著者 : 白蘇ふぁみ
自らが粛清の神に成り代わろうするモーゼズ。この世界に必要なのは自身と、その伴侶になるべきコーデリアだけ。それは選民主義の極致ともいえる思想であった。それに抗うリュートたちは世界の真理へとたどり着き、総力戦ともいえる戦いに身を投じていく。世界が混沌へと進む中、遂にモーゼズとの直接対決を迎えるー。最弱から最強の英雄譚、クライマックス!最強の村人伝説、完結。
リュートが保護する少女ーリズを狙い、脅しをしかける勇者コーデリアの叔父ヨーゼフ。国や支援商会など、コーデリアのしがらみを逆手にとり、半ば人質のようにして話を進めるヨーゼフ。リュートはリズを絶対に渡さないとしつつも、時間を稼ぐために、相手に従うような素振りをするのだが、それが最悪の事態にー。予想を超えるヨーゼフたちのゲスな所行は“最強の村人”の逆鱗に触れ、最大戦力での蹂躙劇へと発展していく。
「私達の里がアンデッドの大軍に乗っ取られたの。だから急いで助けを呼ぶ必要があって…」ある日ヒカゲは、ギルドでトラブルを起こしていたエルフ族の少女・ニナと出会う。彼女は危険を冒して魔王領を渡って来たものの、エルフを快く思っていない人が多いこの街では、相手にされず困っていたのだ。「助けに行きましょう。ただし、仕事の一環として」そこでヒカゲは、保険を活用したアンデッド討伐作戦を画策する。強大な敵が立ちはだかる中、顧客のため、そして新しい仲間のためにブレイヴカンパニーが大奮闘!異世界保険屋繁盛記、第二弾!!
ヒカゲは冒険者が加入する保険『勇者保険』の調査員。魔王領の奥地を探索し、戻らない契約者の安否を確認。その生還の支援や、遺品の回収をしたりもする。危険だが、隠密行動が得意なシーフの彼にぴったりの仕事だ。しかし、そんな仕事のなり手は少なく、今や会社は社長とヒカゲの二人きり。今日は王様直々の斡旋で新人が来るはずだったのだが…。現れたのは、修行に放り込まれた世間知らずのお姫さまで!?異世界保険屋繁盛記ー開幕!