著者 : 猫鍋蒼
「最初で最後の星戦だ。すやすや寝ているがいいさ、星の大敵」 帝国と皇庁ーー永きに渡り対立していた二国が、災厄と魔女イリーティアという"共通の敵"を前に手を組んだ。天帝ユンメルンゲンと女王ミラべアの対話を経て共同戦線を張り、それぞれ精鋭を連れて星の中核を目指すことになった両国。当然イスカとアリスも別ルートにて行軍することに。 「いい、イスカ! どっちが先に星の中核に着くか、勝負よ!」 しかし星の深淵で待ち受けていたものは、天帝の予想を超える禍々しき怨念だった。細音啓が放つ大人気ファンタジー第16巻。行こう、星の戦場へ。
ーそれは、聖戦に至れなかった物語。太陽の帝国侵略をイスカたちが阻止した結果、奇しくも帝国にて三王家の王女達が集結した。魔女・イリーティアの打倒を誓う王女たちが帝国との協力を決意する中で、女王・ミラベアもまた一つの決断を迫られる。女王の脳裏によぎるのは、かつて好敵手だった男ー魔人・サリンジャー。最盛期には戦闘人形と評された彼女が如何にして彼と出会い、そして別れたのか。宿敵という名の逢瀬と、決別の筋書きで彩られた舞台ー三十年前の真実が、今蘇る。細音啓が放つ大人気ファンタジー、決断の第15巻。
「-触れた。私は『至った』のだから!」ヒュドラ家当主・タリスマンと魔女・イリーティアの衝突は、最悪の形で終わりを迎えた。力と復讐を求める王女・ミゼルヒビィは、帝国の破壊を目論むシャノロッテと進軍を開始する。『癪に障るのよ!アンタの温い言葉一つ一つが!』『自ら輝くことのできない存在が太陽に代われると思うな!』迎え撃つアリスとキッシング、そしてミスミス。隊長と隊長、純血種と純血種、皆等しく星霊使いー。“真理”が蠢く帝国にて集結した因縁と衝突の果てに訪れる決断と覚醒めとは。細音啓が放つ大人気ファンタジー、信念と対峙の第14巻。
皇庁と帝国の両方で抜き打ち所持品チェックが勃発!それぞれが持つ秘密が明らかに!?-『あるいは正義の持ち物検査』(仮)病に倒れた燐を救うため、アリスと(連れて来られた)シスベルは伝説の霊峰へ!-『あるいは武術を極めし王女?』楽園に見捨てられた青年・ヨハイム。彼が絶望と修練の果てに出会ったのは、楽園を憎む王女・イリーティアだった。同時に彼女の秘密を聞いた彼は、魔女の騎士になることを誓い…。これは、俺の命を貴女に捧げる物語だー『瞬があれば事足りる』ドラゴンマガジンに掲載された短編に大幅書き下ろしを追加した、大人気シリーズの短編集第三弾!
ー局面は変わった。帝国と皇庁の戦争は、イリーティアという世界の敵の登場でかつてない混乱を迎えることになる。仮面卿の仇を取る為イスカへと降伏したキッシングと、同じく行動を共にするアリス達は、更なる真実を求め星霊の聖域に足を踏み入れる。そこで彼らは星剣の役目、星の奥に潜む災厄、そして星霊使いに訪れる残酷な未来を知ることになり…。一方、星の中枢を目指すミゼルヒビィ達も魔女と激突する。『親愛なる太陽まで手に掛ける、なんて心苦しいことかしら』魔女の奏でる旋律は、遍く世界に響き渡りー細音啓が放つ大人気ファンタジー、災禍と踊る第13巻。
『-私が創るのです。真に優しき星霊使いの楽園を』覚醒めた始祖ネビュリスを追い、帝国へと辿り着いたアリス。自らの望む平和のため、暴走する始祖を止めようとした彼女が目にしたのは、変わり果てた姉・イリーティアの姿でー仮面卿とキッシング、ネビュリスとクロスウェル、そしてイスカとアリス。共闘する彼らと相対するは、真の魔女と化したイリーティアと裏切りの使徒聖・ヨハイム。選ばれた強者たちの集結した帝国にて、熾烈な戦場が幕を開ける!!細音啓が放つ大人気ファンタジー、激動の第12巻。-ねえアリス。あなたを守ってくれる騎士はいるかしら?
