著者 : 秋津透
四国で生まれ育った八島晶は、どこから見ても普通の女子高生。学校からの帰り道に日本刀を持った男に襲われた彼女は、源九郎と名乗る青年に危機を救われる。青年は、晶は四国で狐族の力を封じている要であり、本性は狸だと言うのだが…。「ひどいわ!そりゃ、あたしは背も低いし顔も丸いけど、狸だなんてっ!」事の真相はさておき、晶の身辺ではおかしな事件が相次いでいく…。狸と狐が丁々発止の幻術バトル!?待望の新シリーズ登場。
狼面司祭ピーターに呪いをかけた地獄王ロックウェルが復活!?ミューネーで出会った銀色の風と太陽の光を案内役に、狼を奉じる部族の辺境自治市、ボゾンを目指すピーターとロビナ。その途上、ピーターは原因不明の不調に悩まされる。どうやら、ロックウェルから受けた呪詛の限界点が近づいているらしい。ボゾンに到着した一行は、ついに聖オーガスタスに出会うが、それは意外な人物で…。驚天動地のシリーズ最終巻。
史上最強最悪の黒精霊使い、地獄王ロックウェルが死に際に放った呪詛を受け、昼間は狼人、夜は超級美少年に強制変身する身体になってしまった聖戦士ピーター。唯一、その呪詛を祓う可能性を持つ聖オーガスタスを探して、聖者様に弟子入りを希望する白精霊使いのロビナと共に東方辺境侯市ミューネーにやってきたが、霖雨で疲弊した侯市は、連続吸血通り魔殺人事件の発生に騒然となっていたー。シリーズ第二弾登場。
「我を斃せし者に、呪いあれ」。史上最強最悪と称される黒精霊使い、地獄王ロックウェルを斃した聖戦士ピーター。だが、地獄王が放った呪詛により、黒狼人を憑依させられ、昼間は無敵の「狼人」夜は超級美少年の二重生活を送ることとなる。最短で一年の寿命だと宣告されたピーターは、唯一その呪詛を祓うことができるかもしれない伝説の聖者、聖オーガスタスを探しに辺境へと旅に出るのだがー。秋津透、新シリーズ発進。
武勇の誉れも高いが、酒豪の誉れも高い範国白虎将軍ジョセフィーヌ・飛だが、このところ元気がない。というのも、彼女は今、何者かに命を狙われており、そいつに雇われたモーリス・爬とかいう死霊使いが操る死霊に日夜、悩まされているからだ。悪霊祓いで有名なオーギュスト・慈老師や、その弟子エイミーの助けを得て、一旦は、死霊を退散させたが、元凶を倒さない限り、この悪夢から逃れる術はない。おまけに、慈老師からは、飲酒を固く禁じられてしまった。禁酒してから49日。「酒が飲みた〜い」叫ぶ白虎将軍なのだが…。