著者 : 硯
最強の軍団に完全勝利し、並び立つ者のなき存在となったPEACEMAKER。だが奪還した平穏な日々は長くは続かず…「-これから僕は、復讐を始めたいと思います」リュートと前世からの因縁を持つランスが、世界から魔力を消失させた。人々が未曾有の混乱に陥る中、さらにランスはリュートの仲間・恩人に禁忌の魔物を差し向ける!大切な人たちを救うには魔力を掌握し神と化したランスを一刻も早く討伐するしかない。現代兵器という無二の力を有するリュートの肩に、世界の命運は託された!「ランス…ここがオレ達とオマエの死に場所だ」この聖戦で「軍オタ」は伝説となるー!
最古の軍団始原の団長であり、万を超える魔物を創造・使役する魔術師S級アルトリウス。信条の違いから彼と対立、全滅の危機に陥ったPEACEMAKERを救ったのは、「リュート君、そんな悲しそうな顔をしないで」力なき身でアルトリウスに勇敢に立ち向かい、捕虜となることで時間を稼いだエルの献身でー「この借りは絶対に返してやる!」世界最強の軍団、魔術師の頂点を撃ち破るために、リュートは禁断の兵器の開発に着手する。それはこの世界の戦の定石を、完膚なきまでに破壊するものだった!大切な恩師と、軍団の誇りを賭けた雪辱戦。世界の歴史を変えるこの戦場に、PEACEMAKERの砲音が鳴り響く!
ダン・ゲート・ブラッドとの激戦を制し、この世界と魔王にまつわる真実を知ったPEACEMAKER。しかしその直後、ノワールの総力を挙げての奇襲により、リュートが拉致されてしまう!「行かせない!リュートくんを返して!」救出に走る団員たちだったが、ノワール幹部の姉妹がその行く手を阻みー。スノーは姿の見えない暗殺者と、クリスは影を自在に操る隠密と、シアはあらゆる薬や毒を極めた薬師と対峙し、リースの前にはついに再会した実の姉、ララが立ちはだかる!難攻不落の障壁を打ち破るのは、現代兵器と練り上げた戦術、そしてリュートへの想いの力。全力全開で臨むVSノワール、開戦!
ブラッド家のお家騒動で行方不明となっていたクリスの父、ダンが発見された!彼を見つけたというギギの案内で、一同は魔王が眠るとされる魔物大陸に向かう。しかし大陸奥地で再会したダンは、ブラッド家へ帰ることを拒否。帰還を拒むその理由も、明かせばリュートたちに害が及ぶので語れないと、とりつく島もない。そんなダンを連れ戻す唯一の方法は…。「旦那様、筋肉を震わせましょう!」数多の修羅場を経て得た力でダンに打ち勝ち、自分たちがもう守られるだけの存在ではないと示すこと!かつては越えられなかった偉大な義父を、夫婦の絆と新兵器で正面突破せよ!
神託によって、リュートの嫁になるためにPEACEMAKER本部を訪れた「天神教」の巫女ココノ。団員見習いとして、仲間たちと打ち解けていくココノだったが、ある日「天神教」にまつわる禁忌を目撃してしまい…。口封じのため差し向けられるは、大陸最強の暗殺者集団、処刑人。リュートは自らを慕うココノを、愛する嫁たちを守るため、彼らとの全面対決を決意する!「さぁ、淑女諸君、報復の時間だ」音もなく忍び寄る脅威を迎え撃つのは、凶悪な新型兵器と最新鋭の現代戦術。己を狩る側だと信じきっている者たちはまだ知らない。自分たちが踏み込んだのが、PEACEMAKERという名の地雷原だということを!
ハイエルフ王国の危機を救い、その功績から念頭の“軍団”結成へと至ったリュート。束の間の平穏に、スノーたちとの結婚報告も兼ねて、故郷へと凱旋を果たしていた。けれど世界は彼らを放っておかない。とある街を騒がす“魔術師殺し”の討伐依頼が舞い込んだのだ。初の軍団クエストに、新造の現代兵器を携え赴く一行。ところが街では複数の軍団が、事件解決をめぐる利権争いに明け暮れていて!?果たして、格上の軍団と未知なる敵を相手に、リュートが下す指揮はー「“平和を作る者”-それが俺たち、軍団“PEACEMAKER”だ」戦いは軍団レベルへ!最前線で自身の誇りに証を立てろ!!
吸血鬼一族のお家騒動から、間一髪でお嬢様クリスを助け出した“軍オタ”リュート。占拠された屋敷を取り戻し、残された家族を救い出すーそんな反攻作戦を、新たな“現代兵器”の構想とともに画策するのだが、戦力・資金力ともに不足している現実が彼らを悩ませていた。そんな時、魔術道具開発の天才“魔石姫”メイヤ・ドラグーンの噂を耳にする。支援を求めて彼女を訪ねたところー「リュート神様こそ、天才!どうかこのメイヤを弟子に!!」何の因果かメイヤはリュートを神と崇める暴走少女で…!?集う軍団の仲間と共に、ブラッド家奪還作戦を完遂せよ!!
文化祭で喫茶店をやることになった僕たち。僕と七曲が雑用係として準備に明け暮れていると、突然、僕は七曲と一緒に、停止した学園に閉じこめられてしまう。襲い来る“パラスラート”たちからはなんとか逃れた僕たちだけど、今度は七曲の様子がおかしい。まるで僕は七曲に呑み込まれてしまいそうで、二人の距離が、近づいてーと、そこに陸車が現れた。彼女によれば、一層結界は人類最大の危機を迎えているらしい。僕は七曲とともに、最終決戦のために一層結界へと向かうが…!?雨木シュウスケ×硯が贈る学園×青春×バトルストーリー、クライマックスの第四弾!