『先に言っておくよ。これから映しだされる物語は、決別だ』八大使徒・ルクレゼウスを退けた後、天帝ユンメルンゲンに帝都へと招かれたイスカ達。天帝の指示の下、シスベルは灯の星霊で過去を再現する。映し出されたのは若き日の師匠クロスウェル、ユンメルンゲン、そしてネビュリス姉妹でー百年前。発展を続けていた『帝国』を舞台に紡がれるのは、『世界最悪の日』に至るまでの物語。平和だった世界の中で、なぜ始祖ネビュリスは生まれ、なぜ帝国は燃え落ちることになったのか。そして、全ての元凶たる星の中枢に眠るものとは。世界に潜む悪意と真実が、遂に明かされるー!
少年・少女たちの更なる秘密が白日の下にールゥ家の可憐な三姉妹が遂に直接対決!?王女の品格を競う三番勝負、開始!!-『完全無敵のお姉さま』最上位戦闘員・使徒聖。帝国を代表する彼らが何故かニューイヤーレターを巡って大暴れ!?-『天帝直属、最上位戦闘員』師匠の訓練に最後まで耐え抜いた2人ーの片割れであるジン。凄腕狙撃手、そしてイスカの相棒であるジンが幼少期に師匠から預けられた言葉とはー『世界が知らない予言』ドラゴンマガジンに掲載された短編に書き下ろしを大幅追加した、大人気シリーズの短編集第二弾!
「待ってるよ黒鋼の後継。この星の未来を決する話を、しよう」囚われた第3王女シスベルを奪還したイスカたちは、遂に天帝ユンメルンゲンとの邂逅を果たし、帝都への帰還を決意する。天帝に人質として連れ去られた燐を取り戻すため、そして『百年前の真実』を求めて帝都へと急ぐイスカたちだったが、真実の隠蔽を目論む八大使徒が立ちはだかりー『-諸君らはここで終着だ』遂に訪れる八大使徒との決別。一方、ネビュリス皇庁でもある異変が起きていてー星の禁断に触れた者達の交錯は、更なる騒乱を呼び覚ます!大人気ファンタジー、激動の第10巻!
それは、敵対する少年・少女たちの秘密ーイスカの日常やアリスの王宮生活を描いた文庫未収録のエピソード集!イスカの部屋に音々、ミスミス、璃洒が押しかけて女子会&お泊り!?-『乙女だらけの花園生活』。女王ミラベアの命令の下、遂にアリスがお見合い開始!?-『アリスの花嫁戦争?』。幼いイスカとアリス、二人の運命を現わす秘密の邂逅ー『キミと僕の最初の交差』。ドラゴンマガジンに掲載された短編に、書き下ろしを大幅に追加した『キミ戦』シリーズ初の短編集!
魔女狩りの夜から一夜明け、甚大な被害を受けた皇庁では、帝国軍襲撃事件の責任を問われ、女王聖別儀礼を急ぐ声が高まっていた。すべては黒幕であるヒュドラ家の思惑通り。女王の負傷により女王代理となったアリスは、黒幕を暴く鍵となるシスベルの救出をイスカたちに託すー。奪還の舞台は、ヒュドラ家の星霊工学研究所『雪と太陽』。そこで、イスカたちを待ち受けていたのは、「さあ、この世でもっとも気高い力を見せてあげる」-瑠璃色の髪を持つ太陽の女王候補・ミゼルヒビィだった!至高の魔女と最強の剣士の舞踏。皇庁動乱編、拍手と喝采の最終幕!
