ジャンル : 少女
「そろそろ俺たち、結婚式のこと考えてもいいんじゃないかな?」美登里、25歳。夢にまでみた良夫からのプロポーズだったが、素直に喜べない。そんな美登里のためらいを、女友達は信じられないらしい。「だって彼は優しいじゃない。」優しければいいの?美登里は一年前までつき合っていた北村のことを思い出す。彼は優しすぎるほど優しかった。けれど…。男の本当の優しさを考える恋愛問題作。
水輝を手中にした潮次は、彼の能力を繰り、湖東村の湖を氾濫させようとしていた。潮次の野望を阻止しようとする望は、あらゆる手段をもちいて妨害を図るが、強大な力を持つ潮次に、なすすべもなく叩き伏せられてしまうのだった。一方、竜の導きで意識を取り戻したまゆらは、水輝を救出しようと、哲哉とともに水輝が幽閉されている天竜ヶ渕神社へと向かうが。大人気「竜の血族」完結編。
あたし、水名子、高校2年生。初めてのオトコだった恋人に浮気されて、大ショック。ヤケ酒飲んだのが学校にバレて自宅謹慎…。そんなブルーな気分の時、すてきなご夫婦と知りあったの。ウェイトレスの美土里さんと売れない歌手の由木夫さん。奥様には悪いけど、あたし由木夫さんが好きになって…。イケナイ恋から、セックス・妊娠・出産までを描く、異色青春ストーリー。
私、山田葉月。1メートル54センチなの。だけど、彼の方は1メートル80センチもあって「葉月には成長期がなかったもんなぁ」なんて、私の頭をなでるのよ。彼、桂木啓友。サッカー選手で、エリート校の倉野高校へ進み、私は一条高校。別れ別れの高校生活になって、私にはバスケの藤井先輩が迫ってきたり、彼には白鳥由香里が想いを寄せたりだけど、でも私、やっぱり啓友が一番だなあ。
はるかな空と大地が繋がって、気まぐれな幻が姿を現すところ-ヴィシュバ・ノール大平原。この大平原に住むマルーシュは、白銀の髪、緑の瞳をもつ少女。地平線の彼方のお隣さん・ガディルは、いつもやさしくマルーシュを見守っている、黒髪碧眼の紳士だ。ある時、マゼンタとピーコックがマルーシュを訪ねてきた。『白銀の織り姫』と異名をとるマルーシュの力を借りたいというのだけど。
季節はずれの転校生カオリは、無口で清純、しかもアイドル並みにカワイイ超お嬢サマ。私、小沢夏美も、副級長ってことで、彼女の面倒みているうちに、親しくなっちゃったし、クラスの男子が、大ハシャギするのも、ムリないかって感じ。でも、カオリにはもうひとつの顔があった。地獄の日々がはじまろうとしていた…。
高校3年の夏、女生徒がマンションの屋上から落ちて死んだ。受験の悩みか、イジメの問題か。だが、担任教師の亜木子は、彼女が妊娠しており、死の直前に男から呼出の電話を受けていた事実を知る。受験で歪んだ学校では、いったい何が起きているのか。男性教師の不審な行動に疑いを抱く亜木子。彼女は、恋人で大手予備校の人気講師田辺の助けをかり、女生徒の死の真実に迫ろうとするが…。教師の経験を持ち、受験生の母を体験した著者が、入試をめぐる驚愕の現実を背景に描く力作推理。
街の有力者の娘、一色舞子殺害に端を発した“時の杜”の連続殺人。事件の容疑者で検死マニアの病院長が射殺され、男まさりの女性刑事草薙までもが犠性となるに至って、里見捜査官は窮地に。一方、「時の杜タイムス」の情報係には、街の美少女の1人、早川紫音から“私は犯人を見た”というFAXが届いた。…記憶の回復につれ、謎めいた言葉を口にする紫音の母、霧子。密かに森の岩屋を訪れる祖母の歌子。時の杜の美女たちが動き始めるにつれ、ツイン・ピークス的世界の謎が次々と明らかに。
警視庁捜査1課の村岡刑事は、久々の休暇で神戸の旧友を訪ねた。初恋の人・野本由加との再会に甘い期待を抱く村岡だが、北野異人館近くで起きた殺人事件の容疑者を目撃、更に翌日、旧友の妹の恋人だった男の殺害現場の第一発見者となり、警察の厳しい追及を受ける破目に陥った。偶然か、罠か。村岡の容疑を晴らすべく異人館、三宮、ポートアイランドとその足跡を辿る八木沢警部補の胸に由加への疑惑が深まってゆく…。長編旅情推理。
「し、忍のチチが癌〜!」-“父”と“チチ”を誤解して、大ショックの高志。なくなってしまう前に、せめて最後のお別れを、と下心アリアリで忍に迫ります。そのとき、無情のポケベルが鳴り、哀れ高志は「花嫁殺し」の現場へと急行することに。捜査に乗り出しつつも、“チチ”が頭から離れない高志は、忍のもとへしのんでいくものの…。ふたりは首尾よく犯人をあげ、Bまで進めるでしょうか。
あたしの彼はエースで4番。彼の夢は、甲子園で大活躍して、プロ野球選手になること。それはあたしの夢でもあるの。世界でいちばん愛してる…。それなのに。ある日突然電話がこなくなったの。やっと彼女になれたのに、どうして?あんなに抱きしめてくれたのに…。あれは、みんな嘘だったの?野球をやめちゃうって、本当なの?信じたくない。このまますべてが終わるなんて。いったい、あなたに何がおこったっていうの?
