著者 : 竹岡美穂
持病で若くして命を失ってしまったメイは神様のはからいで憧れの職業である錬金術師として異世界に転生する。元気な身体と神様から与えられた様々なチートアイテムを手にしたメイは生前に叶えられなかった旅をすることに。空飛ぶ浮島、海底の王国、魔法使いの国。様々な場所をめぐり今日も大好きな錬金術を広める!錬金術×スローライフのガールズひとり旅開幕!!
あの、はな色の本にもう一度会いたいー。榎木むすぶは中学二年生の夏に出会ったはな色の本を忘れられずにいた。あれから同じタイトルの何冊もの本と話したけれど、あの本とはやっぱり違う。そして中学三年生の夏、むすぶは再び北陸の地を訪れることになった。やっと会える!と胸をときめかせる反面、その本の持ち主と思われる少女のことは怖い。ひとまず事件の起こった屋敷を訪ねてみると折り紙にくるまれたブローチを拾う。そこには『わたしに会いに来て』と書かれていてー。表題作他、恋にまつわる短編も収録した第3弾!
本は読み手を、いつも見守ってくれている。本の声が聞こえる少年・榎木むすぶが、学園のアトリエを訪れると妖精が泣いていた。妖精のような少女は姫倉蛍といい、悠人先輩の妹だという。むすぶは先輩から妹が本に“罹患”しているのではないかという深刻な相談をされる。本と深く共鳴する“罹患”は、時に人を破滅的な行為に走らせてしまう危険な状態だ。さっそく蛍をよく知る本たちに話を聞きに行ったむすぶは、思わぬ壁にぶつかってしまいー。むすぶは本の言葉を解き明かし、少女の涙の理由を知ることができるのか!?
本は読み手を、深く愛している。本の声が聞こえる少年・榎木むすぶ。とある駅の貸本コーナーで出会った1冊の児童書は“ハナちゃんのところに帰らないと”と切羽詰まった声で訴えていた。恋人の夜長姫(=本)に激しく嫉妬され、学園の王子様・姫倉先輩の依頼を解決しながら、“ハナちゃん”を探し当てるのだけれど…。健気な本たちの想いを、むすぶは叶えることができるのか!?泉鏡花作品をモチーフにした表題作のほか、“本の味方!”榎木むすぶがさまざまな人と本の問題を解決する学園ビブリオミステリー登場!
これから破滅する人間を好きになってしまう特異体質な“死神”こと、日比野明日香に見初められてからひと月。死神のそばにいる者は漏れなく“破滅”を迎えるーはずが、雨ケ崎誠也は、死神の助言によって数々の災難を回避してきた。だが、仮初の平和を打ち破るように起きた演劇部の倉庫全焼事件。なぜか部員から恨みを買った雨ケ崎は、この事件の裏に潜む不穏な気配を感じとる。クラスメイトたちの秘密、死神の呪い、そして日比野を狙う邪悪な存在ー。「偽りの感情だとしても、アナタが好きなので。私が、破滅させない」遠ざけようとしても自分から離れない日比野と共に、破滅の渦へ巻きこまれていく。
「恋をしました、キミにー」平凡男子高校生の雨ケ崎誠也に突如訪れた非日常。それは、クラスの美少女からの、愛の告白だった。彼女の名前は日比野明日香。校内でも一際目立つ、超絶美少女だ。だが、彼女には、そばにいる人間を悉く不幸にする“死神”という黒い噂がー。けれど、それは完全な間違い。なぜなら、彼女は他人を不幸にするのではなく、これから破滅する人間を好きになってしまう、のだから。死の女神に見初められた雨ケ崎が破滅する可能性は、99%。絶望する雨ケ崎に、「悲劇を回避する術はある」と日比野は静かに告げてきてー絶体絶命の青春がはじまった!
それは、明日起こるかもしれない、あなたの「if」の物語ー。「僕とキミの15センチ」をテーマに、総勢二〇名の作家が参加した珠玉のショートストーリー集。Web小説投稿サイト『カクヨム』に掲載された作品に、『バカとテストと召喚獣』の井上堅二や『“文学少女”シリーズ』の野村美月、そして『東雲侑子シリーズ』の森橋ビンゴによる「あの作品×僕とキミの15センチ」のスペシャル書き下ろしショートストーリーを加えた全二〇篇収録!
「完全なる仮想世界を作った時点で、世界は偽物になる」学校は詳細に再現されていた。床や壁の質感も生徒たちの姿も、そして匂いや風も感じた。科学情報部には、とある“天才”の残した、学校のすべてを予測できるsimが人知れず存在したー。7月。simの独占によって、高校生活を謳歌していた今野遼太郎は、仮想世界の中で殺されてしまう。幼馴染、転校生のギャル、後輩のスポーツ少女…数々の恨みをかう今野が、死の運命を回避する方法はたった一つー彼女たちの好感度を上げること!?死の時間は1学期最終日。現在を繰り返し彼女たちの攻略ルートを構築せよ。その日、彼は死なずに済むかー?