帝国軍の襲撃により火の海に包まれた魔女たちの楽園ーネビュリス皇庁。皇宮のいたるところで、使徒聖と純血種という最強同士の戦闘が勃発する中、イスカたちもまたルゥ家の別荘にて、帝国軍に擬装したヒュドラ家から第三王女・シスベルを護るべく戦闘を続けていた。そして、新たな『魔女』が産声をあげ、帝国と皇庁が過去最悪の関係にいたったその夜。イスカとアリスは戦場で再び出会う。「わたしは帝国を滅ぼさなきゃいけない。それがキミであっても」-そして、始まる。好敵手でいられなくなったキミと僕の望まない決闘が。
女王暗殺計画の黒幕を追うアリス。そしてシスベルを護衛し王宮へと急ぐイスカ。そんな二人の前に、「みんなでルゥ家の別荘へ行くの。久しぶりの姉妹水入らず、楽しみね?」王女姉妹の長女・イリーティアが姿を現す!
交換条件でシスベルの護衛を引き受け皇庁入りすることになったイスカ。真意を知らないアリスリーゼは、寄り添う二人を目撃してしまい、大いに心を乱される。一方、王宮では女王ミラベアを狙った暗殺事件が起きーー
危険任務の手当として休暇を与えられ、リゾートへやってきたイスカたち。水着でバカンスを堪能するはずが、イスカにとって因縁の少女と再会したことで、雲行きは怪しくなる。「一年ぶりですわね。わたくしと皇庁へ来ていただけませんか」かつてイスカが救った魔女、皇庁第3王女シスベル。アリスリーゼがイスカを欲したのと同じように彼を誘うシスベルには、誰にも言えない秘密があった。たとえ血を分けた姉であっても。一方、妹がイスカについて調べていることを知ったアリスリーゼもまた、この砂漠のオアシスへと向かっていて…。剣士と魔女たちの運命は、戦場に更なる火花を撒きちらす。
皇庁潜入という特務に、隊長の魔女化。問題が山積する中、互いに望まぬアクシデントから、イスカはアリスリーゼに皇庁の監獄都市へ連行されることになってしまう。「キミの本音を知りたいだけ」「僕からも大事な話がある」イスカを逃がさぬよう自身と手錠で繋ぐアリス。密着状態で少女の素顔を垣間見るイスカ。しかし二人の時間は、打ち砕かれる。皇庁最凶の大罪人、『超越の魔人』の脱獄によって。時を同じく、特務と部下奪還のため監獄へ潜入したミスミスも決意を固めていた。「できるよ、今のアタシは魔女だもん」陰謀の火薬庫と化した監獄都市を舞台に、戦線は激化する!
ネルフェリア帝国へ侵攻する魔族軍を退けた、現代日本の魔術師・八鍵水明。因縁の敵との邂逅を経た水明は、ついに親友の遮那黎二に現代魔術師であることを打ち明ける。驚く黎二と一旦別れ、帝都に戻った水明を待っていたのはー水着でプール!?英気を養った水明は、アステル王国ハドリアス公爵邸で消息を絶った勇者エリオットの救出へ向かう。魔術で密かに公爵邸へ潜入し、事件の真実を暴くべく立ち回るが、その果てに思わぬ人物ー異世界最高の剣士“七剣”の第一位と対峙することになり…!?異世界魔法と現代魔術が交錯する異世界ファンタジー、端緒を拓く第8巻!
帝国とネビュリス皇庁が争う戦場で、運命の邂逅を果たした帝国最強の剣士イスカと皇庁の魔女姫アリスリーゼ。「こんな騒がしいカジノに、アリスがいるわけないか」「大当たりを出したって、彼に会えなきゃ意味がないのよ」互いに再戦を求め、すぐ近くにいながらも、二人は偶然か必然か、すれ違いを続けていた。しかし、敵対する少年少女の運命は戦場でこそ交わる。星脈噴出泉ーこの永き戦争の元凶。これを巡る任務に参戦することになった二人。その戦場には、決着を求める彼らの高潔な想いだけでなく、帝国・皇庁それぞれの陰謀が渦巻いていてー。