著者 : 白目黒
本愛づる乙女のあやかし遊戯本愛づる乙女のあやかし遊戯
「仙果の乙女」を食らう怪異は、神力と不老長寿を得るという。 三百年ぶりに生まれた「仙果の乙女」こと松風万里香は夜ごと夢の中であやかしに誘惑され、死と隣合わせの日々を過ごしていた。 そんな折、美しき御曹司・墨染桜一との縁談を強制的に進められる。やけっぱちになった万里香は見合いの席で「おそらく私は、もうすぐ死にます」と、仙果の乙女について話してしまう。 けれど桜一は「僕があなたを守ってみせましょう」と言い、本当に万里香の夢に現れてーー。 現と夢が交錯する絢爛豪華なあやかし絵巻、開幕。 一章 黒猫の青年 二章 本愛づる乙女 三章 化け猫 四章 金魚姫 エピローグ 二人と一匹
美大生・月浪縁の怪談美大生・月浪縁の怪談
都内美大の映像科に通う芦屋啓介は困っていた。 「写真に男が映る。削除できない」と言う親友の様子がおかしい。 啓介が彼の怪奇現象に巻き込まれそうになった時、日本画科の美しい少女、月浪縁に救われる。 縁には「絵に描いた人間に怪奇現象が起こると絵に異変が現れる」という特殊能力があった。 それを生かして人助けをする彼女に啓介は手伝いを申し出る。 そして啓介は縁を中心に巻き起こる不可思議な世界を知っていきーー。 「君にも語るべき怪談があるはずだ」 美大の怪談は、おもしろい。 「第一章 ドッペルゲンガー」 「第二章 仮面」 「第三章 コレクション」 「第四章 麒麟の筆」 「エピローグ」
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