バフ持ち転生貴族の辺境領地開発記
幼い頃『神童』と呼ばれた中堅貴族の三男であるフィン・ライサンダーは、五歳の時に負った怪我がもとでその才を失い、加えて貴族には必ず備わる特殊能力『祝福』も発現せず、十八歳までずっと“無能”の烙印を押されていた。
両親の事故死を期に、フィンは辺境領地の運営を任されるが、そこでまたも彼は大怪我を負うーーだが、それがフィンの奇跡の始まりとなる。
彼は、己がかつて日本で生きた転生者であることを思い出す。その上、彼には“他者の祝福を最高レベルまでアップさせる”という、反則級の祝福まで発現するのだった!
かくして覚醒したフィンは、今まで自分を見捨てずにいてくれた従姉妹たちへ恩を返すため、己の治める辺境領地をどこにも負けない大都会に改革していくことを決意する。
バフ持ち領主が繰り広げる領地改革ファンタジー、ここに開幕!!
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バフ持ち転生貴族の辺境領地開発記 2バフ持ち転生貴族の辺境領地開発記 2
貴族だけが持つ特殊能力である『祝福』の効果を底上げするという、驚異的な力を発現させたフィンは、様々な人材の祝福を駆使して辺境領地の村を開発していた。 余所にはない一級品の作物やフルーツなどの名産品をはじめ、廃坑見学ができる観光名所、プールや魚の掴み取りなどが体験できるレジャースポット、そしてついに開発された蒸気機関車など、フィンの祝福とアイディアで村は急速に発展していく。 しかも一国の王女様まで移住してくるなど、村の評判は一気にうなぎのぼり。 領地経営は順風満帆ーーのはずだったが、その発展を快く思わない大物貴族の陰謀により、フィンたちは一転して窮地に立たされてしまう。 果たして、彼らは再び村を立ち直らせることができるのか!? バフ持ち領主の領地改革ファンタジー、待望の第二巻!! 2020/10/24 発売