偽りのドラグーンV
偽りの王子であることが暴かれたジャン。だが、彼は自分こそがヴィクトルであると主張する ── 偽物は自分が討つと宣言をして。それはジャン・アバディーンの名を捨てるということであり、二度と本当の自分に戻れなくなることを意味していた。 そして、すべての決着をつけるべく、ジャンは驚くべき秘策を編み出す。その姿は神童と呼ばれたヴィクトルそのもので。物語はついにクライマックスへ!!
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レガリオン帝国の急襲。そしてアバディーン王国は地上から消滅した。最愛の兄を失い、復讐に燃える亡国の王子ジャン。だが、相手は超大国…。ジャンの想いは空回りするばかり。そのとき運命は彼に転機をもたらす。「あなたを騎士学院に入学させます」美しき少女は無表情を崩さずそう言った。竜と契約し空を駆り、強大な力を振るう竜騎士。一握りのエリートにだけ許された竜騎士養成学院へ、ジャンを入学させるという。だが、それは亡き兄になりすますという偽装入学だったー。眠りし己の力を知らず、竜騎士に力を求めた少年の物語、開幕。陰謀渦巻く学院を舞台に繰り広げられる学園ファンタジー。 2009/08/10 発売
騎士学院に予期せぬ訪問者がやってくる。海洋連合に名を連ねるウルス公国の公女サラ。しかも自分はジャンの許婚だと言う。奔放な彼女の言動に腹を据えかねたのかティアナが爆発。ジャンは婿にやらんとムキになる始末。ついにはジャンを賭けた二人の勝負に発展し!? 一方、対レガリオン帝国戦線に消極的な公国を抱き込みたい騎士学院は同盟を申し込む。だが公国に同様の提案をする帝国と利害が対立。結果、大公の酔狂により同盟相手は勝負で決めることに。その勝負とは各国の竜騎士達が腕を競い合う競技「プラネッタ」だった。ジャンは再び仮面の男と相まみえることになり!? 2010/04/10 発売