著者 : 細音啓
「神の切り札」こと天使長フレイヤとの戦いを制し、前人未踏の「神々の遊び」9勝目を飾ったフェイたち。人類の悲願でもある10勝目前となり、世界中が固唾をのんでフェイの次なる戦いに注目していた。対峙する相手は世界最強の使徒であり半神でもある少女ヘレネイア率いる『すべての魂の集いし聖座(マインド・オーヴァー・マター)』。神版の「マインド・アリーナ」ともいえる究極のすごろくを舞台に、人間と神との最大の攻防が繰り広げられる。果たして、フェイたちは人類の夢を達成することができるのか? そして、どんな願いも叶うという「神々の遊び」に隠された真実の意味とはーー?
「最初で最後の星戦だ。すやすや寝ているがいいさ、星の大敵」 帝国と皇庁ーー永きに渡り対立していた二国が、災厄と魔女イリーティアという"共通の敵"を前に手を組んだ。天帝ユンメルンゲンと女王ミラべアの対話を経て共同戦線を張り、それぞれ精鋭を連れて星の中核を目指すことになった両国。当然イスカとアリスも別ルートにて行軍することに。 「いい、イスカ! どっちが先に星の中核に着くか、勝負よ!」 しかし星の深淵で待ち受けていたものは、天帝の予想を超える禍々しき怨念だった。細音啓が放つ大人気ファンタジー第16巻。行こう、星の戦場へ。
世界最強チーム『すべての魂の集いし聖座(マインド・オーヴァー・マター)』の一員でもある超獣ニーヴェルンとのマーダーミステリーに勝利し、いよいよ人類未踏の領域へと近づいたフェイ。そんな彼と仲間たちの活躍に危機感を抱いたヘレネイアは、「神々の遊び」完全攻略を阻止すべく、切り札とも言える天使の長フレイヤにフェイとの対戦を持ちかける。そして幕を開けることになった、天使の学園を舞台にした、ゴールの場所が不明のタイムアタックバトル。フェイたちは天使の長と配下たちを相手取り、神々の遊びの頂へ王手をかけることができるのかーー?
ケイオスとの極限の読み合いの後に語られた事実から、「神々の遊び」の真実の姿に一歩近づいたフェイたち。そんな彼らに興味を持った世界最強チーム『すべての魂の集いし聖座(マインド・オーヴァー・マター)』の一員である超獣ニーヴェルンが「神々の遊び」を仕掛けてくる。遊戯は村長が殺された架空の村が舞台のマーダーミステリー。ケイオスやミランダらも交えて、チームメイト同士お互い疑心暗鬼となりながらも各々に与えられた役割をこなしていく。だが、そこでフェイが辿り着いたこのゲームのクリア方法には、気まぐれな神・ニーヴェルンの狡猾な企みが込められていたーー!
ーーそれは、聖戦に至れなかった物語。 太陽の帝国侵略をイスカたちが阻止した結果、奇しくも帝国にて三王家の王女達が集結した。魔女・イリーティアの打倒を誓う王女たちが帝国との協力を決意する中で、女王・ミラベアもまた一つの決断を迫られる。 女王の脳裏によぎるのは、かつて好敵手だった男ーー魔人・サリンジャー。最盛期には戦闘人形と評された彼女が如何にして彼と出会い、そして別れたのか。宿敵という名の逢瀬と、決別の筋書きで彩られた舞台ーー三十年前の真実が、今蘇る。細音啓が放つ大人気ファンタジー、決断の第15巻。
巨神タイタンからチーム名『神々の遊戯を授かりし(メイ・ユア・ゴッズ)』を授けられたフェイ。いまだ謎に包まれた世界最強チーム『すべての魂の集いし聖座(マインド・オーヴァー・マター)』のヘレネイアの真意を確かめるべく、フェイは、ミランダ事務長やウロボロスを引き連れて、神秘法院本部を目指す。「一年ぶりだなフェイ」。その前に現れたのは、フェイの旧チームのリーダー・ケイオスだった。彼の口から語られる世界最強チームの正体とヘレネイアの真意とはーー.はるか古より続く神々の遊びを懸けて、フェイの遊戯は、世界を巻き込んだ新たなる局面へと突入しようとしていた!
