著者 : 茶辛子
エンバーミング・マジック2 青春を殺す魔法エンバーミング・マジック2 青春を殺す魔法
魔法使いという特別な立場の僕たち。しかし、それ以前に学生である。 目前に迫る学園祭。 なぜか、僕とナギさんは実行委員会として働くことになるが、爆破予告に委員長への告白の協力、炎上騒動や、軽音楽部のトラブル……とてんやわんやな状態だった。 どこか浮ついた、それだけでない、異様な学生たちの熱狂には危うさが付きまといーー。 そんな中、ミコさんから学校に潜む「魔法売り」を探し出してほしいという仕事の依頼を受ける。 それは特別な魔法を無秩序にばらまいているという。 ……魔法はなくなるべきだというのに。 学生たちの熱と魔法が複雑に絡み合う、現代を生きる魔法使いたちのジュブナイルファンタジー第2弾!
エンバーミング・マジック 魔法を殺す魔法(1)エンバーミング・マジック 魔法を殺す魔法(1)
目の前で女の子が車に撥ねられた。 その日、初めて僕は禁忌と知りながら一般人に魔法を使った。 彼女は助かったが、「破壊」以外の魔法が下手な僕は家入ナギを猫にしてしまった。 『魔法憑き』の人間は魔法を使えるようにならないと魔物になってしまう。 ……このままだと、僕がナギさんを消さなくてはならない。 彼女に魔法を使えるようになってもらうため、師匠の千歌さんにも力を借りて特訓を始める。 だが、ナギさんが呪文を唱えても魔法は発動しない。 迫るタイムリミット、何かを隠す師匠、どこかちぐはぐなナギさん。 そして僕、斬桐シズキの空白の過去。 現代の魔法使いと少女の生き方を描く、退廃的ジュブナイルファンタジー開幕!
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