著者 : NOCO
独部由良の願いを叶えるため、彼女の《歪み》を修正した伽羅森。 だが、《歪み》は世界で繋がっている。 その修正の影響で、世界各地に甚大な被害が発生した。 「独部由良は救うべきでない命だった。そう思わないかい?」 自らが引き起こしたと言っても過言ではない凄惨な任務に赴き、伽羅森は《魔剣》ティルフィングを振り続ける。……自らの運命を破滅させる、その蒼剣を。そして、その破滅は最悪の形で訪れ──。 「そんな顔しないでください……元々……なくなっていた命ですから」 伽羅森の不幸を望む蒼剣が、彼に科す運命は。 そして彼が選ぶ“正義”。その最果てにあるものは──。
交通事故をきっかけに13歳のキシリアの姿でTV版機動戦士ガンダムの世界に転生したOL・東屋理絵は、大好きなガンダムの世界に転生したことに大喜び。しかしほどなくして、この世界が本来のガンダムのストーリーから離れ始めていることに気づく。このままじゃいけない! 持ち前の根拠なき正義感とオタク魂に火がついた理恵は、ガンダムの悪役令嬢・キシリアとして、改変を企む犯人を突き止め、変わりつつある「ガンダム正史」を、本来の展開に正しく導くことを決意する。 キシリアとなった理絵は、一向に生産される気配のないモビルスーツの開発を促すため、ミノフスキー粒子の研究をけしかけたり、幼いガルマにキャスバルとアルテイシアを引き合わせたり、ジオン独立に弱気なギレンを叱咤したり、正史を守るために奔走するが……。 第一話 アメイジング ザ ワールド/第二話 銀色ドレス/第三話 罠/第四話 未来の二人に/第五話 いまはおやすみ/第六話 AFTER ALL
時空に跳ばされたキシリア(理絵)が目覚めたのは10年後の世界、一年戦争開戦直後のグラナダだった。その見た目は24歳になっていた。聞けば、記憶のないこの10年、キシリアは引きこもって、遊び歩いていたという。致命的な遅れを取り戻さなければならないーー知恵とコネをフル稼働し、まんまとジオン軍に潜り込んだキシリアは、軍の組織図をいじって編成に突撃部隊を組み込む 。そして予算をぶんどり、自由に使える土地をコロニーとグラナダに確保すると、まったく進んでいないモビルスーツやモビルアーマーの開発を命じ、遅遅として正しく進んでいなかったガンダム正史を強引に動かすのだった。やがて一年戦争は最終局面へ。正史を守るため、ジャブロー、サイド6、ソロモン、ア・バオア・クーなど、お馴染みの舞台を辻褄合わせのために飛び回るキシリアの運命はいかに! やはりシャアの手で最期を迎えてしまうのか? ガンダム×悪役令嬢のパラレル・ファンタジー、終結! 第七話 シャアが来る/第八話 信じる力/第九話 時代が泣いている/第十話 君は僕に似ている/きらめきのララァ/君の中の永遠
死闘の果てに、悲願の一つを叶えた伽羅森は、高校生という日常へと戻る。魔剣ティルフィングに呪われている状況は変わらないが、彼はどこか燃え尽きたような日々を過ごしていた。 そんな中、日継との新たな任務で出会った一人の少女、独部由良。彼女は「普通の人間には視認できない」歪みを抱えた少女で……。 「私、このメンバーで、バンドをやりたい!」 誰からも認識されない彼女の切なる願いを叶えるために、協力を始める伽羅森やアーカイブたちだったがーー。 「私は……何をすれば良いのでしょうか」「何をしたっていいんだよ、もう」 『自由』を叫ぶための蒼い戦い。その咆哮は、どこに響くーー。
《歪理物》──この世界の歪みを内包した超常の物体。 伽羅森迅が持つ蒼剣もその一つ。願いの代償に持ち主を破滅させる《魔剣》に「生きたい」と願った彼は、生きながら周囲をも呪う運命を背負わされた。 《本》に運命を縛られた無機質な少女・アーカイブと共に彼は《歪理物》が関わる凄絶な事件と戦いの日々へ身を投じる──彼の歪みに巻き込まれ、アーカイブの依り代とされてしまったあの少女を救うために。かつて希望を見せてくれたあの少女を……。 「絶対に助ける。……たとえそれが、アーカイブを消すことになっても」 二人の呪われた運命の歯車は、一人の女子高生と《文字を食らう本》に出会い、急速に回り出す。 その先に待つ未来は破滅か、それとも──。 最後の1ページまで最高のカタルシスで贈る、第30回電撃小説大賞《金賞》受賞作。
「さて、それじゃあ……死にますか!」 大切な人を応援するため、自らを犠牲にする少女。 「それでは紗和さん。最後のデートを始めましょう」 好きな人と再会するため、走り続ける少女。 「世界が滅んでもいい。あなたが滅ぶなら構わない」 親しい人を独占するため、隣界を滅ぼそうとする少女。 ついに辿り着いた第一領域にて、緋衣響、時崎狂三、白の女王の殺し合いは終わりを迎える。 戦い続けた少女たちが下す選択とはーー。「長い時間が掛かりましたけど。ちゃんと、叶いましたわ」 時崎狂三のもうひとつの戦争、ここに完結!
