著者 : Hiten
一人の中にいる二人の少女、「秋玻」と「春珂」。二重人格の彼女たちと触れ合ううち、僕らの中で始まった恋はーある日、唐突に終わりを迎える。そして…。-そして彼は、変わってしまった。だから、わたしは、わたしたちは動き出す。出会った頃の「彼」をもう一度、取り戻すために。すれ違いの修学旅行のなかで、わたしたちは彼を、矢野くんを、わたしたちの想い人を、追いかける。そう…たとえ、わたしたちがもう、恋人でないとしても。わたしとわたしと彼が紡ぐ、切なく愛しい、三角関係恋物語。「このライトノベルがすごい!2019」(宝島社刊)文庫新作部門第3位。
“聖語”と呼ばれる言語体系が魔法の如く物理世界を書き換える時代ー。史上最強の“聖語騎士”を姉に持つ少年・蒼生=カレン=ブラッドフォードは、幼馴染みの氷乃華雪音と共に“シルヴィウス学院”を卒業し、京都に赴任することになる。そこは学院の支配から唯一逃れる独立組織“言霊閣”の君臨している千年の都。一切の犯罪が起こらない、国内随一の治安都市と言われるこの都では、なぜか十四歳前後の少女が次々と失踪する神隠し事件が発生していた。事件を探る中で、蒼雪の二人が古代から続く因縁と国を支配する陰謀に立ち向かう。あらゆる言語が華やかに舞う絢爛なる大スケール魔法ファンタジー、待望の第二弾!
文化祭実行委員なんて、柄じゃない。でも僕らの関係を変えようとする春珂の願い、春珂を想う秋玻の気持ちから委員として動き始めた僕は、かつての僕を知る庄司霧香と出会う。再会なんてしたくなかった。霧香は僕が別れを告げたはずの「過去の自分」を育てた人だから…。華やかな文化祭の裏側で、彼女は僕らの恋に隠れた、何より僕が隠した欺瞞をこそ残酷に暴いていく。もう戻れない僕らの関係。揺さぶられる『僕自身』のあり方。そして、舞台の幕が上がるー。僕と「二重人格」の彼女たちが紡ぐ、三角関係恋物語。
“聖語”と呼ばれる言語体系が魔法の如く物理世界を書き換える時代ー。史上最強の“聖語騎士”を姉に持つ少年・蒼生=カレン=ブラッドフォードは、規格外の言語能力を持ちながらも、ある理由で試験で手を抜いて平均点を取り、目立たぬように“シルヴィウス学院”での日々を送っていた。平凡な同級生には疎まれたりはするものの、学年首席の少女・氷乃華雪音は幼馴染みとして蒼生に寄り添い、留学生の少女・カロリーナは一途に蒼生に想いを寄せ、学院生活は穏やかに営まれていた。だが、ある事件をきっかけに蒼生と雪音に極秘任務が下り…?天才的問題児×完全無欠の優等生。大スケール魔法学園ファンタジー、開幕!第14回MF文庫Jライトノベル新人賞優秀賞受賞。
一人の中にいる二人の少女、「秋玻」と「春珂」。二重人格の彼女たちと触れ合ううち、僕は秋玻と恋人に、春珂と親友になった。そんな幸福にどこか浮かれていたある日、僕らは友人の須藤伊津佳から相談を受ける。告白をされたという相談ーその相手は、同じく友人の広尾修司。それを知った僕らは、二人の仲を取り持つために奔走し始め…けれど、そのとき僕は、まだ気づいていなかった。その出来事が僕らの不確かな関係を、秋玻と春珂を大きく、変えることに。-僕と彼女と彼女が紡ぐ、不思議な三角関係恋物語。
人前でどうしても「偽りの自分」を演じてしまう僕。そんな僕が恋に落ちた相手は、どんなときも自分を貫く物静かな転校生、水瀬秋玻だった。けれど、彼女の中にはもう一人ー優しくて、どこか抜けた少女、水瀬春珂がいた。「一人」の中にいる「二人」…多重人格の「秋玻」と「春珂」。僕は春珂が秋玻を演じる学校生活がうまく行くように手を貸す代わりに、秋玻への恋を応援してもらうようになる。そうして始まった僕と「彼女たち」の不思議で歪な三角関係は、けれど僕が彼女たちの秘密を知るにつれて、奇妙にねじれていきー不確かな僕らの距離はどこまでも限りなく、ゼロに近づいていく。これは僕と彼女と彼女が紡ぐ、三角関係恋物語。
ラノベ編集者の賀内亮二には、絶望的なくらい仲が悪い妹・涼風がいる。昔は「お兄ちゃんに初めてをあげるね?」なんて危ない約束をするほど可愛かったというのに、今では「お兄ちゃん」とすら呼んでくれない。けど、編集者の仕事は妹を忘れさせてくれるほど容赦無い。そう、アニメ化もした人気作のイラストレーターが病気で降板してしまった今なら特に!必死で後任を探すがなかなか見つからず、そんなある日、賀内は大人気エロゲのイラストに一目惚れし、その原画家に仕事の依頼をするーが、打ち合わせの場に現れたイラストレーターは、未成年で妹の涼風だった!?世界一仲が悪い兄と妹を巡るライトノベル×ラブコメ、ここに開幕!
巳月紘には、こいつのためなら死んでもいいと思える妹・唯々羽がいる。朝は二人でご飯を食べて仕事と学校に向かう。どんな残業地獄でも、笑顔の唯々羽の「おかえり」の一言に救われ、早く帰れた夜にはその髪を梳いたりもする。-だが、巳月兄妹には誰にも言えない秘密があった。実は唯々羽は(売れない)ラノベ作家で、紘はその担当編集なのだ!「このままだと、編集者さんが代わっちゃうかもしれないから。わたしはおにぃちゃんじゃなきゃ、やなの」妹を売れっ子作家にするために、紘は今日も唯々羽を膝に乗せて執筆を手伝う。時には頭を撫でて褒めてやり、一緒のお風呂で癒やし癒やされたり。でも、唯々羽が書くのは迷走したトンデモ小説ばかりで…!?