著者 : 細音啓
予想もしない形で終戦を迎えた五種族大戦を覆すために、カイは大始祖の待ち受ける決戦の地“墓所”に挑む。大始祖に封印された全種族の解放と、消えた世界種リンネの再生のため、ジャンヌ、バルムンク、大天使アルフレイヤらと共に墓所へと突入。そこで待ち受けていたものは大始祖の理念に従うアーカインとテレジアだった。時同じく、“世界輪廻”の首謀者であるアスラソラカが大始祖から離反し、世界崩壊へのカウントダウンを開始する。世界を愛する者と憎む者、数多の思惑が入り乱れる中で、カイの最大の戦いが始まるー!
魔女狩りの夜から一夜明け、甚大な被害を受けた皇庁では、帝国軍襲撃事件の責任を問われ、女王聖別儀礼を急ぐ声が高まっていた。すべては黒幕であるヒュドラ家の思惑通り。女王の負傷により女王代理となったアリスは、黒幕を暴く鍵となるシスベルの救出をイスカたちに託すー。奪還の舞台は、ヒュドラ家の星霊工学研究所『雪と太陽』。そこで、イスカたちを待ち受けていたのは、「さあ、この世でもっとも気高い力を見せてあげる」-瑠璃色の髪を持つ太陽の女王候補・ミゼルヒビィだった!至高の魔女と最強の剣士の舞踏。皇庁動乱編、拍手と喝采の最終幕!
帝国軍の襲撃により火の海に包まれた魔女たちの楽園ーネビュリス皇庁。皇宮のいたるところで、使徒聖と純血種という最強同士の戦闘が勃発する中、イスカたちもまたルゥ家の別荘にて、帝国軍に擬装したヒュドラ家から第三王女・シスベルを護るべく戦闘を続けていた。そして、新たな『魔女』が産声をあげ、帝国と皇庁が過去最悪の関係にいたったその夜。イスカとアリスは戦場で再び出会う。「わたしは帝国を滅ぼさなきゃいけない。それがキミであっても」-そして、始まる。好敵手でいられなくなったキミと僕の望まない決闘が。
大始祖の陰謀により四種族が封印され、五種族大戦は人類の勝利という予想もしない形で終戦を迎えた。シドから大始祖の企みを聞いていたカイは、ジャンヌと花琳に戦いの継続を直訴するが、人類の平穏という悲願を達成した彼女たちの反応は薄かった。カイは新たなコードホルダーを手に、一人、リンネの復活と仲間たちの解放を目指し、大始祖への抗戦を決意する。その頃、石化していたために墓所への封印を免れた四英雄の一人アルフレイヤをバルムンクが発見したとの報がもたらされー世界から忘れられた少年の「世界に拒絶された少女」を救う戦いが始まる!
「真の世界を取り戻す」決意をした少年カイは、各種族の英雄や精鋭たちと出会う中で、この世界を改変した黒幕へと近づく。機鋼種の強敵・マザーDを激戦の末に破った後、カイが手に入れたレコーダーには、預言者シドを名乗る男の声が残されていた。シドから語られる黒幕の真相とはー。一方、六元鏡光、ヴァネッサ、ラースイーエら三英雄たちが、三種族の思惑が入り乱れる中で衝突を始める。そして、預言神の加護を受けたこの世界の“二人のシド”アーカインとテレジアは三英雄を強襲する機会を伺う。今、この世界は「誰の記憶にもない」局面に突入するー!
女王暗殺計画の黒幕を追うアリス。そしてシスベルを護衛し王宮へと急ぐイスカ。そんな二人の前に、「みんなでルゥ家の別荘へ行くの。久しぶりの姉妹水入らず、楽しみね?」王女姉妹の長女・イリーティアが姿を現す!
