著者 : sasasa
初恋の相手テリルが抱えていた記憶から自身の過去と向き合い、 彼女と本当の意味で想いを通わせることができたイラリオン。 国宝級と謳われる彼の結婚式は実に素晴らしかったと言われる一方、 当の本人は緊張のあまり、誓いのキスの記憶がないことに絶望していた。 「誓いのキスひとつ満足にできない男に、次の機会などあるわけがない…」 そんなある日、親友ヴィクトルが恋をした他国の公女ユムナの兄が突如テリルに求婚! その理由はイラリオンが溺愛する新妻の瞳にあり──。 「過去」を乗り越え「今」を生き、「未来」へ向かう令息と令嬢の 運命を越えたラブスペクタクルファンタジー第2巻。
「俺のそばで、その命が尽きるまで書き続けろ」 エリスには秘密がある。それは正体を隠してロマンス小説を書いていること。 けれど、いい加減結婚しなくてはと執筆活動は止まっていた。 ある夜会で連れ去られたエリスを待っていたのは暴君と名高い皇帝。 殺されるのかもと覚悟を決めるエリスだが……求められたのはサイン!? 皇帝はエリスの小説の大ファンだった!? そのまま始まる軟禁執筆生活。冷酷でも顔がいい皇帝にエリスの筆も乗って……。 「陛下は私(の創作)にとって、なくてはならない特別な人ですわ」 血塗れ皇帝×鈍感地味令嬢、ロマンス小説から恋は始まるのか──?
「今も昔も、過去も未来も、愛する人はただ一人だけ」 容姿、性格、家柄、能力、実力の全てを兼ね備えた イラリオン・スヴァロフは国民の憧れの存在。 そんなイラリオンを娘婿にと国王は王女との縁談を推し進めようとする。 しかし王女に恋人がいることを知っていたイラリオンは、 縁談が白紙になるよう速やかに自分の結婚相手を探すことに。 妙に具体的な好みから浮かび上がったのは、 彼が恋焦がれ追い続けていた令嬢テリル・クルジェットだった。 しかしテリルは誰にも言えない秘密を抱えていて──。 一途に恋する国宝級令息×秘密を抱えた令嬢の 運命を越えたラブスペクタクルファンタジー。