著者 : 界さけ
リリアンの魅了を協力して打ち負かした若き国王ユーリと王妃エデリーン。二人は最愛の義娘、聖女アイと一緒に再び楽しい毎日を送っていた。そんなある日、エデリーンは「恋占いの的中率がすごい!」と話題の魔術師夫婦の噂を聞く。数日後、実家に戻ったエデリーンの前には父が呼んだ噂の夫婦の姿が…。実はこの二人、アイの命を狙って人間界に忍び込んだ魔王ローズと部下のアイビーだった!何も知らないアイはローズを命を救ってくれた魔女さまと無邪気に慕い、スイーツでもてなすが、ローズの人間を憎む思いは深まるばかり。ついに王宮攻撃が始まるが…!?「アイ、まじょさまだいすきー!」ちびっこ聖女アイのスキルとエデリーンの愛の力は無限大!敵の心だって癒します!
5歳のアイが聖女として異世界から召喚されて数か月。アイは夫婦の愛情を受け、無自覚に力を発揮しつつもすくすくと成長していった。そのおかげで魔物が出る数も減り、平和の象徴でもある新年の祝賀会が数年ぶりに行われることに。エデリーンとおそろいのリボンとコーディネートにはしゃぐアイはまるで天使のよう。このまま祝賀会が無事に終わると思いきや…!私の夫ユーリに熱い視線を向ける美女リリアンの姿を発見!ちょっと!私の大事な人に何をするのよっ!?仲良し家族に最大の危機、迫るー!
「私は聖女を愛さなければいけない。だから君を愛することはない」夫となるユーリ陛下の言葉を受け、エデリーンはお飾り王妃として過ごすと決意。マキウス王国では国の繁栄のため、陛下が異世界から召喚される聖女を愛する使命があった。だが、聖女が召喚されたと思ったら…えっ?5歳?その上、体には殴られた傷跡が…!悲惨な姿を目にしたエデリーンは宣言。「この子は、私がたっぷり愛します!」身も心も傷ついた幼女が、エデリーンに愛されて何気に無双し、すくすく成長していくー。子育てから始まる、ほのぼの疑似家族生活スタート!