著者 : 猫鍋蒼
選考会騒然、衝撃の問題作。 魔女と魔獣ーーその結末は罪と罰、最後に全てが覆る。 第16回GA文庫大賞《銀賞》受賞作。 少年は人を食べた。そして、この世で最も醜い魔獣の姿になった。 慟哭、絶望、逃亡。命を狙われる身になった“魔獣”はようやく気付く。牙が、舌が、本能がどうしようもなく血肉に飢えていることに。 もう人には戻れない。居場所を失った魔獣はとある魔女と出会う。 「君、私の使い魔になりたまえ」 契約すればこの〈魔獣化の呪い〉を解く鍵が見つかるかもしれないという。だが、契約と引き換えに与えられた使命は人を殺すことだったーー なぜ少年は人を食べたのか? 誰が呪いをかけたのか? そして、この世で最も醜い魔獣の姿とは……? 選考会騒然ーー魔女と魔獣が織り成す極限必死のダークファンタジー。
「最初で最後の星戦だ。すやすや寝ているがいいさ、星の大敵」 帝国と皇庁ーー永きに渡り対立していた二国が、災厄と魔女イリーティアという"共通の敵"を前に手を組んだ。天帝ユンメルンゲンと女王ミラべアの対話を経て共同戦線を張り、それぞれ精鋭を連れて星の中核を目指すことになった両国。当然イスカとアリスも別ルートにて行軍することに。 「いい、イスカ! どっちが先に星の中核に着くか、勝負よ!」 しかし星の深淵で待ち受けていたものは、天帝の予想を超える禍々しき怨念だった。細音啓が放つ大人気ファンタジー第16巻。行こう、星の戦場へ。
ーーそれは、聖戦に至れなかった物語。 太陽の帝国侵略をイスカたちが阻止した結果、奇しくも帝国にて三王家の王女達が集結した。魔女・イリーティアの打倒を誓う王女たちが帝国との協力を決意する中で、女王・ミラベアもまた一つの決断を迫られる。 女王の脳裏によぎるのは、かつて好敵手だった男ーー魔人・サリンジャー。最盛期には戦闘人形と評された彼女が如何にして彼と出会い、そして別れたのか。宿敵という名の逢瀬と、決別の筋書きで彩られた舞台ーー三十年前の真実が、今蘇る。細音啓が放つ大人気ファンタジー、決断の第15巻。
「----触れた。私は『至った』のだから!」 ヒュドラ家当主・タリスマンと魔女イリーティアの衝突は、最悪の形で終わりを迎えた。力と復讐を求める王女・ミゼルヒビィは、帝国の破壊を目論むシャノロッテと進軍を開始する。 『癪に障るのよ! アンタの温い言葉一つ一つが!』『自ら輝くことのできない存在が太陽に代われると思うな!』 迎え撃つアリスとキッシング、そしてミスミス。隊長と隊長、純血種と純血種、皆等しく星霊使いーー。”真理”が蠢く帝国にて集結した因縁と衝突の果てに訪れる決断と覚醒めとは。 細音啓が放つ大人気ファンタジー、信念と対峙の第14巻。
皇庁と帝国の両方で抜き打ち所持品チェックが勃発!それぞれが持つ秘密が明らかに!?-『あるいは正義の持ち物検査』(仮)病に倒れた燐を救うため、アリスと(連れて来られた)シスベルは伝説の霊峰へ!-『あるいは武術を極めし王女?』楽園に見捨てられた青年・ヨハイム。彼が絶望と修練の果てに出会ったのは、楽園を憎む王女・イリーティアだった。同時に彼女の秘密を聞いた彼は、魔女の騎士になることを誓い…。これは、俺の命を貴女に捧げる物語だー『瞬があれば事足りる』ドラゴンマガジンに掲載された短編に大幅書き下ろしを追加した、大人気シリーズの短編集第三弾!
ーー局面は変わった。帝国と皇庁の戦争は、イリーティアという世界の敵の登場でかつてない混乱を迎えることになる。仮面卿の仇を取る為イスカへと降伏したキッシングと、同じく行動を共にするアリス達は、更なる真実を求め星霊の聖域に足を踏み入れる。そこで彼らは星剣の役目、星の奥に潜む災厄、そして星霊使いに訪れる残酷な未来を知ることになり……。一方、星の中枢を目指すミゼルヒビィ達にも魔女の凶行が迫る。 『親愛なる太陽まで手に掛ける、なんて心苦しいことかしら』 魔女の奏でる旋律は、遍く世界に響き渡りーー。細音啓が放つ大人気ファンタジー、災禍と踊る第13巻。
『--私が創るのです。真に優しき星霊使いの楽園を』 覚醒めた始祖ネビュリスを追い、帝国へと辿り着いたアリス。自らの望む平和のため、暴走する始祖を止めようとした彼女が目にしたのは、変わり果てた姉・イリーティアの姿でーー 仮面卿とキッシング、ネビュリスとクロスウェル、そしてイスカとアリス。共闘する彼らと相対するは、真の魔女と化したイリーティアと裏切りの使徒聖・ヨハイム。選ばれた強者たちの集結した帝国にて、熾烈な戦場が幕を開ける!! 細音啓が放つ大人気ファンタジー、激動の第12巻。--ねえアリス。あなたを守ってくれる騎士はいるかしら?
