著者 : 石据カチル
あやかし万華鏡 佐香と奇妙なお客たちあやかし万華鏡 佐香と奇妙なお客たち
駅前繁華街から一本入った昭和の佇まいを残す横丁にある、小さな名もなき万華鏡専門店。お店に並ぶのは、佐香の手による美しい万華鏡たち。家事全般は年下オーナーの森住に任せっぱなし、生活能力皆無で金銭にも無頓着という男だが、彼が創るのはただ美しいだけの玩具ではない。「僕は祓い屋などではない。ただの万華鏡作家だ」妖異に容赦なく、美味しいものに弱い。唯一無二の万華鏡師・佐香の創り出す幻想に惹かれ、今日も人ならぬお客が訪れるー。
嵐に舞う花 クラシカルロマン嵐に舞う花 クラシカルロマン
女学院を卒業したばかりのシュビーツ王国王女メリル。中立を貫く平和な国内で、一年前に勃発した戦争をどこか遠くに感じていた。しかし、戦況の悪化と共にシュビーツにも危機が訪れて!?思いがけない事態に、メリルは王女として何もできない自分を思い知る。あらためて王族の責任を考え、自分にできることをがんばる中で、メリルは中立国だからできる役割を意識するようになり…?困難の中、王女が選び取る恋と未来は!?-。
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