著者 : Rosuuri
桜小路シエルは自称天才マンガ家だ。服はいつも格言入りのTシャツ。引きこもりで、超偏食。喋れば饒舌だが、人と目は合わせられない。 そんな性格に難ありなシエルと担当編集で従兄のレナに、あるミッションが課せられる。期限内に『異世界ファンタジー』の原稿を準備すること。できなければ、二人ともクビ! 絶対に描けないと言うシエルに、頭を抱えるレナ。追い込まれた二人は突然、異世界へと導かれる。 「そうだ! 異世界が描けないなら、直接、来ればよかったのだ!」 奴隷商人を懲らしめたり、エルフと友達になったり、二人は異世界を取材してまわる。さらに、シエルは魔王城に行くとまで言い出してーー。 天才少女と新人編集者、果たして異世界マンガは完成できるのか?
「感情とは害悪です。感情先行で動けば、必ず後悔します」そう声高に主張し、論理のみを人生の指針とする生徒会長、八神錬理。そんな彼を支える副会長であり、幼馴染でもある友禅りりは、八神に特別な感情を抱いており、“友達の話”という体で好意を伝えている。のだが、対する八神は…。「友人が授業中に視線を向けると、頻繁に目が合うそうよ」「ご友人が彼を凝視しているから、怪訝に思って見返しているだけです」論破するばかりで、ちっとも気付かない。届きそうで届かない。伝わりそうで伝わらない。論破できそうで論破できない。じれったくて甘々な論破系ラブコメディ、始まらなさそうで始まる。かもしれない
元カノ・朝谷霧に振り回されつつも、鷹音希と恋人関係になり楽しい学園生活を送る千田薙人。いつものように希と放課後デートをしていると、同じクラスの中野唯と鉢合わせてしまい、秘密にしていた希との関係を話すことに。それから薙人は希と唯の三人でカフェや書店に立ち寄り、一緒に帰宅する。そんな中、唯から「今度霧ちゃん誘って、みんなでカラオケいこう」と半ば強引に約束させられてしまい…。「恋は戦争。私は、朝谷さんに絶対に負けません」新たな局面を迎えた希、霧、薙人の三角関係の行方はー。元カノVS今カノの火花散る恋の駆け引き、第二幕。
中学卒業と同時に朝谷霧と付き合い始め、高校入学と同時にフラれた千田薙人。失恋から立ち直れない中、強引な部活勧誘に困っている同じクラスの鷹音希を見かけ、手助けすることに。それから薙人と希は隣同士の席になったり、一緒に登下校したりと急速に距離を縮めていく。そんな二人が図書室を掃除していると、「ナギ君を借りてもいい?」と霧が薙人を連れ出そうとする。対する希が、霧に二人の関係性を問いただし…!?「ナギ君の『元カノ』だよ」「今からは私が『今カノ』です」元カノ・霧の前で今カノ宣言をした希。その真意とはー。元カノVS今カノの火花散る恋の駆け引き、開幕です。