著者 : 笹森トモエ
担任の御厨充希先生とお付き合い(仮)中の俺・藤本千里は、クラスメイトにバレないよう自宅でこっそり先生と会っていた。そんな中、やってきた一大イベント体育祭!先生とちょっぴりえっちな組み体操の練習なんかもして準備万端で迎えた当日、離れて暮らしていた義妹の愛梨が突然現れてー「初めましてー。あたしぃ、チサトの彼女の愛梨でーす☆」まさかの恋人宣言に、先生の嫉妬が爆発!?いつものデートでは我慢できなくなった先生に、ついにキスまで求められてしまい…!?美人で年上で甘々な先生と隣に住む男子高校生のイチャラブコメディ、第2巻!
東京の片隅の薄汚れた古い雑居ビルで魔術が使えない魔術士・黒瀬秀春は、相変わらず魔術に苦しむ人々に救いの手を差し伸べる魔術コンサルタントを営む日々。そして事務所に居候していた朝倉ヒナコは永聖魔術学院への入学を果たし、秀春はそれを見守る。けれども入学早々、ヒナコの存在は魔術学院に波紋を広げ、魔術士の名家・皇希遊と対決することになりー。四年前に起きた魔術による大規模魔術消失事件「消失した正午」の真実、そして秀春の過去を知る美女・逢夏との出会い。秀春は様々な思いを抱えて、更なる一歩へと歩み出す。
魔術をつかう人に希望を見つけるーそれこそがかつて師を救えず、己の魔術を失った過去を持つ魔術士・黒瀬秀春が再び立ち上がった理由だった。「お父さん会いたかった!」東京の片隅、薄汚れた古い雑居ビルで魔術コンサルタントを営み、魔術に悩める人々のために奔走する日々のなか、秀春を父親だと勘違いした、かつての師の娘・朝倉ヒナコは現れた。「魔術は、唯一のつながりなんです」魔術の才に愛されながらも、魔術によって家族を奪われた少女ヒナコ。「奇跡に見合う努力はしてきた」絶望と喪失の果て、秀春だけが見つけ出した可能性という新たな未来。東京で出会った二人が織り成す魔術と居場所の物語。
生徒達の悩みを解決する“お雛様”こと雛菊こころをサポートするようになった伊莉也は彼女に影響されてか、困った人に対して敏感に反応し、ついつい手をさしのべてしまうようになっていた。今回も選択授業で知り合った少女・ユリが抱える闇に触れた伊莉也だったが、彼女の不思議な思考と言動に振り回され苦戦する。なんとかユリの心を開くことに成功したとき、彼女の闇の元が“お雛様”誕生のきっかけになったある事件へとたどり着くのだった…。誰もが持っている闇を解決するために、おいしいコーヒーと温かい助言をくれる“お雛様の部屋”の扉は誰にでも開いている。第4回講談社ラノベチャレンジカップ“佳作”受賞作、2杯目!
伊莉也は実家の喫茶店に現れた美少女に思いを馳せていたが、再び会う事も叶わずにいた。進学した高校では勉学に追われ友人作りに乗り遅れたりと、少々ブルーな毎日…。そんな時、生徒の悩みを聞いてくれる“お雛様”の噂を耳にする。その人物こそ、伊莉也が思い焦がれていた少女・雛菊こころだったのだ。不思議な縁から相談事にやってきた生徒にコーヒーを入れる役目を仰せ付かった伊莉也。バレー部の部長や恋に悩む上級生、こころのライバルや生徒会長まで!様々な相談事をこころはちょっとした心理学を用いて解決していく。しかし、こころが相談室を開いた理由にはある過去が関係していた!?第4回講談社ラノベチャレンジカップ“佳作”受賞作。
七大罪の盟主・天音先輩とともに、三国志ソーシャルゲーム「ワロス」最強の一角である不眠王を撃破した芝居忠太。その活躍により、七大罪のメンバーが天下統一に一番近づいたかに思われたが、何故か周りではトラブルが激増!?闇の力「課金」を使う新勢力・ダメポや他の強豪プレイヤーから執拗に狙われたり、忠太のリアルではまさかの恋愛イベントが発生!?さらに、究極のカードと異能の五本指を持つゲームマスター・虚無の王とも戦うことになり「赤壁の戦い」で神に挑むことに…。ていうか、無敵のゲームマスターなんて倒す方法あるの!?へたれ王と愉快な仲間たちでおくる学園青春ソーシャルコメディ第2弾登場。
