著者 : 笹塔五郎
信じ合う互いのため、2人の少女は剣を取る。シュリネの活躍によって、リンヴルム王国・次代の王はルーテシアの支持する第一王女・フレアに決まろうとしていた。だが、悪意の火は消えていない。突如、発覚した王女暗殺計画に、ルーテシアはシュリネと共にフレアを守ることを決意し、計画の阻止へと動き出す。ところがそのさなか、頼みの綱であるシュリネが姿を消してしまいー
『色欲の魔剣』と同じく超常の力を持つ『怠惰の魔槍』-その持ち主であるレティたちと協力し、ラベイラ帝国からの追手を辛くも撃破したリュノアとアイネ。レティからの依頼で初代“剣聖”オーヴェル・スヴィニアとその娘シンファを救うため、危険を承知で帝国へと向かうことになった二人はその途中で懐かしいある人物と再会する!!
とある人を護衛するために育てられ、剣を極めた少女・シュリネ。だが、護衛対象を暗殺したという濡れ衣を被せられて逃亡の旅に出ることに。故郷を追われてしまったシュリネは異国の地で、王位継承問題に巻き込まれて命を狙われる公爵令嬢・ルーテシアと出会う。今まさに刺客に襲われているルーテシアに、シュリネはある提案を持ち掛ける。「わたし、ちょっとお金に困ってるんだ。護衛が必要なら、たった今から雇われてあげるけど」--二人の出会いが王国の命運を左右する! 少女たちの剣戟バトルファンタジー、開幕!
ジグルデとの戦闘後、傷を癒やすためにリディンの町に来たリュノア達。そこで棺桶を背負う謎のシスターから竜の討伐を依頼され……。
赤毛のS級冒険者ラルハー敵か、味方か?ラベイラ帝国からの刺客を退けたリュノアとアイネは、リュノアが拠点を置いているルドロの町へ向かうことに。そこで新たな生活を始める二人の前に、かつてリュノアとパーティを組んでいたというSランク冒険者、ラルハ・レシュールが現れる。それと同時にルドロの町にも帝国の影がちらつき始めー?
剣聖と奴隷ー二人が織り成す剣と恋の物語。Sランク冒険者にして二代目剣聖リュノア・ステイラーは、奴隷に身を落とした幼馴染の少女アイネに再会する。アイネを救うため身請けしたリュノアであったが、彼女は装着者を1日1回「発情」させる呪いの首輪を着けられていてー?首輪を外す方法を求め、リュノアの戦いが今、始まる!
課外授業で海辺の町へとやってきたアルタ達。イリスの砂浜での特訓を指導しながらも、アルタは騎士団と共に敵の襲撃に目を光らせていた。そこに、一度は敗北を喫した“剣客衆”が、その威光を取り戻すべくアルタを狙って襲い来る。更に一人の少女が剣客衆を追って現れた。ルイノ・トムラーアルタの前世に関わりのある名を持つ彼女は、剣客衆の一人を一刀の下に斬り伏せる。ただ強者を求め、人を殺すことも厭わない“剣客少女”ルイノの真の狙いは、アルタとの『死合』でー!?様々な思惑が行き交う海辺を戦場に、剣士達の激闘が幕を開ける!
隣国から訪れる視察団の案内人を務めることになった“剣聖姫”の少女イリスと元“剣聖”のアルタ。その任務を前に、アリアが突然姿をくらまし…?親友の行方を心配しながら、イリスは“ファルメア帝国”元帥の娘、エーナ・ボードルらと行動を共にする。その最中、エーナを狙い現れた暗殺者集団“影の使徒”。そこにいたのはー「…アリア?」行方知れずの親友だった。「…イリスには関係ない」「関係ないわけないでしょう!私達はー」それぞれの“護りたいもの”のために戦う少女達。その時アルタは、“剣聖”の名を以て、二人を呪縛から解き放つべく行動を開始するー!
アルタ・シュヴァイツは伝説の“剣聖”の生まれ変わりであり、歴代最年少の騎士。今世は早々に前線から退きたいアルタだったが、次期国王との呼び声が高い“剣聖姫”の少女イリス・ラインフェルの護衛任務に就くことに。表向きは学園の講師として派遣されたアルタだが…「私と本気で戦ってください」護るはずのイリスから突然戦いを挑まれて!?イリスに力を示したアルタは教えを授けることになるが、その裏では彼女を狙う闇が動き出しー?指導を続けていくうちに、アルタは強さを求めるイリスの想いを知りー「君が頼れる相手は、ここにいます」“剣聖”の誇りにかけてイリスを未到の高みへと導いていく!