著者 : refeia
なぜか本来知るはずのない天使の知識を記憶し、過去の経験から言葉を信じられないでいる柴田晴友。機関によって黒い歪な翼を植え付けられ、自らを七番目の代替天使だと名乗るナナ。心を開こうとしないナナに形だけの言葉を放つばかりだった晴友だが、交流を重ねるうち、お互いの心に歩み寄っていく。しかしそこで、ナナを生み出した機関の陰謀が動き出す。想感応、代替天使、蝶紋班、空を継ぐものー天使をめぐる人々の想いが交錯する中、二人が切り開く未来とは。エンジェリック・シンフォニー、感動の完結編。
魔導士官として覚醒したミヅキの欠員を埋められないまま、紫神小隊は本格的な実戦部隊「七二四一小隊」として始動した。士官教育を終えた理宇は、いよいよ「杖」として実地で訓練をすることになる。不安を隠しきれない小隊メンバーのために、結成記念パーティーという名の宴会(アルコールなし)が開かれることになるが、誤って飲酒をしてしまった虎紅が大変なことにー!?そんなパニットの最中、新型の3人乗り数式戦車「轟雷」と共に小隊の新メンバー・矢真科ユリネ二等兵が現れて…!?新兵器&新隊員登場でますますパワーアップの軍隊青春ラブコメ、波乱の第5弾。
万能薬ーあらゆる病気を治す夢の薬剤が開発されようとしていた。それを待ち望む少女が二人。初鹿野千夏は異様に頑丈な身体を持ちながらその血液は黒かった。半井詩奈は“眠り病”から端を発する合併症で入院生活を余儀なくされていた。詩奈の兄の成幹は、とある交通事故がきっかけで千夏と出会う。二人は次第に近づいていくが、万能薬を巡る思惑に翻弄されることになる。黒い血、万能薬、そして天使の遺伝子ーすべてのピースがはまるとき、二人に訪れるドラマとは!?感動のエンジェリック・シンフォニー。
眠り病が静かに広がる街で、月雄は夜ごと夢の中で一人の少女を見る。彼女はいつも簡素な寝台に腰かけ、じっとこちらを見つめてきた。しかし、そんな夢に異変が起こると同時に、月雄は現実でその少女と出会う。 少女の名はツェツェ。目覚めるはずのない眠り病から覚醒した彼女に懐かれた月雄は、自らも無垢なツェツェに惹かれていく。眠り、夢、天使、遺伝子、様々なものが絡み合う中、二人を待ちうける運命とは ── 。 「 ── 本当にわたし、目覚めても良かったのかな」 感動のエンジェリック・シンフォニー、開幕。
海戦で起きた事態は、理宇たちーとりわけミヅキの立場を微妙なものへと変えていた。そんな中、虎紅のちょっとした「仕掛け」により、一同は陸軍へと戻ることになった。しかし現在は夏期休暇中、誰もいない兵舎で待機任務となる。つまりは3人だけで過ごす、ということで…。お互いに牽制しつつも積極的になる虎紅とミヅキだが、そこに謎の少女が現れる。虎紅そっくりで、しかしあきらかにいろいろな部分のボリュームが違う少女は、なんと虎紅の妹ー!?神野オキナが贈る軍隊青春ラブコメ、理宇たち3人の関係性も変化し、世界の謎も徐々に明らかになっていく第4弾。
海軍へと派遣された柴神虎紅と田神理宇の二人。初めての体験にとまどう二人だが“海軍さん”たちはお構いなしに色々と尋ねてくる。だけどその内容は、なんだかとっても甘酸っぱくてー。そんな中、理宇たちが乗り込んだ艦に在日米軍最高司令官がやってくることに。その司令官の名前はアーネスト・華社・スティンレー。到着の日、理宇と虎紅の目の前にあらわれたのは…ミヅキ!?なんと、ミヅキは米軍最高司令官の娘だった!驚きの理宇たちをよそに、ミヅキはなぜだか得意げで…。神野オキナが贈る軍隊青春ラブコメ、今度は海で水着満載!?の第3弾。
魔導士官・柴神虎紅が率いる小隊に配属された田神理宇や華社ミヅキたち。なし崩し的に突入した最初の実戦をクリアしたものの、日常に戻れば普通の学生兵士ー通称「学兵」として、相も変わらず厳しい訓練の日々を送っていた。そんな中上司と部下として親密度を増していく(ように見える)虎紅と理宇。その様子を見て焦りだしたミヅキは、理宇に対してアプローチをしていくが、さらに虎紅が対抗して理宇に接してくる。しかし、辛くも楽しい毎日を過ごす理宇たちを取り巻く環境は淡い想いを育てる余裕もなく動き出してー。新感覚アクションストーリー第2弾。