ヘタレな高校生・芝井忠太。武将として盟主に仕えるという夢見がちな彼の前に、カリスマ生徒会長でハーフで美人な周防・S・天音先輩が現れる。「天下統一のためには君の力が必要だ。私は君が欲しい」という先輩のカリスマワードに惹かれ、ガイアの血に目覚めてしまった忠太は「この命、あなたに捧げます!」と、ついつい忠誠を誓ってしまうのだった。そんな彼が誘われたのは、三国志をモデルにした「ワールド・ロード・スリーキングダム」-通称「ワロス」と呼ばれるソーシャルゲーム。ド素人の忠太は、盟主の天音先輩と共にワロス制覇に燃え、可愛いナビゲーター・ムスメにも萌えながら天下統一を目指すことになり…。
数々の“災厄の数”を生み出してきた集団、“クリフォト”。奴らが雪名を攫った。奴らの目的は、雪名の中の“無限の災厄の数”の解放ーそれが意味するのは、雪名の死だった。攫われた雪名は“クリフォト”に攻撃を受けていた。ただし、肉体への攻撃ではなく、精神への。雪名の精神が死ぬとき、最凶の“災厄の数”が蘇るーそれを倒すには雪名の肉体ごと殺さねばならないという。雪名の死を何としてでも阻止するために、俺は明津、アンデレ、タデウスとともに敵のアジトに向かう。“数”の異能力アクション、第5弾。
東京内戦の跡地に肝だめしにやって来た俺たちは、“零”の災厄の数、カラスと出会う。彼を見て、安藤照子さんーアンデレは動揺していた。その晩、俺の家を突然訪ねてくるアンデレ。「…一緒に行ってくれたら、1つだけ何でも言う事聞くって言ったら…?」アンデレは俺が向かった地下には、あるはずのない電車が走っていた。中から現れたのは執行官ディエゴと、雪名。「誠一君は、どうしてアンデレさんと一緒に来たのかな?」なぜかモジモジする雪名と共に、俺は地下奥深くである秘密を手に入れるー。“数”の異能力バトル、第4弾開幕。
「私達は無自覚に、目に見えないi(ウソ)を必要として生きているんだよ」仲間でやってきた北海道旅行。どこか様子のおかしい雪名に、俺は歯がゆい気持ちでいっぱいだった。彼女は俺との“殺害の約束”を疑っているのかもしれないーそう思った折、町が歪み始める。現れる無数の化物。数秘術が使えなくなる雪名。NPCのように機械的な、町の住人たち。そして現れる、“虚数”の災厄の数。彼との出会いで、俺と雪名は互いの本当の気持ちを知ることになる。“数”の異能力バトル、第3弾。
「私はまだ、“φ”のままなんだ。…こんなふうに思うのは、きっと君に出会ってからだ」あの事件から数ヶ月。文化祭のクラス劇で、雪名はヒロイン役に抜擢された。俺には少しずつ心を開いているものの、ずっと孤独に生きてきた彼女はなかなかクラスに馴染めずにいる。そんな時、俺は再び“歪んだ無次元数”を見ることになる。連なる赤い数値の鎖で繋がれた、奇妙な人間たちー。平和になったはずの東京に現れた、“集合”の災厄の数。“無限の力”をも喰らおうとする、雪名の天敵。新たな戦いに身を投じる雪名に、俺は何ができるのか。“数”の異能力アクション、第2弾開幕。
「人はデルタtの狭間に生まれ、そして死んでいく」。ビルから落ちていく儚い少女。彼女の背中に、一瞬、羽が見えた気がしたーそれが、高校生の俺、冴上誠一と“数秘術師”羽鷺雪名との出会い。ある日突然、俺の妹・愛架が誘拐されてしまう。血眼になって探す俺は、虚空に浮かぶ、ノイズがかった無数の数字を見た。混乱する俺に雪名は告げる。「残念だね。君には“無次元数の異常を視認できる才能”が開花してしまった」数を書き換えることで奇跡を起こすことができる能力者の雪名は、“確率”を操る怪人との戦いにひとり、身を投じようとしていたー。“数”の異能力アクション、開幕。