著者 : 秋田みやび
「神隠し」の言い伝えが残る村の廃校で、幼い少年が行方不明になった。芹たちは、北御門の元門人・夕木薙子の紹介で調査を請け負う。訪れたのは、石仏が立ち並び子供の霊があちこちにいる異様な村。そこで対面した依頼人は、過去のある事件と関わる人物だった。 手分けして少年を捜すが、皇臥と式神・珠は珍しくぎくしゃくした様子。珠は「奥方に預ける」と、複雑な心情を芹だけに話し始める。皇臥の祖父・享慈に造られた珠の話から、北御門の花嫁に隠された秘密の一端も明らかになりーー退魔お仕事嫁物語、緊迫の第八弾。 ==登場人物== 北御門(野崎) 芹 幼い頃に両親を亡くし、一人暮らしで京都の大学に通う学生。 偶然会った皇臥とビジネスライクな婚姻契約を結ぶ。 式神が視える。姑・史緒佳の大人げないいびりにもへこたれない逞しさを持つ。 北御門 皇臥 代々陰陽師を生業とする北御門家の二十八代目当主。 式神使い以外能力がないぼんくら陰陽師で、お祓いや退魔呪術系の仕事を避けていたが、芹に煽られ少しずつまともな陰陽師仕事を受けるように。 ぼんくら陰陽師の鬼嫁 八
“北御門”が呪詛で狙われた廃遊園地の一件を切り抜け、大学でも新年度を迎えるころーところが芹は、どうにも体調が優れない。その様子に呪いの兆候を感じた皇臥は、芹に北御門への呪詛が効かなかったのは、すでに彼女が別の呪いを受けていたからだという可能性に思い至る。皇臥は事態を重み見て、災いを受け流す役割を持った式神・青竜を呼び覚ますのだが…なんとその姿は、若い頃の皇臥そっくりで!?呪いも旦那も増殖中?受難の仮嫁とぼんくら旦那は、呪いの源に迫れるか!?
廃遊園地を訪れた芹たち一行は、突如として園の周りを不吉な圧力に囲まれ、何故か出られなくなってしまった。その現象の主と目される、黒ずくめのミステリ作家・鷹雄光弦曰く“北御門”を狙った呪詛であり、仮嫁とはいえ北御門の芹も呪いの対象になったためだという。そうと知れれば一家安寧のため、芹は園内を逃走する光弦との追いかけっこに挑む!一方で、急いで芹の元へと向かう皇臥には、光弦との因縁に心当たりがあって…?嫁のピンチに、ぼんくら旦那が駆けつける!退魔お仕事物語。
短期バイトを兼ね、笑と旅行に出かけた芹。立ち寄った伯母一家の食堂で、偶然『廃墟研究会』のメンバーと会う。彼らはミステリ作品の聖地巡礼で閉園した遊園地に行くらしい。すると笑も行きたいと言い出してーー?
お得意様の紹介で出張祈祷に出かけた芹たち一行。帰りに急な天荒不良にあい、やむを得ず近くのオーベルジュに一泊することに。予定外の美味しい食事付き旅行と思いきや、その宿は今まさに降霊会を行うところでーー?
本家の嫁・芹をお披露目しろと、叔父が北御門家に乗り込んできた! 叔父は姑の史緒佳と反りが合わないようで、門前から嫌みの応酬。さらに本間先輩の持ち込んできたいわく付きの白無垢が、芹の身に災いを呼びーー?
利害の一致で陰陽師の皇臥と契約結婚をした芹。持ち前の機転と旦那使役スキルで、不思議な事件を乗り越えたのも束の間、姑から結婚のお披露目を迫られる! そんな中、幽霊に憑かれたという相談事が舞い込んで……?
やむなき事情で住処をなくした野崎芹は、生活のために通りすがりの陰陽師(!?)北御門皇臥と契約結婚をした。ところが皇臥はかわいい亀や虎の式神を連れているものの、不思議な力は皆無のぼんくら陰陽師で……!?