英雄シドの剣と武技を継承し「真の世界を取り戻す」決意をした少年カイ。切除器官を取り込み、他を圧倒する幻獣族の英雄ラースイーエによる世界輪廻の再現をギリギリで阻止。だが、彼らを待ち受けていたのはウルザ連邦への瞬間転移、そして正史にも存在しない第六の種族・機鋼種との遭遇だった。新たなる事態に直面したカイたちが、再びラースイーエの企みを止めるべく休む間もなく作戦を開始。そんな彼らに接触してきたのは、悪魔族の次席ハインマリル。幻獣族の暴走を止めるべく他種族が集結していくなか、少年の知る正史とはまた別の、世界の真実が迫っていた。
交換条件でシスベルの護衛を引き受け皇庁入りすることになったイスカ。真意を知らないアリスリーゼは、寄り添う二人を目撃してしまい、大いに心を乱される。一方、王宮では女王ミラベアを狙った暗殺事件が起きーー
英雄シドの剣と武技を継承し「真の世界を取り戻す」決意をした少年カイ。聖霊族の英雄・六元鏡光との共闘で謎の怪物・切除器官を撃破。こうして世界輪廻を招いた元凶は、最後の四英雄・幻獣族のラースイーエに絞られた。一方で、順調すぎる世界の解放に戸惑いを覚えながらも、ジャンヌは幻獣族の支配するシュルツ連邦への進出を決意する。切除器官を従えて暗躍を続けるラースイーエ、存在が明かされた二人の“シド”-「この世界の秘密を知る者たち」とカイたちが邂逅を果たすとき、五種族大戦の影に潜んでいた「真の支配者」が目を覚ますー
危険任務の手当として休暇を与えられ、リゾートへやってきたイスカたち。水着でバカンスを堪能するはずが、イスカにとって因縁の少女と再会したことで、雲行きは怪しくなる。「一年ぶりですわね。わたくしと皇庁へ来ていただけませんか」かつてイスカが救った魔女、皇庁第3王女シスベル。アリスリーゼがイスカを欲したのと同じように彼を誘うシスベルには、誰にも言えない秘密があった。たとえ血を分けた姉であっても。一方、妹がイスカについて調べていることを知ったアリスリーゼもまた、この砂漠のオアシスへと向かっていて…。剣士と魔女たちの運命は、戦場に更なる火花を撒きちらす。
世界は人類が五種族大戦に敗れた歴史へと「上書き」されたー英雄シドの剣と武技を継承し「真の世界を取り戻す」決意をした少年カイは、何者かの影響で豹変した蛮神族の英雄・主天アルフレイヤを撃破。イオ連邦の地にひと時の休戦をもたらす。聖霊族が支配するユールン連邦への案内役として、エルフの巫女レーレーンを加えた一行。だが、凶暴化した巨大なベヒーモスの襲撃で事態は急変。導かれるようにオルビア預言神の祠へと辿り着く。「あなたたちに世界の運命を託したい。この世界は『偽り』です」。ジャンヌに救世主となるよう求める預言神。だが、カイはこの世界での出来事から神の言葉に疑問を抱いていたー大注目のファンタジー超大作、第3弾!
皇庁潜入という特務に、隊長の魔女化。問題が山積する中、互いに望まぬアクシデントから、イスカはアリスリーゼに皇庁の監獄都市へ連行されることになってしまう。「キミの本音を知りたいだけ」「僕からも大事な話がある」イスカを逃がさぬよう自身と手錠で繋ぐアリス。密着状態で少女の素顔を垣間見るイスカ。しかし二人の時間は、打ち砕かれる。皇庁最凶の大罪人、『超越の魔人』の脱獄によって。時を同じく、特務と部下奪還のため監獄へ潜入したミスミスも決意を固めていた。「できるよ、今のアタシは魔女だもん」陰謀の火薬庫と化した監獄都市を舞台に、戦線は激化する!
世界は人類が五種族大戦に敗れた歴史へと「上書き」された。強大な異種族に支配された地上でただ一人、人間が勝利した世界を知る少年カイは、全ての人間から忘れられた存在になりながらも、英雄シドの剣と武技を継承し「真の世界を取り戻す」ことを決意する。運命の少女リンネと共に悪魔の英雄ヴァネッサをうち破り、人類を悪魔族から解放することに成功。さらに霊光の騎士ジャンヌと共に、蛮神族の領土イオ連邦へ。天使やエルフ、ドワーフたちの支配地でカイが見たものは、蛮神族の英雄・主天アルフレイヤの豹変だった。「主天(アルフレイヤ)様は……変わってしまわれた。すべてはあの時から……」早くも大ヒット! 圧倒的反響を巻き起こすファンタジー超大作、第2弾!
