著者 : 蒼機純
超インドア趣味な俺・黒山香月はアウトドア派の四海道先輩に誘われたキャンプで、その魅力を知る。 さっそく次のキャンプも計画するがーー「お邪魔します。あ、黒山君」 今度は先輩が俺の家にやって来て!? 一方、先輩との交流がきっかけで学校生活も一変。交友関係が広がり、同じ図書委員のメンバーとまさかこの俺が休日にBBQ!? インドアな俺を引っ張り、新しい景色を見せてくれる先輩に俺はーー。 そして始まる先輩とのキャンプ旅行。今回は星に手が届くと噂のキャンプ場へ向かうことになり……? 週末同じテントで始まる半同棲生活、北海道・富良野で過ごす第二夜。
「あなた、それはキャンプに対する冒涜よ?」自他共に認めるインドア派の俺・黒山香月は渋々来ていた恒例の家族キャンプでとある女子に絡まれる。四海道文香。学校一美人だけど、近寄りがたいことで有名な先輩。-楽しむ努力をしてないのにつまらないと決めつけるのは勿体ない。そう先輩に強引に誘われ、急きょ週末二人でキャンプをすることに!?一緒にテントを設営したり、ご飯を作ったり。自然と近づく先輩との距離。そして、学校では見せない素顔を俺にだけ見せてきてー。週末同じテントで始まる半同棲生活、北海道・小樽で過ごす第一夜。
「っ!買ってくれるのか!」魔王の剣ティフィンを弟子として、旅をする商人エドは、酒の祭りで賑わう町で、彼女の初商売を見守つていた。しかし、その町でエドの旧知の酒職人は名前も、造る酒も全て奪われており、誰もその事に気付いていないという…。そして、それには人外の魔法の気配がー。名前を売買するという噂を追い、隣町にやってきたエドは、妹弟子、エーテルと出会う。その町のオークションで、ティフィンの探している人外の鍛冶師の手がかりをエド以上の額で落札した彼女は告げる。「勝負しましょう、エド兄さん」蒼機純×美和野らぐが贈る、金貨と旅と世界の物語シリーズ第2弾!
欲には金貨を。願いには勇気を。だが、金貨で刃は防げないー。若き商人エドモンドは人外の剣に出会い、“彼女”を助けてしまう。「吾輩は魔王の剣、ティフィンだ」美しい女性になった魔王の剣は、商人エドとともに北へ向かう。「吾輩は再び封印されなければならない。そうすれば魔王の復活を防げ、勇者をこの世界に生ませずに済むのだから…」だがエドたちの前に現れる凄腕の傭兵少女、そして勇者とその剣…。魔王の剣が、世界の敵となる前に、エドは語り出す。「俺は商人だ。ここからは楽しい話をしよう。互いが儲かる話を」そんな、金貨と旅と世界の物語。第12回GA文庫大賞銀賞受賞。