“皇城領フェーゴ”で“ぞんざいズ”が招かれたのは女帝の執務室。しかし、そこには主の姿はなくーなんとセラフィナが行方不明!?早くも不穏な気配が漂う事件だが“ぞんざいズ”にかかれば、即解決!と思いきや、事件の裏側には皇位継承にかかわる長年の陰謀あり、そして“疑似妖精郷”の存在とも絡まり合って、複雑怪奇な全貌となりー。ひょんなことから始まった“ぞんざいズ”の冒険は、やっぱり一筋縄では終わらない。正しい大団円を迎える方法とは!?
「ようこそ、“疑似妖精郷”へ!」消えた女学生を追い、再会したコレットの故郷へたどり着いたジークたち。GMの思惑もなんのその、“ぞんざいズ”は順調に女学生たちを救出していくのだがー強大な敵と“孔雀の貴婦人”に出会い、大ピンチに!そして、“妖精の卵”とコレットの育て親ハルトムート・パルグレートの秘密とは?事件の黒幕“孔雀の貴婦人”の正体は誰なのか?お久しぶりの“ぞんざい勇者団”、世界をかけた大立ち回り!
神戸三宮駅から徒歩10分。「高比良不動産鑑定事務所」の看板には、白いシールに手書きで「特殊」の文字が貼り付けられているー。大学進学をきっかけに、高比良茅夏はその職場で働くことにするのだが…所長で兄の陸は鑑定士と神主の二足草鞋。仕事で訪ねる先は霊障が噂されるマンションから、因縁つき一族の暮らす家まで。ホーンテッド物件にまつわる謎を、査定額に見合うよう解き明かす、事実上その手の“霊的物件”専門の鑑定事務所だったのだ!受付担当の茅夏が、奇妙な依頼に巻き込まれるのも必然で…。
消えたサフィーア。彼女は30年ほどしか生きられないハイマンであるにもかかわらず、いつの時代にも存在していた。サフィーアは何者なのか、深まる謎に困惑する冒険者先生たち。一方、学校では死んだ生物がなんでもフォールン化してしまい大パニック!そんな不可思議な現象もサフィーアに原因があるらしくー。明らかになる魔法王国の全貌と、訪れるドラゴンレイド。冒険者先生たちの最後の戦いが幕を開ける!
ドラゴンにフォールンソウルを宿せない残念なフラクシス神官を撃退し、カインガラ分校に平和が戻ってきた…と思いきや、冒険者兼新米教師たちは生徒から「肖像画が血の涙を流す」などの“学校の怪談”を聞かされる。調査に乗り出した5人が見たものとは!?ドラゴンレイドの脅威と共に、数百年前に滅んだはずの魔法王国の陰謀も静かに動き出す。それには“あの子”が関わっているようでー。秋田みやびの「ドラゴンレイド」リプレイシリーズ、第二巻登場!
シエナクェラス地方ー刃神マキシムの7つの神器を奉じる“8”つの国がひしめき合う、ちょっとばかり物騒な土地。そのひとつ、“銀刀国”ガルネイの登録冒険者となったリディウスたち「できれば楽して暮らしたい」5人に降りかかるのは、予想を斜め上に裏切り続けるトラブルの数々!ヴィートとセルヒオがメイドさんになったり、LOVEがテーマの古代遺跡にて(いろんな意味で)ドキドキしたり!?抱腹必至のラジカルアドベンチャー。
お待たせ!あの“ぞんざい勇者団”が帰ってきた!アーメス復活の大騒動から3ヶ月後、ジークたちのもとに「ルーフェリアを護衛して“紫壁領”フォストリスまで来て欲しい」という依頼が届く。お気楽ミッションかと油断していた“ぞんざい勇者団”の前に現れたのは、想像を絶する(!?)高レベルモンスターの群れだった。さらに“紫壁領”で起きた事件は、“年輪国家”アイヤールの女王を巡る重大な陰謀へと繋がっていくー。延長戦でも“ぞんざいズ”は大暴れ。
ジークの見た予知夢。それは、ルーが黒い悪意に包まれていくという不吉なものだった。ルーに見えざる危機が迫っていることを悟ったぞんざい勇者団たちは、それを防ぐべくアーメス信者の隠れ里へと向かう。一方その頃、別行動を取っていたソラはルーと接触するが、ソラの手に入れたアイテムがきっかけで事態は意外な方向に急展開!果たしてジークたちはアレンの野望を阻止し、ルーを救い出すことができるのか?秋田みやびが贈る正調SW2.0リプレイ、堂々の完結。