朋瀬春樹は桜の回廊で一人の少女と出会う。「わたしは栞。正式な題名は《摂理の盾》--神秘の否定を司る“魔術楽譜”です」その少女は決して観測されてはいけない存在。盾と名付けられた破戒の書物だった。
砕け散ってしまった林檎の欠片を集めなければならなくなったぼくこと花神一樹は、後輩の女の子である桐谷茉奈の喉元に、欠片の証である林檎の模様を見つける。
高校生の一樹が食べたのは願いを叶える「天界の林檎」だった! 天使と協力して『林檎の片割れ』を捜索する一樹。恋するリンゴ達と猫耳天使が織り成すラブコメディ。ふんわりまどろむ極上の果実を召しあがれ。