白の女王によって攫われた響。そして白の女王の正体ーー。絶望的な状況を前に狂三たちは、第二領域にて白の女王率いる軍勢との最終決戦に臨む。響、奪還の鍵は「わたくし、婚約した覚えはないのですが」悪役令嬢!?
狂三たちは白の女王の企みを阻止するため、第五領域に存在するダンジョンを攻略することに!? 狂三にヤンデレな蒼を仲間に加え、目指すはダンジョン最深部。ビキニアーマー狂三に遊び人響も思わず大興奮!?
辿り着いた第七領域から次の領域へ行くため、大金を稼ぐことになった狂三たち。カジノで荒稼ぎをするも条件クリアの金額には程遠く……。さらに狂三を足止めしたい四領域の支配者とポーカー対決をすることになり!?
白の女王が支配する第三領域を逃れ、第八領域に辿り着いた狂三たち。そこでは支配者側と叛逆軍による終わりなき戦いが繰り広げられていた。狂三と響は敵同士になってしまいーー水着と水鉄砲で勝負を決することに!?
白の女王に敗北し、第三領域に囚われた時崎狂三。響の協力によって脱出を試みるのだが……。時間を奪われ狂三は七歳の姿になってしまい!?「可愛いよう……閉じ込めて永遠に愛でたいよう……」「ぶちころしますわ」
ヴェレーナ王国の天曜軍に所属するシルヴィアは、その才能を認められ頭角を現わしていた。そして、調子に乗って無警戒に突撃してしまいがちな彼女を窘めつつも、優しく見守る姉のフェリシア。そんな中、同盟国のテアドール王国が侵攻してきたと報せが! しかも、その勢いは「獣のよう」と形容されるほど異様だという、戦を避けるべく交渉に向かうフェリシアだったが、そんな彼女の前にテアドール軍の将軍ヴェロニカが現れ驚愕の真相を明かすのだったーー。
第九領域に辿り着いた時崎狂三と響だが、支配者から次の領域を開くために提示された条件はーーアイドルとして、デビューすること!?「さあ、狂三さん。アイドルは、笑顔です!」「待ってくださいまし!?」
隣界で目覚めた記憶喪失の少女エンプティは、時崎狂三と出逢う。彼女に連れられ、着いた場所は学校の教室。殺し合いのために集まった準精霊と呼ばれる少女たち。さあーーわたくしたちの戦争を始めましょう。
世界は空を失った。海抜三百メートルから上空を覆いつくす“瘴気流”により、飛行手段が無力化されたのだ。そして、その空から襲来した人類の天敵“冥竜”。戦いは熾烈を極めたが、唯一“冥竜”に対抗しうる兵器“ULAT(超低空戦車)”の存在によって人類は滅亡を逃れたー。鳴門ミミは、その“ULAT”に憧れる高校二年生。ひょんなことから弱小PMC、幸塚対竜社の一員になった彼女の奮闘が今始まる!戦う少女たちの青春ガール・ミーツ・ガール戦記!!
秘書艦と戦闘という二つの激務を無事遂行した陽炎は、第十四駆逐隊の仲間とともに横須賀に戻るため佐世保を後にする。途中、呉に立ち寄った陽炎を待っていたのは、新たに配属された新人駆逐艦娘たち。陽炎は新人の指導係に任命され、横須賀へ彼女たちも同行させるよう命じられてしまうーー。どうなる、第十四駆逐隊!? 燃える駆逐艦魂を描く『陽炎抜錨』シリーズ、堂々最終巻!!
秘書艦と戦闘という二つの激務を無事遂行した陽炎は、第十四駆逐隊の仲間とともに横須賀に戻るため佐世保を後にする。途中、呉に立ち寄った陽炎を待っていたのは、新たに配属された新人駆逐艦娘たち。陽炎は新人の指導係に任命され、横須賀へ彼女たちも同行させるよう命じられてしまう!そんな折、大切な仲間たちを守るため改二となった潮が現れ、第十四駆逐隊に変化の時を予感させる…。燃える駆逐艦魂を描いた『陽炎抜錨』シリーズ、堂々最終巻!!
北方海域の激戦を潜り抜け、幌筵泊地での任務を終えた陽炎たち第十四駆逐隊。横須賀鎮守府に帰還した陽炎を待っていたのは、秘書艦への就任だった!しかも、第十四駆逐隊も佐世保鎮守府へ派遣されることに!!新天地で今までとは勝手の違う業務に戸惑いの日々を送ることになった陽炎だったが、そんな中第十四駆逐隊が新たな攻勢作戦に参加することになりー。燃える駆逐艦魂を描く『陽炎抜錨』シリーズ、遂にクライマックス突入!待望の第6巻!!
聖印を取り戻し、絆を深めたニーナたち。一方、カタリナたちも混乱していたメディニア国を救うことに成功する。そして、再び邂逅する両陣営。彼らが選び取る未来とはーー。人気クリエイターたちの豪華リプレイ、完結