棺の魔王(コフィン・ディファイラー) 3
決戦の時が来た。スノーバ帝国最大の切り札である『神』を暴走させ、神喚び師の支配から解き放った魔王は、この機に持てる全戦力を投入する。『神』の庇護を失ったスノーバ人達に襲いかかる魔物の群、巨大なラヤケルスの兵器。時を同じくしてコフィン王国王女ルキナもまた、王国の残存兵力を率いて王都の奪還・防衛に動く。魔の者の王と人の王、コフィンの死せる者と生ける者を統べる二人の王者が、ともに侵略国スノーバに最後の刃をつきつけていた。そこでユーク将軍が下した決断とは!?そして、魔王ダストは!?
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コフィン王国の完全制圧を目前にしたユーク将軍らの前に、最悪の強敵ー『コフィンの魔王』が出現した。魔王は神喚び師マリエラの統べる『無言の兵団』や『神』の正体を暴き、古代魔術でもってそれらの洗脳・強奪をはかる。ユーク将軍は己の命綱である兵士達をまどわせ、強制的に手下に加えていく魔王の戦法に戦慄する。覆面で顔を隠した魔王がスノーバの都を駆けるたび、ユーク将軍の無敵の兵団がけずり取られ、かつての主人の命を狙う魔王の尖兵と化すのだった。 2016/09/30 発売
魔王ダストの最後の魔術が発動した。光と共に最後の攻撃を敢行するコフィン軍、セパルカ軍、あまたの亡者達生者達に、魔王ラヤケルスの遺物。世界を燃やした暴虐の神が、勇者ヒルノアが遺した最悪の巨竜が、やがてその姿を崩され、地に倒れかけた時ー。マリエラの体内から、一抹の災いの種、呪いが、音もなく芽吹いた。魔の力の反動、魔術に手を染めた者に必ず訪れる『報い』が、終局に近づいた戦場に新たな禍々しい色を添える。一変する戦況、敵と味方が入れ替わり、世界により絶対的な脅威が君臨する。持てる戦力を限界まで振りしぼってきた人類の前に立ちはだかる、最後の敵とは一体…。 2017/11/30 発売