あたし、奥山つかさ。高校1年。彼氏どころか、好きな人さえいないあたしは、たいくつな、たいくつな夏休みを過ごしていたんだ。そんなあたしが、親友の文香のバイト先で見かけた藤井クンっていう男の子に、なんと、ひとめぼれしちゃったの。藤井クンを紹介してもらったあたしは、思いきって告白して、OKの返事をもらったんだけど…。あたし、藤井クンが、中学時代の元彼女と一緒にいるところ、見ちゃったの…。
すべては、あたしの橙林学院大学受験の失敗から始まったの。あたしと一緒に受験したホシオは、補欠だけど合格してた。エイリアンのくせに。あたしの名前は、百武千晶。18歳の乙女。ホシオと同じ大学に行くために。あたし、決めたの。浪人。1年間の、孤独な地下生活。暇なし、娯楽なし。たしかに、辛そうな気がする。いや、辛くないわけがない…。
あたし、南千絵。高1。とっても素敵な高校生活の予感。だって健がアメリカから帰ってきたんだもの。大好きな健が…。それに、同じ高校に通えるなんて、夢みたい。ところが、アメリカでの生活は、健を変えていたの。彼のやさしさの表現は大胆で、あたしは戸惑ってしまう…。クラスの男のコからは冷やかされるし、女のコも陰口を言っているらしい…。こんなはずじゃなかったのに-。
男のコを好きになる気持ち、みんなわかるよね。声を聞くだけでドキドキしたり、姿を見るだけで、うれしくなったり。そんな大切な想いが、どうして踏みにじられてしまうんだろ?ただ私が“DE・BU”ってだけで…。新しい学校、新しい友だち。誰も知らない人たちのなかで、中学時代の私とはさよならした、はずだったのに。思い出したくもない、あのイヤなあだ名で呼ばれた日から、悪夢がよみがえってしまった-。
あれは本当にあったことだったのだろうか。1枚の写真を手に、三枝双葉は記憶をたどる。兄の笑顔を愛していたあたし。兄によく似た荻野君。彼からもらったバイロンの詩集。そして起こった信じられない出来事。すべてはあたしが兄を思う気持ちのせい?兄への思いの強さが、死んでしまった荻野君の魂を呼んだのだろうか。遠い昔が、双葉の中にゆっくりと蘇える…。兄妹の絆の強さが生んだサイコ・サスペンス。
秋野美海子、22歳。友達は次々にウエディングベルを鳴らす年頃というのに、今の私は結婚どころか、まだ恋すらしていない。5年前の悪夢のような恋の終わりは、私を、ブラックホールに閉じこめたまま…。そんな私の毎日に、突然飛び込んできた年下の雄太。そして、故郷でのお見合い話。失った恋にピリオドを打つこと、恋をすること、そして結婚。-揺れ動く微妙な想いを優しく抱きしめる意欲作。
京都。洛北の古社、鳴沢神社に伝わる奇祭「鬼やらい」。取材にやってきたフォト・ジャーナリスト東条慎二は、神に奉納する舞を司る、泉家の美しい双子の少年、朱鷺生と奈留水に出会う。彼らの祖母、志津乃。神社の宮司、美坤秋彦。そこには、妖しい人間関係が渦巻いていた。人ならぬものの気配、魑魅魍魎の囁き。そして祭りの夜、東条が目にしたものは…。表題作『花幻抄』ほか、一枚の絵に封じられた禁断の恋を描いた『天女妖変』を収録。