著者 : 起家一子
とある事情を持つ大国の公主・桃英は、『普通』の幸せを求めて小国翠山 に降嫁したーー はずが、王太子・星狼はなかったはずの後宮を復活。 契約違反を問い詰めると 「あなたを唯一の妻とし、生涯愛し守り抜きます」 と溺愛宣言!! 他に妃がいるのに心にもないことを…… ならば寵愛など不要、と開き直る桃英だが、この後宮、想像していたのと違うようで!?
五人の候補者が次期女王の座を競う小国デルリゲイリア。 ある日、花街の化粧師であるダイの下に、女王候補の遣いと称する男ヒースが現れる。 ダイの腕を見込んだ男は、専属の職人にとダイを誘うが、主となる娘は“最も玉座から遠い”と言われていて!? 「わたしにできることはただひとつ。あなたを、あなたが望むように美しくするだけ」 WEBで大反響! グランドロマン開幕!!
将来自分が女王になることを“知って”いたレティーツィア。 だけど、いつ、どんな理由でその日が来るかは知らなかった。 王の素質を備えたフリートヘルムを王座に担ぎ上げるべく、軍師ゼノンが引き起こしたクーデターへの反撃の準備は整った。 争いが続けば必ず犠牲が出ることを心に刻み、レティは己の元に集った王の専属騎士(ナイツオブラウンド)と王都奪還を目指す! --圧巻の最終巻!
白魔の山脈を越え、無事イルストラ国に辿り着いたレティーツィア。 長兄フリートヘルムに対抗するには、まずこの国の協力を得なければならない。 “未来の女王”としての威厳を保ちつつ、交渉の席につく。 一方、レティの騎士達もそれぞれに作戦を決行! しかし、軍師ゼノンの方が一枚上手で……!? レティとデュークの恋の行方も気になるクライマックス目前第16弾!
長兄フリートヘルムがクーデターを起こした!! 女王になるはずだった王女レティーツィアは、捜索の目をかいくぐり、一人逃亡することに。 先の見えない不安を抱きつつも、どうにか騎士のメルディと合流。 厳しさを増す追跡から逃れるため、【白魔】と呼ばれる山脈を越えようと考えるが……。 一方、レティの騎士デュークは、フリートヘルムに「俺の騎士になれ」と言われ!?
ウルク帝国から帰国の最中、「恋愛」を難しいと思ってしまった未来の女王レティーツィア。 そんな彼女の十八歳の誕生日。 “専属騎士(ナイツオブラウンド)”から休日をプレゼントされたレティは、お忍び用の服を身に着け、城を抜け出すことに!! 『親切な青年』デュークと共に『花屋の少年』や『本場の占い師』に扮した騎士達の導きで束の間の休息を楽しむ……はずが!?
砂漠の女神が告げた『沼地の魔物』とはーー。 意味が分からぬまま都に戻ろうとした未来の女王レティーツィアを、ウルク帝国第一皇子カリムの兵が阻止してきた! 何かが起きたと察したレティは彼を問い詰めーー兄が死亡率の高い流行病に侵されたことを知る。 怒りが湧くものの、国を憂うカリムの言葉で協力を決めたレティだが、そこへあの軍師ゼノンが近付いてきて……!?
フリートヘルムが、ウルク帝国の砂漠で消息不明ーー。知らせを受けた未来の女王レティーツィアは、兄の行方を探しに“砂漠の女神”神話が残る南の大国へ。ところが道中【奇妙な砂嵐】に遭い、騎士達と離れ離れに!--「この国は、何かがおかしい」違和感を抱きつつも、どうにか帝都に到着したレティは、ウルク帝国の皇子に助力を求めるが……!? 最強女王伝説第12弾!
次期女王レティーツィアと、ノーザルツ公国君主の元に届けられた、キルフ帝国・建国祭の招待状。差出人のサインに不気味なものを感じつつもキルフ帝国へと向かったレティは、そこで皇帝に関するとんでもない噂を耳にする。その真相を確かめようと、レティは己の騎士とノーザルツ公、さらにはイルストラ国の王子も巻き込み、ある企画を立てるが…!?最強女王伝説、自身の役目に気づく第6弾。
三カ国で領土争いをしているグラン山が燃えたー。次期女王たる自分にしかできないことをするため、レティは騎士のアストリッドを連れて王城へ戻る。ところが、大規模な支援をもぎ取ったレティに魔の手が!グラン山に戻る道中、罠にかけられたレティは、アストリッドとともに渓谷に転落。グラン山で指揮官を任されていたデュークはその報を聞き…!?最強女王伝説、奇跡を願う第4弾。