ジャンル : 少女
転校生のゆりは、茶色い髪に濃い化粧。いかにも“問題児”って外見で、笑顔すらみせないやつだった。でも、オレは知ってるんだ。ホントは、純粋で、誰よりも優しい子だって。ただ、傷つきやすい心を、必死で隠しているだけなんだ。だからオレ、何があってもゆりを守る。オレが生まれて初めて、“ときめき”を感じた女の子だもんな。だけど…。
太陽の輝くハワイに、日本ユースチームのメンバーは到着した。彼らが参加する環太平洋ユース大会は、目前まで来ている-。試合に向けてはりきるメンバーのなかで、ただ一人、昴だけは表情がさえない。監督が、練習中も昴ばかり叱りとばし、けっしてレギュラーチームに入れようとしないからだ。不調でもないのに…。理由がわからず自信をなくしていく昴に、明るい笑顔はもどるの。
「国がほしいか。ならば、一国をお前にやる」これが、雁州国延王・尚隆と、延麒・六太とが交わした誓約だった。民らが、かつての暴君によって廃墟となった雁国の再興を願い続けるなか、漸く新王が玉座に就いたのだ。それから二十年をかけて、黒い土は緑の大地にと、生まれかわりつつある。しかし、ともに幸福を探し求めたふたりのこどもの邂逅が、やがて、この国の王と麒麟と民との運命を、怒涛の渦に巻きこんでいく。
「半身に分かれた運命の人がいるはず」と、葉月は、手に同じ赤い星をもつ人を求め、南の小島へと旅にでるのだが…。次々と明かされる、自らの過去の因縁。島の聖樹と、星をもつ守り人が呼びおこす大暴風雨の恐怖。葉月にとって、運命の人とは。ふとした偶然で始めた春休みの本屋さんでのアルバイトから、次々と運命の渦にまきこまれる少女と、彼女を守ろうとする少年の、愛の異色ファンタジー。
時をも自由自在に操る時空界の聖戦士、『時渡り』の異名を持つ少年、葵悠司-。黒い写本の最終章を取り戻すため、学校へ向かった悠司を待っていたのは、何者かの、恐ろしいまでの敵意だった。相手を救いたい一心で、呼びかける悠司。が、その前に突如、鎌を持った髑髏-死に神が現れる。永遠に不滅の魂を持つ悠司だが、全身を無残に打ち砕かれて…。華麗なる聖戦士の超自然ファンタジー最終幕。
えっ。子鹿に化けた悪者に、アリスがさらわれたって。おまじないの国に連れ去られたアリスを救うため、タカシたち四人は派遣されたんだけど…。おまじないの国では、大切なおまじないの一つ一つが効かなくなってて、大混乱中。どうやら、脳壊王一派がこの国を支配しようと暗躍しているらしいんだ。アリスの命が危ない。タカシたちの救出は間にあうんだろうか!?がんばれ-。
あたし工藤由香。高3の受験生。ある日の放課後、あたしたちは見知らぬ人物から、突然、探偵の仕事を依頼されたの。が、仕事の内容を聞かされて、二度びっくり。どんなことが起こったのか、事件そのものがまったくわからない事件を、解決してほしいというの。あたしたちは、謎の人物の指示どおり、手がかりが隠されているらしいバス・ツアーに出かけることになったんだ…。
あたし、村上奈緒。彼の江口悠くんは、高校の先輩。“卒業の別れ”をのりこえたふたりだから、あたしたちの恋にかぎって、危機なんてくるはずないよね。この幸せな気持ちは、ずっとずっと続くよね…。ところが最近、会えない日々が不安なの。週末はデートってきめていたのに、ほかのひとと約束するなんて。あたしのこと、好きじゃなくなったの。それとも…浮気。彼女になっても、恋は不安がいっぱい…。
あたしはフェーデなんかに、もう参加しないんだから。そんな必要なんてないんだ。…そう思ってたんだけど、《女帝》によれば、もし《魔法使い》が《月》とのフェーデに負けてしまったら、なんと、あたしもいっしょに封印されてしまうんだって…。?だったら、協力するしかないじゃない。今回のフェーデは、《月》による“改装”を防ぐということ。そして、その“改変”を防ぐということ。そして、その“改変”の犠牲者は…あたしもよく知ってる人…。