「----触れた。私は『至った』のだから!」 ヒュドラ家当主・タリスマンと魔女イリーティアの衝突は、最悪の形で終わりを迎えた。力と復讐を求める王女・ミゼルヒビィは、帝国の破壊を目論むシャノロッテと進軍を開始する。 『癪に障るのよ! アンタの温い言葉一つ一つが!』『自ら輝くことのできない存在が太陽に代われると思うな!』 迎え撃つアリスとキッシング、そしてミスミス。隊長と隊長、純血種と純血種、皆等しく星霊使いーー。”真理”が蠢く帝国にて集結した因縁と衝突の果てに訪れる決断と覚醒めとは。 細音啓が放つ大人気ファンタジー、信念と対峙の第14巻。
不可能と思われた迷宮を完全攻略してさらなる注目を集めるフェイだったが、一方で事件を通じ「正体不明の神」から目をつけられてしまう。そんな最中にメンテナンスも兼ねて参加することになった のは、世界樹を舞台とした超大規模ゲームで、なんと、立ちはだかるのは「神樹の守り手」の連合チーム。複数の神を同時に相手にする緊急事態に、フェイ達もアニータらと共に手探りのゲーム攻略に 挑むことになる。その頃、迷宮での事件から「神々の遊び」に干渉する存在を看破したウロボロスは、フェイに興味を持つ他の神とも接触。世界は一人の少年を中心にして、大きく動き出そうとしていたーー!
皇庁と帝国の両方で抜き打ち所持品チェックが勃発!それぞれが持つ秘密が明らかに!?-『あるいは正義の持ち物検査』(仮)病に倒れた燐を救うため、アリスと(連れて来られた)シスベルは伝説の霊峰へ!-『あるいは武術を極めし王女?』楽園に見捨てられた青年・ヨハイム。彼が絶望と修練の果てに出会ったのは、楽園を憎む王女・イリーティアだった。同時に彼女の秘密を聞いた彼は、魔女の騎士になることを誓い…。これは、俺の命を貴女に捧げる物語だー『瞬があれば事足りる』ドラゴンマガジンに掲載された短編に大幅書き下ろしを追加した、大人気シリーズの短編集第三弾!
ーー局面は変わった。帝国と皇庁の戦争は、イリーティアという世界の敵の登場でかつてない混乱を迎えることになる。仮面卿の仇を取る為イスカへと降伏したキッシングと、同じく行動を共にするアリス達は、更なる真実を求め星霊の聖域に足を踏み入れる。そこで彼らは星剣の役目、星の奥に潜む災厄、そして星霊使いに訪れる残酷な未来を知ることになり……。一方、星の中枢を目指すミゼルヒビィ達にも魔女の凶行が迫る。 『親愛なる太陽まで手に掛ける、なんて心苦しいことかしら』 魔女の奏でる旋律は、遍く世界に響き渡りーー。細音啓が放つ大人気ファンタジー、災禍と踊る第13巻。
迷宮ゲームで世界規模の帰還困難者が多数発生し、他都市の有力プレイヤー達と共に救援に駆け付けたフェイたち。鬼畜難易度の迷宮攻略を死に戻りシステムの駆使と「無敗ちゃん」の乱入による圧倒的な暴力で一時セーブに成功する。だが、完全攻略のためにはラスボスの撃破が必要にもかかわらず、このダンジョンのラスボスであるはずの神はすでに死んだ状態。一見、手詰まりとなった攻略の中、それでもフェイとレーシェ達は持てる頭脳と手段をフルに用いて、他パーティを巻き込みながら完全攻略へと突き進む。一方、破竹の勢いで「神の遊戯」を勝ち進むフェイの前に思いがけぬ「神」が立ちはだかろうとしてーー!?
『--私が創るのです。真に優しき星霊使いの楽園を』 覚醒めた始祖ネビュリスを追い、帝国へと辿り着いたアリス。自らの望む平和のため、暴走する始祖を止めようとした彼女が目にしたのは、変わり果てた姉・イリーティアの姿でーー 仮面卿とキッシング、ネビュリスとクロスウェル、そしてイスカとアリス。共闘する彼らと相対するは、真の魔女と化したイリーティアと裏切りの使徒聖・ヨハイム。選ばれた強者たちの集結した帝国にて、熾烈な戦場が幕を開ける!! 細音啓が放つ大人気ファンタジー、激動の第12巻。--ねえアリス。あなたを守ってくれる騎士はいるかしら?
ダークスらとの激闘を終え、新たにネルを仲間に迎えるべく賭け神(ブックメーカー)との戦いに臨むフェイたちだったが、狡猾な賭け神にネルはあえなく返り討ちに。だが、フェイは「想定通り」と力強く宣言して賭け神を挑発。天才的な起死回生の策と共にフェイVS賭け神の1VS1の戦いを仕掛ける。同じころ複数の都市を巻き込んで使徒(プレイヤー)が「神々の遊戯」から帰還できないという異常事態が発生。「無敗の我が遊びに来てやったぞ」--そしてさらなる「規格外」の参戦で、フェイの遊戯は新たな局面を迎えようとしていたーー!
