ひきこもり作家と同居します。
研究一筋の羽月あかりは母の急逝でお金に困っていた。そんな時、祖母の遺産があることを知る。これで大学院を辞めずに済むと喜んだのも束の間、遺産とは見知らぬ作家の冬臣がひきこもる家だった。ひきこもり冬臣は一歩も外に出ようとしない。あかりは家を売って生活費にしたい。せめて自分が住んで家賃を浮かせたい。困り果てたあかりだったが、お互いの共通点と冬臣の意外な一面に気付き…つい口走った「一緒に住むのはどうでしょう!?」利害の一致から始まる、不器用でバカマジメな二人の優しい共同生活ストーリー。