著者 : 館川まこ
三波さんと恋人になった日、二科から告げられた同棲の終了話。なんでも二科のお母さんが来月日本に帰ってくるらしい。俺も二科も目的が果たせそうだし、潮時なのかもしれない。なんて考えてたら予定より早くお母さんが帰ってきた!?まだ二科との関係も明かしてないし、どうすりゃいいんだよ…。「二人が暮らすためのマンションも、頭金払ってあるのよ」はぁ!?いろいろ急ぎすぎだろ!二科は青ざめてるし、俺には三波さんがいるんだぞ…。ひとまず俺たちは、二科の母の目をごまかすために、恋人のフリしてデートを始めるがー。そう、あくまで一瞬の我慢。俺たちは、そう思っていた。
★シリーズ重版ヒット中! オタクとギャルの新・協定ラブコメ第4弾!★ 声優で後輩の三波さんから告白された。突然のことに驚いていると、リア充な妹・希咲が家に帰ってきてーー色々起こりすぎだろ!? 同棲も即バレするし、二科のオタク部屋(元・妹の部屋)も見つかるし、人生終了を覚悟していたらーー 「ここにある本……ちょっと見てもいいですか?」 お前も隠れオタクかよ!? 「わ、悪い? お兄には関係ないじゃん!」 お、おう。 しかも夏コミに1人でサークル参加する上級者だと……。 希咲と意気投合してコミケに興奮する二科と、なぜか俺も妹のサークルを手伝うことに。 三波さんの件で頭がいっぱいなんだが!? コミケに、恋に、今年の夏は騒がしそうな予感がするな……。
後輩で声優の三波さんに、俺と二科の同棲がバレた…。恐怖する俺たちだったが、秘密を知った彼女から予想外な相談が。「コスプレしたことないので戸惑ってて、色々教えて頂けたら…」オタクイベント仕事のコスプレに慣れたいらしい。ってか露出スゴいなこれ!?二科も男性レイヤーと出会うべく「男子受け良いコスプレにしないと!何がいい?」とイベ参加に乗り気だし。「あ、あんたも一緒に来てもらうから」俺もかよ!?まあ確かにコイツ、痛い目に遭ってから宅コス専門だしな…。二科も三波さんも人目を克服するなら、特訓でナイトプールとか行ってみる…か?待て、いやらしい意味じゃないぞ。
理想のオタク彼女(彼氏)を作るべく、隠れオタクギャルの二科心と同棲し協力し合う協定関係を結んだ俺、一ヶ谷景虎。「うちらも、オタクと出会えるバイト探せば良くない!?」次なる出会いの場として、オタクバイトを探すことになった俺たちだが…。おまっ、何つー格好してんだよ!?「一応着てみたけどこんな服で撮影会なんて絶対できないし!」だからコスプレ撮影会のバイトで出会いなんて滅多にねーよ!そういえば新規オープンの猫耳メイド喫茶がバイト募集してるらしいから、そこで働こうぜ。五条さんからも同じバイト先で働けることになったら、嬉しいって言われたしな!
彼女にするなら絶対にオタクの女の子がいい。さらに黒髪ロングの清楚系で、美少女系コンテンツが好きなら最高だ!なのになぜ!「あんたが言ったんだからね!?私を、オタク男子の理想のオタク女子にしてやる、って…!」俺の好みとは真逆の隠れオタクでリア充ギャルの二科心と同棲することになってんだ!?「男性向け同人誌って、色々しっかり描かれてるんだ…」俺の同人誌を部屋に持ち帰るな!「早速写真撮ってくんない?」コスプレ、パンツ見えそうだぞ…。「これでウケ悪かったら恨むからね!」オタク男子はみんな童貞を殺す服が好きなんだよ!オタクとギャルの同棲協定ラブコメ!
ついに明らかになった俺という存在の正体。俺はこの世界の主人公ではなく、モブでもなく、つまりは生まれるべきでなかった異質なものだった、というわけだ。マジか。一条家のメイド、南さんに消されそうになった俺は、ありす、スズ、麻乃、人魚、ユエたちにまたもや守られることになり、対南さんとの最終戦争が勃発する…?のはまあいいが、俺にはもっと向き合うべき事があるんじゃないだろうか。それはたとえば、ありすとの、俺の大切な幼馴染みとの、二人の未来の答え合わせとかー。日常系を踏み外した不完全な登場人物たちによる超・日常系学園ファンタジー第五弾!
誓って物語の主人公ではない俺こと三柴直道は、世界の未来を混線させてしまった首謀者的存在らしい。本来別々であるべきの未来の、その先には、ありす、スズ、麻乃、人魚と過ごす別々の時間がある。物語の、主人公として。-だが。超シリアスに悩んでいた俺はあえなく緊縛され、胸きゅんポイント加算式ヒロイン好感度対決(アピールタイム)が始まった。なんでだ!なんの関係がある!迷走する登場人物たちによる、超・日常系学園ファンタジー第四弾!
俺は三柴直道。断じて主人公ではない。たとえありすが、スズが、麻乃が、人魚が、俺のことを特別な存在で、世界で一番大切だと言ったとしても。“俺”は、物語の主人公では絶対にないのだ。全ての真相を語ると証言した少女、ユエは俺達の前から消えてしまったー。戻るはずの平穏な日々…のはずが、朝目覚めてみると俺の頭上には『選択肢』が追加されていた。あれだ、ゲームとかの途中で画面に出てくるやつ、分岐点のアレ。わけわからん。さて、誰ルートを選ぶのが正解だ!?そして俺達は『日常系』の向こう側へー。超・日常系学園ファンタジー第三弾!
俺は三柴直道。この物語の“主人公”-では、ない。と思う。ラブレター事件(初めて貰った)をきっかけに幼馴染みの一条ありすが魔術師だと発覚した!さらに突然妹が甘えてきたり、学校一の美少女に迫られたり。モテ期か。ありす、スズ、麻乃。各々が俺の“真の姿”を語る。でも三人が言う真実ってのは互いに全部、矛盾してるんだ。俺はそんなスゲー特別な主人公みたいな奴じゃない。「俺は普通の男子高校生だ。彼女いない歴=年齢の童貞男子だ。悪いか!」「そんなふうに思っているのはあなただけ」「記憶のないうちに経験していたと言うのか!」かくして俺は『日常系』を踏みはずす。超・日常系学園ファンタジー!