著者 : 雪村花菜
紅霞後宮物語 第四幕(4)紅霞後宮物語 第四幕(4)
明慧の葬儀も終わり、無情にも日常が戻ってきた。悲しみの冬が過ぎ、春が訪れようとする頃、文林は一冊の帳簿を小玉に示す。帳簿に不自然に出てくる「維山」という地名。それが鄒王の死、さらには明慧の死につながるものだと見た文林は、現地調査を小玉に託す。 小玉は皇后の行啓として維山に向かい、維山に入ると陳校尉として調査を開始するのだが、街の様子に違和感を感じてーー? --このままでは終わらせない。終わらせてなるものか。関小玉、伝説に残る覚悟の戦い。
紅霞後宮物語 第三幕(3)紅霞後宮物語 第三幕(3)
文林が謝充媛のもとに足繁く通うようになった。「文林に新たな出会いをあげよう計画」が成功したと喜ぶ小玉だったが、後宮内は微妙な空気に……。そこで小玉は二人のもとに自ら赴き、ある決意を表明するーー!?
紅霞後宮物語 第二幕(2)紅霞後宮物語 第二幕(2)
先帝の遺児、出現ーー。突然帝国に投げ入れられた火種に、宮中は大混乱! 様々な思惑が渦巻く中、なぜか静観する皇帝・文林。そんな中、小玉は文林失脚に備え、彼と鴻を連れて後宮から逃げる準備をはじめていて!?