仮想領域のエリュシオン 002 ハイドランジア・ガーデン
「弱い人間が踏み潰されるのは当然のことじゃないの?」イオラの騒動を無事に治めた大河たちは、切燈学園、全部活動合同の新歓祭に参加したり構造体“アリエス”で賞金稼ぎをしたりと平穏な日常を取り戻していた。そんななか“アリエス”内で偶然出会った少女、紫緒は冬姫の過去の姓である“鴉羽”と名乗る。久々の再会となった冬姫と紫緒だったが、そこに喜びはなく、二人の間を不穏な空気が流れていた。それを察知した大河は紫緒と、そして冬姫は涙と、別々に行動をすることになったが…。破天荒なチート兄妹が繰り広げるハイブリッドバトルファンタジー、過去と向き合い、並び立つための第2巻。