著者 : 赤雪トナ
薬草採取にロアルたちと向かう平太。探索困難とされる山だったが平太はこれまでの経験から十分な成果を上げることができた。これで約束が果たせると喜びながらエラメルトに帰ったが、エラメーラから思いもよらぬ一言を聞かされる。「ミナが暗殺者に誘拐された」。平太は、ミナを助けるため王都へロナたちと向かう。小神リヒャルトの力を借りて、王に謁見し協力して暗殺者たちからミナを救出する作戦を立てる。作戦実行当日、平太は諜報員たちと合流し、暗殺者たちの隠れ家となっている老舗の店に侵入するのだがー。「再現」の使い手となった青年の異世界での冒険もついに完結。平太の運命は?そして未来は?
魔王討伐軍の準備が整い、精鋭との鍛錬を終えた平太たち。いよいよ大陸の平和を取り戻すと気合を入れた軍は、大陸西側の陣地から出発し、魔王の住む朽ちた都市へと進んでいく。だが、旅路の途中、角族と魔物の襲撃に遭ってしまう。なんとか払いのけた軍は、ようやく目的地に到着する。平太によって作られた城壁を中心に陣地を作り、初日の魔物との戦闘に挑む。見事、その戦いに勝利した一行は魔王軍との戦いも必ず勝てると大いなる希望を持つのだった。士気上がる一同。だがしかし、その希望はー魔王によって砕かれた。魔王の夜襲は、軍の大半の者たちに絶望を抱かせるに十分だった。圧倒的劣勢。その中にあって平太たちは魔王への戦意を失うことはなかった。武器を握り、二本の足で大地を踏みしめ、立ち向かう意思を見せたのだった。
異世界の砂浜で目覚めた早人。彼は近くの洞窟で古い剣を見つけ、剣に宿った豪剣帝コッズの力と技を受け継いだ。早人は冒険者として異世界を旅しつつ、地球への帰還方法を探すのだった。沼の迷界でジーフェと名乗る少女を保護した早人は、二人で王都に向かう。王都そばの廃城を攻略し実力を証明した早人は、貴族からの依頼で、森の迷界の調査隊に加わることになった。変異した樹木の根に攻撃され、探索を阻まれる調査隊だったがー「俺んとこにくる根っこがなんでか少ないような気がして」早人の気付きとともに森の迷界を進む調査隊は、最奥の大樹にたどり着けるのか!?『竜殺しの過ごす日々』の著者が贈る珠玉の異世界冒険ファンタジー、第二幕!
バイルドが完成させた送還の魔法によって、日本へと帰った平太。いくつかの時が流れ、日本で平和な日常を送っていた平太は、またも突然、異世界の平原へと呼び出されてしまう。魔族との戦闘中に乱入する形となってしまった平太は、偶然にも人間の勢力を助けたことに礼を言われる。ひとまず現状を把握するために、その場にいた青年のアロンド、獣人のサフリャ、色人のサイニーと行動を共にするのだが、どうにも話が噛み合わない。かつて平太が暮らしていたエラメルトの街を知らないらしく、さらには大陸の西側には、なんと魔王の拠点があると言うのだがー。
「手に取って生き延びるか、共に死ぬか。どちらがいい?」気がつくと異世界の砂浜に倒れていた蔵守早人(17)はグリフォンに襲われ、どうにか洞窟に逃げ込む。そんな早人に、古ぼけた剣が語りかけて…!?『竜殺しの過ごす日々』の著者が贈る珠玉の異世界冒険ファンタジー!
