著者 : 野中美里
2WEEKS過ぎゆく時は儚い夢の中で2WEEKS過ぎゆく時は儚い夢の中で
夏休みが終わり、オカルト部には平穏な日々が戻ったかに見えた。そんなある夜、上代雪介の元をメジロとなった宇宙人、妙生が訪れ「ネクタールの影響による、地球規模のジェノサイドが起こる」との予測を語る。時を同じくして、雪介たちの前には“ボイス”なる神託をかざす、“巫女”の影がちらつき、オカルト部のメンバーはまたしても否応無く戦いに巻き込まれてゆく…。巨大な変化を前に、ネクタールを宿した少年少女たちはいかなる決断を下すのかー。星海社FICTIONS新人賞から飛び出した俊英・野中美里のデビュー・シリーズ、変革の第三弾!
2WEEKS人形使いのペトルーシュカ2WEEKS人形使いのペトルーシュカ
ネットにアップされた、黒戸サツキの超常の身体能力を捉えた動画が上代雪介ら“オカルト部”を新たなる大事件に巻き込んでゆくー。-ある夜、雪介の前に忽然と現れたロシア人美女。彼女はホルマリン漬けにされている自分の子供を雪介の異能で生き返らせるよう命令する。人の意志を操る能力を駆使し、黒戸の力をすら退け、雪介たちを思うがままに翻弄してゆく“彼女”。その非情な決意の裏には、歴史が生み出した哀しみが宿されていたー。星海社FICTIONS新人賞から飛び出した俊英・野中美里、満を持しての受賞後第一作。
PREV1NEXT