華仙公主夜話 その麗人、後宮の闇を討つ(1)
初代皇帝が仙人の力を借りて建国したという伝説を持つ基照国。絶世の美女ともてはやされる酒楼の女主・祥明花のもとにある日、若き宰相の李伯慶が訪ねてくる。実は明花の正体は、先帝の落とし胤と噂の華仙公主。伯慶は滅亡寸前の国と幼い次期皇帝・紫旗を守るため、明花に協力するよう取引を持ちかけてきたのだ。国はどうでもいいが可愛い紫旗は助けたい。その一心で、きな臭い伯慶の誘いに乗ることを決めた明花だったが…?腕力系公主と腹黒宰相の凸凹コンビ、果たして傾国回避なるか!?