わたしの幸せな結婚 九
旧都にある久堂家の本家・宮小路家に挨拶へ行くことになった美世と清霞。由緒ある神社の宮司である当主の狐門は清霞の幼なじみでもあり、二人を歓迎する。
新婚旅行を兼ねて楽しいだけの旅にしたかった清霞の思いとは裏腹に、初日から美世は金髪碧眼の端麗な男性に声をかけられる。
ユージンと名乗る彼は執拗に美世を誘い再会をほのめかす。さらに薄刃の力に目を付けた宮小路家の男達に美世は狙われて……。
ここからは、稀なるおしどり夫婦の物語。いざ、歴史と曰くと怪異に満ちた旧都へーー。
序章
一章 予感
二章 旧都と、新しい出会い
三章 宮小路の茶会
四章 宮小路の夢
五章 宮小路、最大の罪
六章 繋がる夢
七章 追いかけてくる過去
終章
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