グラースの活躍でリバーマンダーを討伐した平太は、活躍を聞きつけた記者からインタビューを受ける。そこで「戦争祭」という強さを競う大会があることを聞き、ロナ達を誘って見学に行くことにした。トーナメントを見て祭りを満喫していると、ケラーノ達が意識のない少女を背負っているところに遭遇する。魔物に追われていたところを助けたそうで、平太達は意識を取り戻した少女を山の村まで送り届けることになる。村人達に少女を助けてくれたお礼をしたいと言われるが、ロナ達を待たせている平太は一人で帰ることにした。しかし、町に帰る途中でグラースが怪しげな人影を発見してー。
異世界に召喚され、「再現」の能力の使い手になった平太は、周囲の手助けもあり徐々に異世界での生活に慣れ始める。ロナも希望する仕事に就き、それぞれが平和な日常を取り戻していた。平太は角族に襲われた恐怖からまだ街の外に出たくはなかったが、いつまでも引きこもっているわけにはいかないと、王都への輸送依頼を引き受ける。王都で一泊することになった平太が外をぶらついていると、路地裏で誘拐現場に遭遇してしまう。なんとか誘拐犯を追い払い、話を聞くと、襲われていた美女はファイナンダ商店という大商店の長女だった。お礼をしたいと言う女性・パーシェに連れられて商会に赴くのだがー。
大学生の秋山平太は突如非日常に放り込まれる。瞬きするとそこは見覚えのない暗い部屋。目の前にいるのは見知らぬ老人、言葉の通じない人々。現状を理解できない平太が、一人の少女に手をひかれて外へ出ると、見たこともない街並みが広がっていた。「小神エラメーラ」と名乗った少女の話から平太は現状を知る。誘拐も同然に異世界へ連れてこられたのだ。怒りを抱きながらも、エラメーラになだめられたこともあり、平太はこの世界で過ごすことを受け入れるのだがー。やがて多くの人と出会い、多くの事件に遭遇する平太の異世界譚が始まろうとしていた。
イサラにかけられた呪いを解くため「塔」を攻略するフーズたちは、ランダムに発生する特殊フロアの一つ、強制参加型のバトルフロアに迷い込んでしまう。パーティは規格外の魔物に苦戦を強いられる。窮地を脱するため、イサラはある『切り札』の使用を決意する。だがその『切り札』は呪いに蝕まれたイサラの身体にさらに負担をかけるものでー。そんな中、封印されていた最上級魔壊族が復活。再封印に必要な存在であるイサラは、魔壊族から狙われることになる。フーズはイサラを守り切ることができるのか?そして彼女を呪いから解放することができるのか…!?
とある村、少年フーズと少女イサラとフィスタは何気ない日常を過ごしていた。その日は、村の年下の面倒を見ながら川で遊んでいたのだ。-そして間もなく事件が起きる。村へ戻る道中、何者かに襲撃され、光の球体がイサラに命中してしまったのだ。それは10歳という若さで時を止めてしまう魔法で…。そして時は過ぎー三年後。フーズとイサラは呪いを解くアイテムを得るため、王都にある「塔」を目指すことに。王都に到着し、いよいよ塔に…と思いきや、道中、追っ手に追われ、慌てた様子の二人組にぶつかってしまう。訳も分からず、なすがままに手助けするフーズはその二人に「仲間にならないか?」と提案され!?
裕次郎とセリエはのんびりと観光することに決めて、ヘプシミンに戻ることにした。無管理地帯を越えて、花で有名な町に到着した二人は、町長や貴族が腕利きの薬師を求めて人を集めていることを知る。裕次郎はそれをスルーするが、裕次郎の顔を知る者が、町長に裕次郎の正体を明かしてしまう。町を後にする裕次郎たちだったが、トラブルに巻き込まれ、足止めを食っている間に、裕次郎を探していた貴族の使いに追いつかれてしまう。裕次郎は渋々貴族の家に向かい、貴族の長男を治療する。いくつかのアクシデントに遭遇しながらも、旅を楽しむ二人。だが危機は想像もしていない形で迫ろうとしていたー。
宇宙の命運を神様のような存在に託された沢辺裕次郎。寿命が尽きるまで異世界で好きに生きていい。しかも、丈夫な体と薬作りの才と知識という特典をもらって。これらを持って裕次郎は未知の世界で動き始める!なんてことを言っても最初の一ヶ月くらいはこの世界になれるため、最初に見かけた町で薬を作ったり売ったり、材料を集めたりと過ごしていく。ある日、町の近くに巣食う魔物が動きを見せる。町に住む人々が討伐に動き、裕次郎の活躍もあって騒ぎは無事に収束する。そんなとき、裕次郎はハーフエルフの美少女に遭遇し一目惚れ。この出会いが裕次郎を旅へといざなうのだった。