「なんで誰も、本当の世界を覚えていないんだ…!」地上の覇権を争う五種族の大戦が、英雄シド率いる人類の勝利に終わった時代。だがその世界は、少年カイの目の前で突如として「上書き」された。書き換えられた世界でカイが見たのは、英雄シドの不在により人間が五種族大戦に敗れた光景ーここでは竜や悪魔が地上を支配し、さらにカイは全ての人間から忘れられた存在になっていた。だが神秘の少女リンネと出会い、カイはこの書き換えられた運命をうち破ることを決意。英雄なき世界で、英雄の剣と武技を継承し、君臨する強大な敵種族に戦いを挑む。世界から忘れられた少年が「真の世界を取り戻す」ファンタジー超大作、開幕!
帝国とネビュリス皇庁が争う戦場で、運命の邂逅を果たした帝国最強の剣士イスカと皇庁の魔女姫アリスリーゼ。「こんな騒がしいカジノに、アリスがいるわけないか」「大当たりを出したって、彼に会えなきゃ意味がないのよ」互いに再戦を求め、すぐ近くにいながらも、二人は偶然か必然か、すれ違いを続けていた。しかし、敵対する少年少女の運命は戦場でこそ交わる。星脈噴出泉ーこの永き戦争の元凶。これを巡る任務に参戦することになった二人。その戦場には、決着を求める彼らの高潔な想いだけでなく、帝国・皇庁それぞれの陰謀が渦巻いていてー。
伝説の英勇エルラインが遺した至宝「世界録」。その在り処の衝突から世界が終わり始めた時代ー神性都市に突入したレンを待ち受けていたのは、最悪の力を持つ三起源との対決。そのうち一体を辛うじて退けたものの、残る二体がレンと別行動をとる仲間たちに襲いかかる。それでも、自らが成すべき世界の災厄『真精』の打倒のために都市の中枢部に進むレン。「本当は、お前ともう少し旅をしたかった…こんな戦いの旅じゃなく。目的地なんか決めずに、世界のどこまでも思うまま歩いていくだけの旅を…」。仲間たちの想いを胸に、偽英勇は破滅の終曲を迎える世界を救いだせるのかーいま、最も王道を行くファンタジー、第10弾!再来の伝説はここにある!
高度な科学力を有する帝国と、「魔女の国」と畏怖されるネビュリス皇庁。永く続く二国の戦場で、少年と少女は出会う。史上最年少で帝国の最高戦力となった剣士ーイスカ。皇庁最強とうたわれる氷の魔女姫ーアリスリーゼ。「わたしを捕えられれば、キミの夢も叶うかもしれないわ」「そっちこそ僕を倒せばいい。君の世界統一の前進になる」宿敵として殺し合う二人。しかし、少年は少女の美しさと高潔さに心奪われ、少女は少年の強さと生き方に惹かれていく。共に歩むことは許されず、互いを倒す以外に道はなくともー。敵対する少年少女が世界を革新するヒロイックファンタジー!
登山に青春をささげるあまり、恋愛を知らずにいる少女たち。そんな女の子に恋した少年は、高校入学を機に彼女に「好きだ!」と告白を。しかし悲しくも「登山が好きだ」と勘違いされ、未知の登山部へと強制入部することに!?そこで味わう、初めての知識や経験の数々。彼は少女と過ごせる一緒の時間が嬉しいだけでなく、いま、ここでしか味わえない、先輩や仲間との青春の良さも感じたりしてー。山に恋するあまり恋愛感性ゼロの山ガールに、果たして少年の思いは届くのか!?青春の坂道を駆け上がれ!!登山部ラブコメ一合目!!
伝説の英勇エルラインが遺した至宝「世界録」。その在り処の衝突から世界が終わり始めた時代ー海底神殿の探索と激闘の末、ついに神性都市の入り口にたどり着いたレンたち。だが、思わぬトラブルにより秘境の砂漠地帯に飛ばされてしまい、その矢先に天使や悪魔を捕らえた水晶の監獄の存在を知る。いまだ消息の掴めないフィアもそこにいると推測した一行は、残る仲間の手がかりを求めて探査に乗り出す。一方、シオンやエリエス、ゼルブライトや沈黙機関といった面々は神性都市へ。「一人ではあるまい?お前も精霊も」。終極に向かう追走曲を超え、偽英勇は、かけがえのない仲間と決戦に赴くーいま、最も王道を行くファンタジー、集結と決戦の第9弾!