約束の日、再び出会う2人。「死んでも死んでも死んでも死んでもあなたを好きになるわ」切ない約束の言葉を残し、俺の前から由依が去った。そして1年後の夏。待ち焦がれた再会の日、約束どおりに由依は俺の前に姿を見せるーただし、彼女にとってもっとも大切なものを失くした状態で。重ねていく思い出の中にはいつも彼女がいて、だから記憶はかけがえのない宝物になった。どうか忘れないで、すべての日々を。俺は願いを込め、もう一度、由依に向かって走り出す。不器用な初恋を、手放さないために。短い夏が、また始まる。
「僕は、王妃を探しに行くよ」降りしきる雪の中、置き手紙だけを残して、ひとり城を出て行ったカテリナ王妃。彼女を連れ戻す決意を固めたルドヴィークは、彼の無事を祈る五人の寵姫たちと、しばしの別れを告げる。しかし、必死で探し回るうちに激しくなった雪で視界が阻まれ、足を滑らせてしまい…。『七番目だけは、永遠に手に入らない』-青い髪の少女が告げた言葉の本当の意味を理解したその時、ルドヴィークが選ぶ答えとは…!?シリーズ、完結。
あるSNSの書き込みが話題になっている。一人の高校生・大村音彦が、何人もの中学生を支配し、恐喝した。その額、累計3000万円ー。そして今晩、ついに三人の中学生を半殺しにしたという。「けれど、それは最悪な嘘だと知っている。だって、大村音彦は俺の名前なのだからー」最悪な一夜の逃走劇の中、大村が掴んだ唯一の手がかり。それは「榎田陽人」という女子中学生の存在だった。逃げる少年と、追い詰める少女。壊れた世界に生きる彼らが出会う時、思いがけない事件の真相が明かされる。圧倒的感動で話題を呼んだ『ただ、それだけでよかったんです』に続く、待望の衝撃シリーズ第2弾。
可愛いお嫁さんを迎えたのに、王妃との間に世継ぎの男児が誕生するまではいちゃいちゃ禁止と申し渡されてしまったルドヴィーク。そんな中、国王を敬愛する女騎士エヴァリーンに縁談が持ち上がる。結婚したら国王様の騎士ではいられないと思い詰めた彼女は、フロリンという強力な助っ人を得て、思いを伝えるべく大奮闘!また幼なじみのエヴァリーンの結婚話に焦った公爵令嬢のテレーゼも暴走しー!?ファンタジー・ハーレム(予定)コメディ第3弾!
ある中学校で一人の男子生徒Kが自殺した。『菅原拓は悪魔です』という遺書を残してー。自殺の背景には、菅原拓によるKたち四人への壮絶なイジメがあったという。だが、菅原拓はスクールカースト最下位の地味な生徒で、Kは人気者の天才少年。また、イジメの目撃者が誰一人いないことなど、多くの謎が残された。なぜ、Kは自殺しなければならなかったのか。「革命は進む。どうか嘲笑して見てほしい。情けなくてちっぽけな僕の革命の物語をー」悪魔と呼ばれた少年・菅原拓が語り始めるとき、誰も予想できなかった、驚愕の真実が浮かび上がる。第22回電撃小説大賞受賞
「すごくいいことを考えちゃった!」王妃のひと言を発端に、城内で“お嫁さんにしたい子番付レース”が大々的に開催される。優勝した娘は国王様の寵姫として迎えられるという噂が広がり、城中がヒートアップ!そんな中、ルドヴィークはいじめに遭っている内気な侍女と知り合い、王妃の協力も得つつ、地味な彼女を勇気づけるため魅力的に変身させることに。だが一方で、レースに不正の疑惑が持ち上がり…!?ファンタジー・ハーレム(予定)コメディ第2弾!
庶民から一転、玉座を継ぐことになってしまったルドヴィーク。さっそく「国王の一番大切なお仕事」として告げられたのは、「大陸で一番高貴な血筋のお妃様を迎えること」!ところが現れた美しい花嫁は、彼の顔を見るなり呟いた。「キモイ…」そのまま王妃となった彼女と冷戦状態に突入するルドヴィークだったが、実は王妃にはある秘密があり、それを知った彼は、彼女とひとつの契約を交わすことに…。ファンタジー・ハーレム(予定)コメディ、開幕!!
「交際はー認められないわ」心を通わせ、恋人同士になった綾音と詩也に、いち子からまさかのNG宣言!交際を隠すため、「つきあってない」と言い張る羽目になる二人。だが次のバレンタイン公演は『ロミオとジュリエット』。舞台の上でなら甘い関係を演じられると思う詩也だったが、そこには別の問題がー!?初詣にバレンタイン、ホワイトデー、そしてカレナたちの卒業式。冬から春へ。つきあい始めた二人と周囲の人々が織りなす、極甘なエピソード!
綾音と距離をおくことを選んだ詩也。“素直な後輩”を演じる彼に綾音が動揺を隠しきれずにいるところへ、さらにいち子が、クリスマス公演は「チーム・デネブ」を脱退したカレナを客演に迎え、ダブルヒロインで行うと発表!演目は『エロスとプシケー』、神と人の恋物語。謎を秘めた詩也と正体を隠す愛の神エロスが重なり、綾音は演技が出来なくなってしまいー!?互いを想いながらすれ違う二人、それを見つめる赤い瞳の少女。彼らの想いが交錯する第4弾!!
母との別れを支えてくれた葵を、妙に意識してしまい動揺する是光。そんなところに、「ぶ、文化祭の実行委員に、赤城是光くんを、推薦します」みちるの発言に始まり、月夜子主催の日舞研の出し物、朝衣の特別警護班への参加要請と、文化祭の準備に奔走するハメになってしまう。学校行事には慣れない上に、クラスメイトには避けられ、帆夏も何故か素っ気ない態度。そんな時、資料を差し入れてくれる、正体不明の援助者が現れー!?大人気学園ロマンス、第8巻!!
「お兄ちゃんが、ヒカルのお友達…なの?」ヒカルの次の“心残り”は何と、九歳・小学四年生の美少女だった。ドン引きする是光だったが、見かけによらずしたたかな少女、紫織子には弱みを握られ、ヒカルにも頼み込まれて、しぶしぶ彼女の面倒を見ることにするが…。案の定ロリコンと誤解され、葵や帆夏にも白い目で見られて散散なことに。さらに紫織子は、大金を稼ぐため、大物を狙った“雀狩り”を企んでいてー!?大人気シリーズ第3弾、登場。