著者 : InnocentGrey
FLOWERS 2 -Le volume sur printemps- フラワーズ〈春篇・下〉FLOWERS 2 -Le volume sur printemps- フラワーズ〈春篇・下〉
“血塗れメアリー”の事件を経て、初めて友を得た白羽蘇芳の悦びは長く続かなかった。聖母祭の開催が近づき、“仮初めの友”である匂坂マユリと花菱立花との関係に不和が訪れる。己の想いを自覚する彼女たちの繋がりが罅割れるなか、ニカイアの会の会長・八代譲葉が何者かに殴打される事件が発生。解決に乗り出す蘇芳の背後では、新たな七不思議“真実の女神”が囁かれていた。聖なる牢獄で、友情と恋情と劣情に揺れる心。神に叛する想いに染まり、少女たちが至る結末とはー。繊麗な描写と衝撃の展開で百合ファンを震撼させたノベルゲームを、原作シナリオライター、志水はつみがノベライズ!静謐な花園で、仄かな恋を芽吹かせる少女たちの青春群像。閉ざされた聖域を舞台に、友情と恋情の狭間を喘ぐ稀代の少女小説、春篇完結。
FLOWERS 1 -Le volume sur printemps- フラワーズ〈春篇・上〉FLOWERS 1 -Le volume sur printemps- フラワーズ〈春篇・上〉
高い塀と森に囲まれたミッションスクール、聖アングレカム学院。美しい少女たちが集う閉ざされた花園に心に傷を抱えた少女、白羽蘇芳が入学する。内気で臆病な彼女が欲したのはー仮初めの友。全寮制の女子校である聖アングレカム学院は、生徒たちへ生活を共にする友をあてがう制度“アミティエ”を設けていた。穏やかに流れる学院生活に影を落とす、生徒たちの不自然な消失…。友を得るため、アミティエとの絆のために、蘇芳は学院の謎を紐解くー。行く手を阻む茨の森に、傷を負いながらも友情と恋情の花を咲かせる少女たちの物語が、華開く。
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