著者 : potg
ほうかごがかり2ほうかごがかり2
地獄のような光景が、『ほうかご』に広がるー。瀬戸イルマには、勇気がない。臆病がゆえに『ほうかごがかり』になってから、一度も自分の担当している『無名不思議』がいる部屋に足を踏み入れていないイルマ。「お願い、『ムラサキカガミ』の絵を描いてください!」そう彼女から代理で『記録』を頼まれた二森啓が返した答えは、あまりにも思いがけないものだった。それが、完全に自分の命にかかわることとわかっているはずなのにー。『ほうかご』を受け入れて協力し合う者たち、臆病で弱くて卑怯な者、自己犠牲的な者。極限状況下に置かれた子供たちが見せる強さと弱さ。鬼才が放つ、恐怖と絶望が支配する“真夜中のメルヘン”第2巻。
ほうかごがかり(1)ほうかごがかり(1)
『ほうかごがかり 二森啓』小学六年生の二森啓はある日、教室の黒板に突如として自分の名前が謎の係名と共に書き込まれているのを目撃する。その日の深夜十二時、自室。学校のチャイムが爆発的に鳴り響き、開いた襖の向こうには暗闇に囲まれた異次元の学校ー『ほうかご』が広がっていた。学校中の教室に棲む、『無名不思議』と呼ばれる名前のない異常存在。ほうかごに呼び出された六人の少年少女は、それぞれが担当する化け物を観察しその正体を記録するために集められたのだった。絵が得意な啓は屋上に潜む怪異『まっかっかさん』を捉えるべく筆を手にするが…。鬼才・甲田学人が放つ、恐怖と絶望が支配する“真夜中のメルヘン”。
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