高1の、あたしのまわりの人々、ご紹介。TOMOMI。女みたいだけど、これは、うちのパパの名前。漢字で智巳って書くんだ。SEIKOちゃんは、あたしの妹の同級生で小6。松本聖子っていう妙にハデな氏名なの。RIKAは、ママ。理性を加える“理加”なんだけど、わりとおっちょこちょいなんだ。IKU。郁ちゃん。最近オトナびてきて、やたら姉をバカにする、ナマイキ盛りの、妹。FUMI。小川芙美。これは、あたしで…。
緋奈子率いる謎の新興宗教〈火炎の真理教〉関西支部ビル-。通称・魔天楼に潜入していた麗子が、消息を絶った。智と京介は麗子を救出するために、京都へ向かう。そこで2人は、麗子の犬神を連れた少女・赤川久美子と出会った。久美子が麗子から預かった口紅の意味は。はたして麗子は、無事生きているのか…。都会に巣食う怨念に挑む、心霊戦士たちのサイキック・ファンタジー第4幕。
徹は、黒縁めがねにきっちり三つ編み姿の、秀才・小泉にぞっこん惚れていた。けれども夢の中なら、おそろしく大胆に迫れるのに、いまだ「好き」とさえ告げられぬまま。そんなふたりの前に転校生が現れた。佐藤千鶴-。それは、ふたりが共有した夢の中に出てきた同級生。そのちづを救うため、竜と戦った。そして、彼女は徹が好きだったはず…。あれが予知夢なら、ふたりはどうなるの?夢と現を彷徨う、不思議な冒険譚、完結編。
ジリオラは、船乗り“海の鼠”の忘れ形見ディオラの母として、平穏な日々を送っていた。しかし、オカレスク皇家から、ジリオラの迎えがやってきた。伯母のロディラ女帝の病状が悪化したためである。もしも、伯母が崩御するようなことになれば、88代皇帝に即位するのは、ジリオラしかいない。だが、それは、傭兵としての旅を共にしてきたエフェラとの別れであり、愛娘の運命をも変えてしまうこと。いま、ジリオラに決断のときが来た。
ふたりの出会いは天正9年。能登の七尾城主・前田利家の娘、10歳のお摩阿は誤って池に落ちてしまう。助けてくれたのは、佐久間十蔵という13歳の少年。彼は、北ノ庄城主・柴田勝家の家臣だった。翌年には仮祝言をあげたふたりだったが、織田信長の死を契機に、前田家と柴田家は敵どうしになってしまい…。戦国の世を、恋のために戦い抜いた少女・摩阿姫の物語。
住吉一那は、17歳。職業・漫画家。デートの日、どごごーんっ、という雷鳴とともに、マンションに飛び込んできたのは、昔話に出てくるような小鬼だった。数を増す小鬼に一那が呆然としていると、バルコニーを乗り越えて、神秘的な美少年が現れた。彼す火王と名乗り、不思議な力で小鬼たちを退治していく。火王は、冥府の閻魔大王の息子で、ある目的のために現世にやってきたというが…。
放課後の校門で、あたし松下楓を待ちぶせしていたジャイアン。「話がある」と言われてビクビクしていたら、さゆりさんとの仲をとりもってほしい、と頼まれてしまったんだ。冗談はやめてくれよなー。さゆりさんとジャイアンのカップルなんて想像できないよ。ところが、しぶしぶ切りだしたあたしの話にさゆりさんはあっさりとOKしたんだ-。
ホシオと出会って、3年の月日。宇宙船にのって地球にやってきたホシオだけど、見た目は、ふつうの日本人。あたしのイトコってことになってる、あたしの落ちた灯林学院大1年生。あたし、百武千晶。19歳、予備校生。灯林に入れなかったら、クリスマスも、ヴァレンタインも、きっとあたしの誕生日も、この地球から消滅させてやるわ…。お願い、ホシオといつも一緒にさせて。