『先に言っておくよ。これから映しだされる物語は、決別だ』 八大使徒・ルクレゼウスを退けた後、天帝ユンメルンゲンに帝都へと招かれたイスカ達。天帝の指示の下、シスベルは灯の星霊で過去を再現する。映し出されたのは若き日の師匠クロスウェル、ユンメルンゲン、そしてネビュリス姉妹でーー 百年前。発展を続けていた『帝国』を舞台に紡がれるのは、『世界最悪の日』に至るまでの物語。平和だった世界の中で、なぜ始祖ネビュリスは生まれ、なぜ帝国は燃え落ちることになったのか。そして、全ての元凶たる星の中枢に眠るものとは。世界に潜む悪意と真実が、遂に明かされるーー!
少年・少女たちの更なる秘密が白日の下にールゥ家の可憐な三姉妹が遂に直接対決!?王女の品格を競う三番勝負、開始!!-『完全無敵のお姉さま』最上位戦闘員・使徒聖。帝国を代表する彼らが何故かニューイヤーレターを巡って大暴れ!?-『天帝直属、最上位戦闘員』師匠の訓練に最後まで耐え抜いた2人ーの片割れであるジン。凄腕狙撃手、そしてイスカの相棒であるジンが幼少期に師匠から預けられた言葉とはー『世界が知らない予言』ドラゴンマガジンに掲載された短編に書き下ろしを大幅追加した、大人気シリーズの短編集第二弾!
「待ってるよ黒鋼の後継。この星の未来を決する話を、しよう」囚われた第3王女シスベルを奪還したイスカたちは、遂に天帝ユンメルンゲンとの邂逅を果たし、帝都への帰還を決意する。天帝に人質として連れ去られた燐を取り戻すため、そして『百年前の真実』を求めて帝都へと急ぐイスカたちだったが、真実の隠蔽を目論む八大使徒が立ちはだかりー『-諸君らはここで終着だ』遂に訪れる八大使徒との決別。一方、ネビュリス皇庁でもある異変が起きていてー星の禁断に触れた者達の交錯は、更なる騒乱を呼び覚ます!大人気ファンタジー、激動の第10巻!
それは、敵対する少年・少女たちの秘密ーー文庫未収録のエピソード集! イスカの部屋に音々、ミスミス、璃洒がお泊り!?『乙女だらけの花園生活』 幼いイスカとアリスの秘密の交差『キミと僕の最初の交差』
王家『太陽』の策略で、帝国へと拉致されたシスベル。そんな彼女を救うべく燐は、イスカたちを尾行する密偵として帝国へ潜入することになり!? 『魔女』を生み出す地で、災厄が胎動する。帝国潜入編、作戦開始!
魔女狩りの夜が明け、混乱の責任を問われ政権が大きく揺らぐ中、女王代理であるアリスは、シスベル奪還をイスカに託す。イスカもまた自身らの目的のため、ヒュドラ家の研究施設『雪と太陽』への潜入を試みる!
帝国の襲撃により火の海と化したネビュリス王宮。使徒聖と純血種による激しい戦闘が続く中起きた最悪の事件が、イスカとアリスの運命を狂わせるーー「わたしは帝国を滅ぼさなきゃいけない。それが、キミであっても」
女王暗殺計画の黒幕を追うアリス。そしてシスベルを護衛し王宮へと急ぐイスカ。そんな二人の前に、「みんなでルゥ家の別荘へ行くの。久しぶりの姉妹水入らず、楽しみね?」王女姉妹の長女・イリーティアが姿を現す!
交換条件でシスベルの護衛を引き受け皇庁入りすることになったイスカ。真意を知らないアリスリーゼは、寄り添う二人を目撃してしまい、大いに心を乱される。一方、王宮では女王ミラベアを狙った暗殺事件が起きーー
ミスミスの秘密を隠すため、休暇を帝国から遠く離れた地で過ごすイスカ。そこに「わたくしと皇庁に来ていただけませんか」「妹に手を出したら許さないわよ」皇庁の王女姉妹がそれぞれの思惑を抱き訪れて……
「キミだから譲れないの」「僕からも大事な話がある」皇庁への潜入を命じられた矢先、イスカはアリスの監視下に置かれる事態に見舞われる。超至近距離で互いの心を垣間見る二人だが、皇庁を揺るがす事件が起きて……
ネルフェリア帝国へ侵攻する魔族軍を退けた、現代日本の魔術師・八鍵水明。因縁の敵との邂逅を経た水明は、ついに親友の遮那黎二に現代魔術師であることを打ち明ける。驚く黎二と一旦別れ、帝都に戻った水明を待っていたのはー水着でプール!?英気を養った水明は、アステル王国ハドリアス公爵邸で消息を絶った勇者エリオットの救出へ向かう。魔術で密かに公爵邸へ潜入し、事件の真実を暴くべく立ち回るが、その果てに思わぬ人物ー異世界最高の剣士“七剣”の第一位と対峙することになり…!?異世界魔法と現代魔術が交錯する異世界ファンタジー、端緒を拓く第8巻!