Missing9 座敷童の物語〈上〉
「ようこそ、みんな。“ここ”では久しぶりだねえ」
“魔女”十叶詠子が聖創学院に帰ってきた。異様な雰囲気を醸す“使徒”を引き連れて。
その帰還にあわせるように、『異界』の存在が欠けたものを補ってくれるという〈儀式〉が学院で流行り始める。
真相の掴めぬ〈儀式〉、敵対する“魔女団”の出現により、混乱を極める状況の中、空目恭一ら文芸部の面々の間に微妙な亀裂が入り始めるーー。
鬼才、甲田学人が放つ伝奇ホラーの超傑作、第9弾。新装版限定書き下ろし掌編付き。
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「『座敷童』には、凶事の先触れとして現れるものがある」 “どうじさま”の儀式後、木村圭子は毎晩現れる“死肉”の気配に悩まされていた。 彼女に這い寄る怪異の解決ができぬまま、文芸部に生じた亀裂は徐々に拡大していく。 交錯する思惑、異様な怪異、そして動き出す魔女団。 混沌とした学院で “どうじさま” の正体が暴かれるとき、すれ違う文芸部の面々に最大の悲劇が訪れる。 鬼才、甲田学人が放つ伝奇ホラーの超傑作、第10弾。新装版限定書き下ろし掌編付き。 2022/03/25 発売
喪失感を抱えたその先で、文芸部が辿り着くのはーー。 「これを聞いちゃ駄目よ。聞いたらーーー帰って来られなくなるわ」 “どうじさま”はゆっくりと確実に聖創学院を蝕みつづけるーー。 その状況に抗するべきかつての文芸部の面々はすでに分裂してしまっている。 さらに復活した魔術師と魔女宗も動き始め、事態は悪化の一途をたどる。 そんな中、文芸部のメンバーたちが真相を探るべく動き出して……。 鬼才、甲田学人が放つ伝奇ホラーの超傑作。シリーズの核心に迫る第11弾! 新装版限定書き下ろし掌編付き。 間章(四) 子供達の呼び声 九章 少女の帰還 十章 座敷童 十一章 チャイム 十二章 夜会 終章 片割れへの呼び声のあと 2022/07/23 発売