事件に巻き込まれて命を落とし、気づくと異世界に転生していた少年リュート。魔術の才能が人生を左右する世界で、けれど彼の魔力はごく僅かだった。そこで現代の知識を活かし“銃”の製造に挑むことに。彼はミリタリー好きの“軍オタ”なのだ!幼馴染みの犬耳少女スノーに心配されつつも、リュートは兵器作りに励む。前世で叶わなかった、誰かを救うという思いを胸に。迫る魔物の脅威から、大好きなスノーを守るためー!!これはやがて、自分だけの軍隊を創り上げ、その力で人々を救って伝説になるーかもしれない少年の物語である!
気づいたら、見知らぬ天井を見上げていたー。そう、ある日突然、僕はさらわれていたのだ。しかも、七曲とふたりきりで。どうやらそれは七曲母による困った気遣いらしい。その中で僕は、七曲の手料理を食べたり、お風呂を覗いてしまったりと、彼女の新しい一面を見ることになる。そして日常は戻るが、さらに事件は続く。いつもの廃工場が消え、代わりに謎の古城が現れたのだ。その城は七曲が作り出した、彼女のための場所のようで。僕は陸車に背中を押されて、城の中に七曲をたすけに行くが…!?雨木シュウスケ×硯が贈る、学園×青春×バトルストーリー第三弾!
ラニとの“こづくり”で窮地を乗り切ったマキトの前に立ちはだかる仮面の男ーその正体は、オリヴィアの死んだはずの兄ヴィクトールだった。「北の地でこの世界のあるべき姿を知った」と語る“亡霊”の出現に戸惑うマキトたち。さらに追い討ちをかけるように現れた、謎の少女リアンノン。ククルと同じ顔をした“審判の獣”を自称する赤毛の少女は、気を失ったククルを小脇に抱えヴィクトールと共に戦場を去っていった。世界の真実に辿り着くために、そして、連れ去られたククルを取り戻すために、全ての謎が秘められた北の地へと向かうマキトたち。そこで彼らを待ち受けるものとはー!?王道クレイドル・ファンタジー、世界の命運を握りしめる第4弾!
陸車の事件解決から一ヵ月。七曲は相変わらず寝癖っぽい髪と、寝不足気味の顔のままでー遅刻していた。何事もない日々の連続。シーカーズとかいう、世界を救うと主張する変なギルドが現れたりしつつも、そんな連続がこれからも続く…なんとなくそう信じていたときに、僕たちに小さな変化が起きた。七曲がー学校に来なくなってしまったのだ。そしてさらに、変な少女が僕の前に現れる。どうやら彼女は陸車のことを探しているらしく、僕の家に居座ることになってしまい…!?雨木シュウスケ×硯が贈る、学園×青春×バトルストーリー第二弾!
ククルに続きレティシアと聖骸を生み出したことを知り、ラニがマキトの寝込みを襲ってきた。どうにかその場を切り抜けたマキトの元に、“東方の賢人”クズノハからオリヴィアを経由して東の国で開催される機鎧の“披露戦”の招待状が送られて来る。出場選手として招待され、聖骸の乗り手である自身の腕を披露しようと意気込むマキト。だが、東の国に到着したマキトたちを待ち受けていたのは、思いもよらないクズノハの“ある計画”だった。街中のお祭り騒ぎを尻目に、張り巡らされていく陰謀ーそして、マキトが自国に留まっているはずのラニと東の国で再会したとき、運命の歯車は音を立てて加速していく。王道クレイドル・ファンタジー、核心に迫る第3弾!
この星にはちょっとした秘密がある。“ミラー”と呼ばれる、『あちら側』の世界ー僕たちが生きている星とは少し違う世界で、僕たちは“マスクド”という能力者として、怪物たちと戦っている。なぜなら倒した怪物に応じたポイントで、現実の願いを叶えてもらうことができるからだ。とはいえそんなゲームじみた戦いに少し飽きてしまいつつあった僕だけど、ここしばらく、大型の怪物にたった一人きりで挑み続ける“フードファイター”と呼ばれる“マスクド”の存在が少し気になっている。そんなある日、彼女の正体が、いつも無愛想なクラスメートの少女・七曲ナナミだと知ってしまい…!?雨木シュウスケ最新作の、学園×青春×バトルストーリー!
「聖骸」の中から目覚めた謎の少女ククルとの“こづくり”で生まれた神の化身を操り、敵を撃退して教導院への入学が認められたマキト。入学式直前に飛び出たレティシアの大胆発言に戸惑う中、マキトたちは「四方の賢人」の一人、東方のクズノハが進める恐るべき計画の存在を知る。そして、機鎧に乗って王都に乗り込んできたクズノハから思わぬ言葉を耳にする。「レティシア・アブソリュート。ウチが欲しいのは、ヌシじゃ」-事態はレティシアの兄カノンも巻き込み、大きな騒動へと発展していく。葛藤を抱き続けるマキトの覚悟、ククルを巡る“円環の巫女”の謎、優秀な兄への劣等感に苛まれるレティシアの決断は!?王道クレイドル・ファンタジー第2弾!