ほうかごがかり4 あかね小学校
知らなかった。わたしたちが、神様の餌だなんて。
助けてください。わたしたちの学校の『かかり』は、いま大変なことになっています……とても理解できないことが起こっています。どうすればいいのか分かりません。
あかね小学校の『ほうかごがかり』から、『かかりのしおり』を作った者に届いた一通のメール。学校中の教室に棲む『無名不思議』と呼ばれる名前のない異常存在を観察し、その正体を記録するために集められた少年少女たちは、一人また一人、その命を『ほうかご』の暗闇に消していく。
三本足の人形、メリーさん……。これは化け物たちに捕食される運命に抗う五十嵐華菜と仲間たちの、生き残りを懸けた戦いの記録。
鬼才・甲田学人が放つ、恐怖と絶望が支配する“真夜中のメルヘン”第2部、開幕。
★宝島社刊「このライトノベルがすごい! 2025」総合新作部門七位(文庫部門12位)
一話
二話
三話
関連ラノベ
二人は、『ほうかご』で死んだはずなのにーー。 『ほうかご』から週が明けた月曜日、死んだはずの二人の仲間が何事もなかったように生き返り、学校に登校していた。驚愕する五十嵐華菜たちの前で、混乱状態に陥る当事者の二人。「なあ……お前、本物か?」「帰ってきてくれて、マジで嬉しい」恐怖と動揺、そして喜びがない交ぜになった『かかり』たちは、次の『ほうかご』の夜を迎える。 だが彼らを待ち受けていたのは、あまりにも衝撃的な異常事態だった。華菜は理解不能な状況を打破するため、『かかりのしおり』を作った元『かかり』に接触を図るがーー。これは化け物たちに捕食される運 命に抗う少年少女たちの、生き残りを懸けた戦いの記録。鬼才・甲田学人が放つ、恐怖と絶望が支配する“真夜中のメルヘン”第2部、第2弾。 年間ランキング唯一無二のホラー ★「このライトノベルがすごい! 2025」《総合新作部門》7位(文庫部門12位)(宝島社刊) ★「次にくるライトノベル大賞2024」《文庫部門》9位 四話 赤いマフラーの女 五話 動く人体模型 六話 動く骨格標本 2025/07/10 発売
『×××××をしんじるな』 自分がしごとをしなかったせいで、仲間が『赤いクレヨン』の教室に食べられてしまい「わたしのせいだ」と深く落ちこむ華菜。一方、犠牲になった『かかり』が家族にすら忘れ去られたうえ、存在しなかった ことにされる仕打ちに憤る海深。それに抗うため、彼女は宣言するーーー「戦う。私。ちゃんと。もっと真面目に『記録』する……!」と。 そんな矢先、華菜は教室であるものを発見し激しく動揺する。そこに記されたメッセージが意味する、戦慄の『ほうかご』の真実とは……。 これは化け物たちに捕食される運命に抗う五十嵐華菜と仲間たちの、生き残りを懸けた戦いの記録。鬼才・甲田学人が放つ、恐怖と絶望が支配する“真夜中のメルヘン”第2部、閉幕。 七話 血の教室 八話 ガイコツ少女 九話 帰れない砂漠 終章 2025/12/10 発売予定