著者 : 藤宮カズキ
父親の再婚によって、俺・志木春斗には3人の義姉が出来た。三女の夏希ー17歳の高校3年生で、俺の通う学校の生徒会長。清楚で才色兼備な完璧美少女で、学校のアイドルだ。次女の秋奈ー23歳にして准教授を務める天才。でも家ではルーズな恰好でだらける「目に毒」な爆乳美人だ。長女の冬華ー27歳で俺の通う学校の教師。丁寧な教え方と生徒思いな性格、そして抜群のスタイルで評判の美人教師だ。思ったよりも距離が近く、優しく接してくれる美人三姉妹との生活は緊張するけど、早く家族になれるように頑張るぞ!後日、俺は自分の考えの甘さを思い知ることになるー。
職場でエースとされている、27歳社畜(隠れオタク)の風戸肇に取引先から突然振られた案件ーーそれは「お嬢様女子校の寮に住み、問題児であるJK2人を更生させる」というもので!? 更生対象は、清楚で極度の口下手な小百合と、見た目はギャルでも実は初心でオタクな詩緒の2人。問題児どころか良い子な2人との同居生活は楽しく、肇は2人とどんどん親密になる。 『私、風戸さんなら……』『アンタは他の大人とは違うね……』 そして、信頼と好意を寄せてくれる2人が理不尽な理由で問題児にされたと知った肇はーー2人を陥れた腐った奴らを容赦なく叩きのめす!! 社畜が仕事も困難も全てさばき切る社会人ラブコメ!!
12月24日の夜。高校生の理一は、片想いの相手・なつみと結ばれる。しかし喜ぶ間もなく目の前で彼女は命を落とし、気づけば2日前に戻っていて…。「好き」をトリガーに時間が巻き戻ることを知った理一。大好きな彼女の告白を回避しようとするが、どう足掻いてもなつみは告白し、死んでしまって、そしてまたー「好きだよ、理一。君が好き」クリスマスイブに閉じ込められた理一は、繰り返す悲劇を越え、未来を手に出来るのか。
“青空のヘクセ”として街を救い、急速に距離を縮めるカリムと揺月。ふたりを見つめるレイシャの心は揺れ、この恋を諦めようと決意する。「告白なんて、出来るわけないよね」-しかし人々を突然の眠りに誘う謎の精霊“宿無し”対策のため、レイシャはカリムとデートすることになり、さらに揺月の代役で“ヘクセ”としてふたりで飛ぶことに…?少年少女の三角関係が描く、波乱の空模様。
その空の色を、まだ誰も知らない。 酸素と同じように、人々の生命活動に精霊が不可欠な世界。 近代化された都市・アリステルに生きる人々は、常に上空を覆うダスト層雲によって空の青さを知らずにいた。 ダスト層雲を払い、精霊を呼び寄せることが出来るのは、箒に乗って魔法を使う儀式<グラオベーゼン>の担い手である<ヘクセ>と呼ばれる10代の少年少女だけ。 箒さばきと造形魔法が天才的なものの高所恐怖症という三流ヘクセの主人公カリムと、彼の幼馴染みで当代随一のヘクセ揺月は、過去の事故以来お互いのことを気にしながらも疎遠になっていた。 そんな中、アリステルの街を危機に陥れる規模の精霊不足が起こり、カリムと揺月は二人でグラオベーゼンを行うことに。 全く噛み合わない二人は、町の人々を救うため「青空」を招くことが出来るのかーー。 稀代の新鋭が描く、空を駆ける青春ファンタジー。