著者 : nyoro
かつて最強最悪と恐れられた吸血鬼を、運悪く解放してしまった九条翔馬はなんと全国手配に!!吸血鬼復活に揺れる魔法都市横浜、捜査に動き出す魔法機関。そんな中、翔馬は機関員の風花まつりに求められ、共に秘密裏に吸血鬼打倒を目指す。一方、吸血鬼は封じられた魔力を取り戻そうと『九条の血』を狙っていた。来る戦いに備え、同居を始める翔馬とまつり。その急接近を同級生に追及され、「恋人だから」とウソをついた瞬間、翔馬は教室に現れた転校生の美しさに目を奪われてしまう。しかし、彼女の正体は変身した吸血鬼。そして彼女の武器は、吸血した者を『嫁』にする力だった!!もし機関に逮捕されれば即死亡。吸血鬼を倒すか、嫁にされるかーDEAD OR BRIDE!!…え!?嫁ってなに!?
海を統べる皇国アトランティス。その偉大な王ー竜皇リヴァイアサンの死によって起きた大波乱で陸地の大半は海へと没し、世界は力持つ海賊たちが跋扈する群雄割拠の海賊時代へと変貌を遂げた。そんな中、アトランティスへ王を導くといわれる秘宝の一つ“竜皇刀”を受け継いだ少年海賊ヴァンは、強者が犇めく大海へと旅立つ。戦乱で奪われた妹の魂を奪い返すため、海賊だらけの海を渡り奇跡の国アトランティスを目指してー。東の海を離れ、次なる秘宝が眠る北の海を目指す彼の前に現れたのは、大海賊シルバーアーム一家のガレオン船。そこでヴァンは男装した北海ヴァニシア国の姫剣士と戦うことになってしまい…!?
消えたサフィーア。彼女は30年ほどしか生きられないハイマンであるにもかかわらず、いつの時代にも存在していた。サフィーアは何者なのか、深まる謎に困惑する冒険者先生たち。一方、学校では死んだ生物がなんでもフォールン化してしまい大パニック!そんな不可思議な現象もサフィーアに原因があるらしくー。明らかになる魔法王国の全貌と、訪れるドラゴンレイド。冒険者先生たちの最後の戦いが幕を開ける!
時は中世ー王族と貴族が覇権を争う絶対階級のこの世界では、身体に刻まれた烙印によって主従が決まるという残酷な理が存在する。かつては王の命に従い、卓越した暗殺技で多くの人間を殺めてきた元暗殺者のジグ・アースラントは、表向きには拷問官でありながらも拷問は行わず、罪なき死刑囚を救う優しき日々を送っていた。だがある日、無実の罪で殺される死刑囚の王女・アリシアを救ったことで彼の運命は大きく変わることに。カムラ・ドルク・アースラント侯爵のもとへと身を隠したジグたちだったが、侯爵の館で起きる奇妙な事件に直面し、王族たちの陰謀へと巻き込まれていくのだった…。死刑囚の王女と優しき拷問官が怪異を謎解くノーブル・ダークファンタジー!
巨人スルトが起こそうとしているラグナロクを阻止しようと、世界樹へと乗り込んだロストたち。彼らは、アールヴ族の生き残りが住むという国に向かうことに。だが、そこで一行を待っていたのは、復讐に取り憑かれたアヴィだった。アヴィは、凶悪な神具「ミーミルの首」の力を利用し、巨人スルトへの復讐を果たしたとロストたちに告げるのだが、彼の傍らには謎のアールヴ族の少年と敵であるはずの巨人族が付き従っていて…。悲しき復讐の果てに、世界を変える禁断の力「レーギャルンの箱」を求め暴走するアヴィ、仲間との出会いにより復讐心を捨てたロスト。それぞれの想いが交錯し、最後の戦いが今ここに始まるー。
偽神ロキに選ばれしロストが、神の抑止力であるオーディンのエインヘリアルを倒す時、世界の均衡は崩れ始めるー。ロスト、ミリア、スーの三人は、迫る破滅の未来「神々の黄昏」を阻止しようと、謎の青年アヴィが語る「ウルズの泉」を求めてミリアの故郷ウルズを訪れる。だが、その地で遭遇したのは、炎の巨人スルトを神として信奉する不気味な集団・焼集閥団とその首魁ヴァルテ・ル・ミウ。さらには、ウルズへと誘った張本人であるアヴィも現れ…!?そして、彼から語られたのは、オーディンが隠したウルズの秘密であった…。欺瞞と怨嗟、悲劇と絶望。ミリアの悲しみが眠る地で嘆きの連鎖は再び繰り返されるー。
かつてオーディンをはじめとする北欧の神々は、「神々の黄昏」と呼ばれる神同士の最終戦争により滅び、その異能の力である神紋は人間へと受け継がれた。皇帝に仇なす者「血誓兄弟」のロストーノルンの民の生き残りである彼は、帝国を統べる永劫帝とその部下・仮面の男によって過去に大切な家族を唐突に奪われた。そんな悲劇を代償に神紋を得たロストは、一族を滅ぼした者たちへ復讐を誓うのだが、彼の前には強大な神紋を持つといわれる皇帝直属の精鋭集団「ビフレスト」が立ちはだかるのだった…。神紋を持つ者の戦い、その宿業は北欧神の陰謀か、それとも終焉の予兆かー運命の男を中心に物語は静かに動き出す。