著者 : 篠原千絵
ヒッタイト帝国内で反皇妃派の有力者が次々に不審死をとげていた。第三皇子カイルとその側近たちはナキア皇妃の暗躍を疑い、カイルの身辺にも危機を覚える。そんな折、カイルと側近たちは行き倒れた瀕死の少年を助けた。少年はルサファと名乗り、なにかいわくありげな様子なのだが…。大人気漫画家が描き下ろした渾身の外伝!いよいよクライマックス。
カイルは都への帰途でカッシュとテッサの兄弟に出会った。元貴族の彼らは、病の母と重い年貢を抱え、苦しみながらも誇りを失ってはいなかった。そんな時、村を治める代官の息子が、妹のテッサを側女に要求してきた。しかし彼女はヒッタイト帝国の皇子とは知らずカイルに魅かれ始めていた。カイルもまた健気なテッサに好意を感じ始め…!?超ヒットコミックスを作者自身が書き下ろしたオリジナルストーリー第3弾。
16歳になった三田村由麻は将来を嘱望されるプロピアニストとして帰国した。だが、成田に迎えにきた林の姿を見たとたん、うれしさのあまり道路に飛び出し、事故に遭って意識不明に陥る。やがて由麻は幽体離脱を起こした中で神崎亜衣子の霊体に出会う。亜衣子は由麻に早く肉体に戻れと言うが、由麻はどうしても戻れない。精神的に阻害する何かがあるらしいのだが…!?大人気書き下ろしシリーズ第6弾。
家族を禍から守るため別人に転生した16歳の亜衣子。生まれ変わった相手は7歳の美少女・由麻。その時にタイムスリップ能力を得、過去に戻り家族の危機を救ってきた。このことを知っているのは、由麻の従兄の林だけ。転生から3年、10歳になった由麻自身と林に魔の手が伸び、林は重傷を負った。禍を回避すべく、初めてひとりで過去に旅立った由麻だが…!?転生、禍の謎が明らかになる大人気シリーズ第5弾。
愛する人に殺されたピアニストの亜衣子は事故を契機に生まれ変わった。転生した相手は7歳の美少女・由麻。その時にタイムスリップ能力を得、こめかみの痛みとともに不思議なことが次々と起こった。このことを知っているのは、由麻の従兄の林だけ。原因は家族の過去にあるらしい。9歳になった由麻は、甥の透が誘拐されたのを機に、3世紀のローマとペルシャの戦いの中へタイムスリップした…。
パート(1):交通事故から目覚めた時、西洋人形のような7歳の美少女に変わっていた16歳の天才ピアニスト・神崎亜衣子。どうしてこうなったの?自分の死の真相を探るうちに…!?パート(2):いとこの森兄ちゃまに会っていたら目眩がした。目眩とともにタイムスリップした先は古代ヒッタイト帝国だった。そこで森兄ちゃまそっくりの王子と出会い…!?他2編収録。大人気漫画家、篠原千絵の初小説。
育ての母、ヒンティの死に疑惑を感じたザナンザ皇子は兄・カイルに訴えるがカイルは動こうとはしない。そこでザナンザは自ら調査を始め、次期皇妃を狙う神官・ナキアの陰謀に辿り着くが…。超ヒットコミックス『天は赤い河のほとり』古代ヒッタイト帝国の創世記を作者自身が書き下ろしたオリジナルストーリー。若き日のカイルとザナンザの夢と兄弟愛の行方は…。