著者 : 葛城阿高
王弟殿下のテオフィルスに真っ直ぐな想いを寄せられ絆されそうになるも、持ち前の冷静さで立て直した聖女セルマ。 しかしテオの求愛は天井知らずでーー! そんななか、テオの兄ティグニス陛下が神殿を訪れる。 一目で二人の関係を見抜いたティグニスは「あの女はやめておけ」とテオに釘を刺すのだが、一方でテオとセルマに王都に来るよう命じ……!?
聖なる力を持たない聖女セルマ。公言する必要はないので周囲には秘密だ。だがそんな彼女を怪しむ男がいたー王弟殿下のテオフィルスだ。彼は信者として教団に入り、何かとセルマを疑ってくる。ところが、やむにやまれぬ事情でついに本物じゃないとバレちゃった!!なのに彼は「君を理解するのは俺だけでありたい」とむしろ迫ってくるようになり!?
ヴィル博士の正体が竜だった!しかも勝手に『血の契約』を結ばされ、結婚したことになっていた!!「今日も可愛いね、私の妻よ」博士は私ーティナをどろどろに甘やかす言葉を囁き、隙あらば私の白衣を着ようとする変態…いや、その前に博士は竜だ。人と竜で結婚できるわけがない!なのに気づけば、博士の高スペック求婚攻撃に絆されそうになり!?
「君に私の白衣を着てほしい」と脱ぎたてほやほやを渡された私ーティナは幼い頃、竜に命を救われた経験がある。以来幻獣にハマり、その道の第一人者であるヴィルヘルム博士の研究所に入って憧れの人とご対面…と思いきや、なんで白衣!?しかも「結婚式はいつにする?」と怒濤の求婚攻撃!博士のことは“尊敬”していても、“恋愛”対象ではないのですが!?
「リツが夢を渡る妖精だからだ」-弁護士秘書として働く27歳のリツ。ある日突然、夢の中が異世界とつながって、彼女は17歳の美少女妖精になっていた!その存在はこちらの世界で幸運と平穏をもたらす神と同義らしい。妖精の定住化を望む異世界の人々。でも、その方法は、異世界人と○×△すること!?夢で異世界トリップをするため、現実世界では睡眠不足で衰弱していくリツ。現実か異世界、どっちで生きるか選ばねばならぬ日が迫るなか、彼女の下す決断は?愛する人は誰!?