが!?少年の運命が花開く、お庭番シリーズ・第二弾。
首都・帝都。穏やかな夜の裏側で、人々の血肉を喰らおうと跋扈する異形の蟲と戦う、四神の戦士たち。しかし彼らの頂点に立つはずの、四神すべてに認められた戦士の座はもう何年も空いたままだった…。そんな時、一人の少年が現れる。彼の名は望月蒼司郎。一流の庭師を目指し、帝都城に試験を受けに来たのだ。課題として与えられた庭は荒れ放題☆愛用の枝打ち斧を片手に整備した庭には、やたらと人懐こいちび動物たちがいて!?四神が守護する帝都を舞台に、少年の運命が大きく花開くー。
武庫川右京の母・葉隠咲良を死に追いやると同時に封じられた術師・東条秀真が、現代の塔京によみがえった。陰陽寮を襲撃し甚大な被害を与えるとともに、滅した妖獣の力を取り込み強大化する東条秀真。母の仇との決戦に赴いた右京を追い、綱紀は極寒の不二山に向かうのか、それともー!?物語は、予測不可能のクライマックスへ。