現代に復活した元神レーシェに指名された少年フェイは、勢いのまま「神々の遊び」を連続攻略し、一躍世界最注目の存在へ名乗りを上げた。だが、彼らに刺激を受けた使徒(プレイヤー)の影響でしばらく自都市での活動ができなくなったフェイたちは、レーシェの不満解消も兼ねて別の都市への遠征に赴くことに。フェイを一方的にライバル視する黒衣の男ダークスが登場し、フェイたちは親善試合の場を借りた高度な心理戦に巻き込まれる。プライドを賭けた戦いに挑むフェイのパートナーはーーなんとパール! 不安しかない戦いを前に、少女の意外性が爆発する!? そして待ち受ける次なる「神の遊戯」とはーー?
『先に言っておくよ。これから映しだされる物語は、決別だ』 八大使徒・ルクレゼウスを退けた後、天帝ユンメルンゲンに帝都へと招かれたイスカ達。天帝の指示の下、シスベルは灯の星霊で過去を再現する。映し出されたのは若き日の師匠クロスウェル、ユンメルンゲン、そしてネビュリス姉妹でーー 百年前。発展を続けていた『帝国』を舞台に紡がれるのは、『世界最悪の日』に至るまでの物語。平和だった世界の中で、なぜ始祖ネビュリスは生まれ、なぜ帝国は燃え落ちることになったのか。そして、全ての元凶たる星の中枢に眠るものとは。世界に潜む悪意と真実が、遂に明かされるーー!
暇を持て余した至高の神々が作った究極の頭脳ゲーム「神々の遊び」。永き眠りより目覚めた元神様の少女レーシェは、開口一番にこう宣言した。 「この時代で一番遊戯の上手い人間を連れてきて!」 指名されたのは“近年最高のルーキー”と注目される少年フェイ。二人が挑む「神々の遊び」は難易度高過ぎで完全攻略者はいまだ人類史上ゼロ。なぜなら神様は気まぐれで、とっても理不尽で、たまに理解不能だから。だけどそんなゲームだからこそ、心から楽しんで遊ばなきゃもったいない! ここに、天才ゲーム少年と元神様の少女と仲間たちによる、至高の神々との究極頭脳戦が幕を開ける!
少年・少女たちの更なる秘密が白日の下にールゥ家の可憐な三姉妹が遂に直接対決!?王女の品格を競う三番勝負、開始!!-『完全無敵のお姉さま』最上位戦闘員・使徒聖。帝国を代表する彼らが何故かニューイヤーレターを巡って大暴れ!?-『天帝直属、最上位戦闘員』師匠の訓練に最後まで耐え抜いた2人ーの片割れであるジン。凄腕狙撃手、そしてイスカの相棒であるジンが幼少期に師匠から預けられた言葉とはー『世界が知らない予言』ドラゴンマガジンに掲載された短編に書き下ろしを大幅追加した、大人気シリーズの短編集第二弾!
「待ってるよ黒鋼の後継。この星の未来を決する話を、しよう」囚われた第3王女シスベルを奪還したイスカたちは、遂に天帝ユンメルンゲンとの邂逅を果たし、帝都への帰還を決意する。天帝に人質として連れ去られた燐を取り戻すため、そして『百年前の真実』を求めて帝都へと急ぐイスカたちだったが、真実の隠蔽を目論む八大使徒が立ちはだかりー『-諸君らはここで終着だ』遂に訪れる八大使徒との決別。一方、ネビュリス皇庁でもある異変が起きていてー星の禁断に触れた者達の交錯は、更なる騒乱を呼び覚ます!大人気ファンタジー、激動の第10巻!
激化する“白の墓所”での決戦。大始祖イフの撃破によって蛮神族を解放するなかで、遂にリンネの復活が実現した。残る3種族の解放のために墓所の奥に進むカイ達だが、それをあざ笑うように、世界の改変を目論むアスラソラカが立ちはだかる。この世界から見捨てられた「世界種」の復讐を誓う彼女を、カイは止めることができるのか。そして「この先の歴史」でリンネが存在できないことを知ってしまったカイが、最後に選ぶ未来の姿は正史か、別史か、それともーーファンタジー超大作、クライマックス!